忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2009年05月15日(金)

とある形状のイスが必要で探している。
しかも急いでいる。
ネットで探したらたくさん出て来るものの、実際の店舗で売っているところが見つからない。しかも都合が悪いことにそのイスは実際のところなんという名前なのかがいまひとつわからないために、検索がしづらい。やっとあった!と思っても大阪だったり徳島だったりである。
まあ私も私で、すぐ要る!あした要る!って時までぽかーんと放っておかずに、ほんの5日ぐらい余裕を持ってさがしていれば、ネットでいくらでも買えたのである。けども、
『そんなのホームセンターとかにいっぱい売ってるよねえ?』と思ってたんである。
が、探してみるとない。時間があればあっちへ行き、こっちへ行きできるけど、こんだけモノがないことがわかると、実際にあるところを狙って行かなければならない。

そのイスとは『背もたれがなくて、キャスターがついていて、高さ調節ができて最高50cmぐらいまであがるもの。欲をいえば、座面が座り心地がよいある程度柔らかいものがよい。』というものである。なんていうイスかよくわからないので、『キャスター スツール』とか『キャスター イス』とかぼやっとした感じで検索をかけてみると、いろいろ出て来るけども、どれも呼び名がちがう。『キャスター付き作業イス』とか『ワーキングスツール』とか『美容椅子』とか『キャスターOAチェア』とか。
やはりそれぞれの業界で、その『キャスターのついた背もたれのない高さ調節ができる椅子』は大変便利らしく、美容器具、医療器具、オフィス家具、バーカウンターや厨房器具、工業用作業器機、などの業界にそういうような椅子がある。値段もピンキリ。そして呼び名もバラバラ。
ちなみに私の用途はキーボード用の椅子である。
しかし、どれもネットでは買えるのに、それを店舗で売っているところが見つからないのだ。それで、とにかく、そのネットで出て来た椅子の中でいいなあと思ったもののメーカーに取り扱っているお店を聞いてみた。そして片っ端から電話をしてみたのだが、結果はどこも店舗に在庫はなく、取り寄せになるとのことだった。
それにしても、大型の家電店やホームセンターは、店舗がたくさんあるのに、型番までわかってる品物でも在庫状況などは一括で把握されていないのですね。千歩譲って、別に一括でわかんなくてもいい。でもそういうジャンルの商品を扱ってる同じ店の別店舗ぐらいちょっと調べて教えてくれてもいいのにねえ?
型番聞く前に『イス』と聞いただけで『は?それはないですね。』と言ったくせに型番聞いて、『ああ、登録ありました。でも在庫はないですね。』(あるんじゃん!でもないんかい!)とか
『あーさすがに展示品はムリですね。』(『さすがに』って.......。)とか
『さあ、ちょっと他の店舗のことはわかりかねます。』(サイトにだって大まかなジャンルは書いてあるんですけど)とか
『ウチにあるというのはどこで聞かれたんですか?』(メーカーだよ!)とか
って、たまたまかもしれないけど、電話した大型店の9割がダメダメ回答連発で、心の中でツッコミまくり、疲れて脱力。しかもあちこちたらい回しにされてそのたびに『背もたれがなくてキャスターがついてて高さ調節....』ってキーーーー!
ああ......。
そう、私がいけないの。私がいけないのよ。ギリギリまでほっといたから。
今、現物限りで一点だけある、って店を見つけた。無事買えるか。

買えたかどうかは横浜のライヴでご確認いただけます。ぜひいらしてくださいね!(なんという勧誘....)

[link:1111] 2009年05月17日(日) 00:45


2009年05月17日(日)

明日は横浜。
晴れた日曜日だったらいいけど、雨が降ったら雨ふりの日曜日もまあいいかな。
どんな町かな。どんな人に会えるかな。
どんなライヴになるだろう。
お客さん、来てくれるといいんだけど。
よろしくおねがいします。

mixiに試聴室さんが、黄金町駅から『試聴室その2』までの道をYou Tubeにアップしてくださっています。お運びくださるかたはご覧ください。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=42377889&comment_count=2&comm_id=276331

[link:1112] 2009年05月18日(月) 18:47


2009年05月18日(月)試聴室その2ライヴ

黄金町は試聴室その2でのライヴ、楽しく終了いたしました。
ぐずぐずとしたお天気の日曜日、横浜から、そして東京から、あちこちから駆けつけてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
呼んでくださった試聴室その2の永山さん、一緒に演奏してくださった河瀬さんや修どん、ケチャップのお二人、飛び入りなのにバッチリすてきな演奏をしてくれたけっちゃん、みなさんに心から感謝しています。

いろいろ至らないところもあり、反省しつつ、この3ピースでのリベンジの機会も狙いつつ、あれこれ思い返しています。
ケチャップの演奏とか、お客さんの顔とか、バナナミルクの味とか。
またやりたいです。
黄金町の町ももっと探索してみたかった。
横浜はなんだかフシギな町ですね。大阪にもちょっと似てるような気がします。

ともあれ、みなさま、どうもありがとうございました!

