忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2008年06月02日(月)

昨日から加藤千晶食堂につながらなくなっていました。メールをくださったりご予約などくださって、メールが戻ってしまった方、ごめんなさい。
でももう大丈夫になりました。
加藤千晶食堂の管理をしてもらっているところのサーバがテキサス(!)にあるらしいのですが、そこのセンター内で火災が発生して、復旧に時間がかかっていたようです。
時同じくして、偶然にもオールマンブラザーズバンドのサイトにもずっと繋がらなくて、ウチが直ったと同時にそこにも繋がるようになったみたいですが、サーバが同じところだったのか?


[link:990] 2008年06月05日(木) 03:20


2008年06月05日(木)

めったやたらとチラシおよびご案内ハガキの絵と格闘する日。
いつもチラシとかハガキとかの絵を描く時、ほとんど毎回、描きたいものが心に決まっているわけではない。それでなんとなく描いていってザザーっと完成していくのだけど、今回はどうやっても構図にしまりがなく、まとまりもなく、どうしても気に入らない。大体において、絵を描くことは苦手なのでそんなに描けないのだけど、それでも、どうしても気に入らないので何回も描き直してしまった。
最終的にはなんとか描いたんだけど、そんなにうまくいかなかった(泣)。うう。

[link:991] 2008年06月07日(土) 08:34


2008年06月06日(金)

久しぶりに晴れました。
6月6日に雨ザーザーじゃなかった。
昨日は降る降ると言われてたのに、外は曇ってたので油断して、自転車で傘も持たずに出かけたら、帰りにぬれねずみ。当然長靴も履いてないし、自転車なので、バンバン強く雨がたたきつけ、笑っちゃうぐらいずぶ濡れになりました。よくドラマで『フン、そ〜んなに急にこんな大雨降ってこんじゃろ、こ〜んなずぶ濡れて。』とツッコんでしまうような状態に。
よくおかあさん方が片手で傘をさしてスイスイ自転車乗ってますが、みんな上手だなあ。私は片手運転はできるけど、傘さしてってのは無理。大阪のおばちゃんのように傘を自転車のハンドルにとりつけるか。
しかし、あんなにずぶ濡れになったのは久しぶりです。なんか途中から面白くなっちゃって、笑いながら自転車を猛スピードで飛ばすコワイ人になっていたと思います。

[link:992] 2008年06月14日(土) 00:38


2008年06月14日(土)熱海に行ったその1

ずいぶん間があいてしまいました。
先週の土日はPちゃんと熱海にいました。
今や恒例になった、年に一度の研修旅行(?)です。去年は伊豆のラスベガス『ハトヤ』、その前は奥多摩バードウォッチングブルーズ、その前は尾道でした。
去年伊東のハトヤに行った折、帰りに乗り換えのために降りた熱海のただならぬ観光地ムードに魅了され、今年は伊豆再び、と熱海に降り立った私たち。
梅雨に入り、東京の週末は8週連続で雨を記録していた中、見事なお天気に恵まれました。まずは腹ごしらえ、とPちゃんが調べ上げてきてくれた名店『わんたんや』へ向かうも行列。『並ぶ』という言葉など辞書にはない私たちはあっさり矛先を変え、お向かいの『レストランスコット』へ。ここも文豪川端康成が通った洋食の老舗で普段は行列のお店らしいのですが、偶然すんなり入ることができました。そこでおいしいドミグラスソースのチキンソテーをいただきました。Pちゃんはポークソテー。どれもすごく丁寧に作ってある上質なお料理で、お昼からごちそう。おいしかった。
それからロープウェイでぶらさがりながら山頂へ行き、『熱海秘宝館)』へ行っちゃう。熱海秘宝館と聞いてなんとなく、昔行った蒲郡ファンタジー館がエッチになった感じか?(あ、ファンタジー館の公式に行けない....)と想像していましたが、想像以上の脱力感と爆笑の波。洋服を着たマネキンの前に立つと照明が切り替わっておっぱいがスケスケになったり、塀の穴をのぞくとマネキンの女湯から『キャー!エッチ!』という声と共に水がアクリル板越しに命中してビックリしたり。『あなたの理想の男性像は?』という占いで、バンダナをまいたサイケなボーイが出たが、あまりの面白さに写真を取り忘れ、その後何度もやるが、タモリやキダタローやジュリーのような人ばかり出て来て結局バンダナボーイはもう出てこなかった。平和だ.....。『ファンタジー館』+東山動物園の遊園地にある『魔法の舘(あ!今見たら魔法の舘はもう無くなってる!『ふしぎたんけんの舘』にリニューアルされている!ショック!)』+『まいっちんぐマチコ先生(知らない人は別に知らなくてもよい)』みたいな。ほんとうに脱力の舘でした。