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アンコールはやっぱり大人数。けっちゃんも飛び入りで参加してくれました。

[link:1113] 2009年05月18日(月) 19:21


2009年05月21日(木)

久しぶりの神楽坂。Sさんオススメのドイツパンのお店でパンを買い込む。
その後アンチヘブリンガンでごはん会。
仕事の都合で急に遠いところへ数ヶ月間行ってしまうTさんを囲んで、ほうろうのMさんたちも誘って楽しいひとときでした。
お店は平日にもかかわらずたいそうなにぎわいで、お店に居た各グループの誰か彼かがみな誰かと何かしらお知り合いだったのも面白い。
それにしても、今日会えたみなさんは忙しい人ばかりで、そんなに頻繁に会えるわけではないのに、久しぶりに会って、ちっぽけな日々の暮らしのことを話したりすると、必ずまた新たに重なってる(つながってる?)モノがある。気になってたこととか、ずっと前行ってた美容院とか。美容院なんてものすごい数あるし、その中でも私なんて特にものすごく美容室難民だったし、以前行ってたとことかでもそうそう何カ所もカブることないでしょう?
しかもそれがいちいち大げさなことじゃなくて、どうでもいいようなささいなことだったりするのでなおさら面白い。
それが少しずつ広がっているのもまたうれしい。
あまりおいしくて、あっという間にぱくぱく食べてしまい、おいしい写真を撮るのをすっかり忘れてしまいましたが、お料理はどれもものすごいおいしい。レンズ豆とスパルタ小麦みたいな名前の小麦(なに小麦だっけ?)のマリネみたいなの(すべてボンヤリ)とか、にんじんのマリネとかすっごくおいしい。

[link:1114] 2009年05月21日(木) 01:59


2009年05月23日(土)おたのしみ会その一

今年もPちゃんとの、年に一度の『おたのしみ会』がやってきました。尾道の床屋でヘアカット(Pちゃんが)、奥多摩バードウォッチング、伊東のハトヤでチャッピーのマジックショー、熱海&バナナワニ園、など、これまでも数々の珍道中を重ねてきました。
そして今年、白羽の矢が立ったのは茨城県の真壁町。.....知らないところです。とりあえずものすごくマイナーそうな町なので行ってみることに。
真壁町はいわゆる『ひなびた町』とか『古い町並みが残ってるところ』というような場所であるけれども、他のそういう地域のように『それを売りにしている』気配がまったくない。言ってしまえば『やる気ゼロ』な町です(こんなところが私は好き)。ネットで情報を得ようと検索しても、ほぼ何も出てこない。『国の登録有形文化財に指定されている建物が狭い町内に100以上も現存している』にもかかわらず、である。
それでも一応、2月から3月にかけては『町じゅうのお店や古い民家(?)がお雛様を飾る』という町おこし的なイベント『真壁の雛祭り』というのがあるらしく、その時だけつくばかどこだかの駅からバスが出ていることがわかったのだけども、5月の現在はその特別便もなくなり、ならば普通のバスでも...と町のHPを見ると『真壁に行くバスは無くなりました。』と。
で、どうすればいいのか役場にメールを出しても音沙汰なし。しびれをきらして電話すると『岩瀬駅からタクシーが一番近いかねえ.....4000円近くかかるけど。』とのことで、こんなにやる気ゼロの町って一体どんなとこよ?と、すっかりうれしくなってしまいました。
Pちゃんとは赤羽駅(!)で合流。湘南新宿ラインで小山駅、そこで水戸線に乗り換えて岩瀬。そこからタクシー、と、行きましたとも。しかしながら、たいしたもので、最近は関東圏の無人駅はsuicaで通れちゃう。だから旅行なのにsuicaで行けちゃって交通費がなんだか得したような気分(別にそんなことは全然ないんだけど)でした。
果たして、たどりついた真壁町は、タクシーの運転手さんが『へえ、なんでまた今の時期に?』と率直な疑問を口にされたとおり、ちょうどお昼すぎぐらいにも拘らず、町は閑散としており、人っこひとりいない。ほぼすべてのお店はシャッター全閉じまたは6割閉じ(やってるかやってないかわからない)。
4割ぐらいシャッターが開いてるウインドーを無理矢理のぞくと、怖いマネキン人形が母の世代でも着てなかったようなスタイルの婦人スーツを着て虚ろに立っている。袖口にぶらさがる値札には定価5万8千円。えぇぇっ!
こういう町のこういうお店はだいたいそうなんだけど、そこに『デッドストック』という言葉はない。そもそも『在庫』って観念がたぶんない。
『ヴィンテージ』とか『アンティーク』とかも無視。『レトロ』なんていつのことを言うの?...そう、店で売っているものは『すべて現行品』。よって『定価』。
そしてショーウィンドーには『手は加えない』が、『いらないモノを仮置き』する。したがって、もらったマスコットとかカレンダーとか紙袋とか......。こんなところがたまりません。
で、町には至るところにふるーいふるーい蔵やお屋敷があるんですが、そのどこもが『普通にそこに住んでいらっしゃる』。なので、登録有形文化財だろうがなんだろうが『洗濯物干しまくり』だったり、『物置みたいに』使ってたりでまったくおかまいなし!むしろ『登録有形文化財』という立て札が違和感。そして唯一の郷土博物館らしきものさえ、すでに取り壊されちゃって工事中。真壁町、その執着のなさ、スゴイ。ある意味、ものすごい現代っ子っぽい。
でも、その超〜〜〜〜自然体っていうか、そっけない感じが私は好き。

で、とりあえずお腹に何か入れようと歩いても食堂一軒、喫茶店一軒見つからない。ようやく一軒だけ、『焼きそばと甘味』のお店を見つけ飛び込む。そして、『焼きそば玉子入り』を注文。出て来た焼きそばはそこの名物らしく、食べたことも見たこともない感じのもので、まっすぐの四角い麵の焼きそばの頂上に刻んだハムが大量に乗り、そこに白ゴマがたっぷりかかり、その上に目玉焼きがかぶさっているというものでした。目玉焼きを割ると下からゴマとハムが出現してびっくりした。でもすごく素朴でおいしかった(→おいしいものと加藤千晶もどうぞ)。
で、ありがたいことにそのお店で荷物をあずかってくれ(椅子の上に置かせてもらった)、その後およそ3時間の間休憩ナシ(お店がないから)で歩き続けることになる.....。


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[link:1115] 2009年05月31日(日) 02:28

2003年6月16日までの日記


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