で、そこを後にして再び駅前に戻りフと『ATAMIX』という駅前ビルディングに入る。と、そこはまさにパラダイスでした。ヴィンテージとは決して呼べない、『ナウ』なまま年月を経てなおショーウィンドウに入れられっぱなしの数々の土産ものやお洋服や謎の品物がフロアいっぱいに広がっています。Pucciの柄に見ようと思えば思えなくもない妙な柄のブラウスやスカーフがどっさり(しかも高い!)その他謎のお土産品や一度見たら忘れられない手作りのお人形とか。デッドストック万歳。一気に盛り上がりました。が、閉店時間が迫っており、宿にもチェックインしなければならず、とりあえずそこをザーッと見て、また明日来ようと誓い旅館へ向かいました。

つづく

993.jpg 480×640 (original size)

『あなたの理想の男性像は?』

[link:993] 2008年06月15日(日) 22:43


2008年06月15日(日)熱海へ行ったその2

旅館は『連月荘』という、昭和の初期に建てられたらしいこじんまりとしたお宿。古いけどお家は丁寧に丁寧にきれいにされていて、お庭もすごく大事に手入れされていて、でもいわゆる高級旅館の庭園みたいな風じゃない大らかな感じで、すごく落ち着く。いろんな種類のあじさいとかバラが咲いていて梅の木や琵琶の木もあって、縁側に座って足をぶらぶらさせながらぼんやりしたくなった。ほんとのおばあちゃん家みたい。虫はいっぱい寄ってきて夏はつらいかもしれないけど、いろんな季節に来たいなあ。
古い建物とお庭も魅力なんだけど、特筆すべきはごはんのおいしさ。旅館のたいそうなごはんというのは、そりゃあ豪華だけど、ひとつやふたつ見かけ倒しっぽい、一口食べて後はもったいないけど残しちゃう、というお料理もあったりするんだけど、そういう見かけ倒しっていうのが一つもなかった。ひとつひとつが女将さんの手で丁寧に作ってあって、どれも美味しくて、全部平らげてしまいました。特に美味しかったのは米ナスのしぎ焼き。お造り。鮎の塩焼きも。
とにかく、Pちゃんとゆっくりおしゃべりするのもたいそう久しぶりだったので、しゃべる、食べる、しゃべる、しゃべる、食べる、食べる、しゃべる、食べる、食べる、食べる、しゃべる、みたいな具合にどんどんどんどんしゃべって食べた。
そして、お風呂に入ってコトンと寝た。
翌朝も、普段はまだ寝ている時間に起きる。お布団の中で、数種類の鳥が鳴くのを聴いていた。『チュピチュピチュチュチュ』というのや、『チュピピピピピピピ』というのやいろいろいて、奥多摩まで行ったバーダーの力量が問われるところだったが、何ひとつ何の鳥がわからなかった。
鳥をあっさりあきらめ朝ごはんをもりもり。『よくある旅館の朝食』というよりは『お家のいつもより豪華な朝ごはん』のようなこれまた丁寧な朝ごはん。生卵や納豆という型どおりなのじゃなくて、ハムエッグとスナップエンドウのソテー。それに鯵の干物に白いごはんとお味噌汁。おいしい。チェックアウトの時間が近づいて、女将さんとおしゃべりしていたら、お庭の梅の木にたくさん成った青梅をどっさりくださいました。ウレシイ。しかし重イ。しかしウレシイ。女将さんどうもありがとう。お世話になりました。

宿を出て、まず重い荷物を駅にあずけて再び散策。昨日行った熱海駅前のビルディング『ATAMIX』へ。前日からすごく気になっていた『なぎさ500円』という毛糸でできた謎のお人形がどうしてもほしかったのだけど、売り場のショーケースには鍵がかかっており、店員さんがいなくて買えなかった。後から買うことができるように連絡先をカメラに収める。必要以上に舌の出ている犬のマスコットも一応買っておく。
それ以外には特にぐっとくる土産ものは見つからず、パン屋さんの揚げたてドーナツ95円をかじりながら駅前をぶらぶら。珍品ストックバイヤーとしては昨年の伊東で入ったあのお店(店名わからず)にかなうお店は熱海では見つからなかった。伊東は他にもそんなようなお店がたぶん探せばあると思うので、来年は熱海に泊まって伊東をもう一度まわることにしようか、と話し合う。
けども、熱海という観光地は、もらってもいらなそうなお土産をたくさん売っているところも含めて堂々たる観光地のオーラを放っていた。でも、そのオーラごとひなびているところとか、駅前をちょっと離れれば、町の様子は昔からひっそりしていたように静かにあって、その色褪せ具合はぐっとくる。あと2日ぐらいいられたらもっと奥のほうまで散歩できたのになあと名残を惜しみながら帰路についた。


[link:994] 2008年06月17日(火) 00:28

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?

k-diary script by Office K.

※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。