忘れ物はないね?日記2002.9.1〜10.22

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10月22日(火
●リハにはいったら、本番までもう一気にジェットコースターなので、ステージ上の事以外で思い当たる準備をしなければいけない。でも頭がまわらないーーー。
10月21日(月
●ちょっととりこみ中。いろいろな人が教えてくれた『のどに効く療法』をためしてみる。
大根を蜂蜜につける、というやつはすっごいマズいらしい、とのことで、話しだけきいているそれほどマズそうに思えなかったが、実際にずっと使い道がなくて封を切っていなかったアカシアの蜜に大根をサイコロ状にしたのを入れてみると、「蜂蜜だけならおいしそうなのになんでまた大根を...」という気分になってしまった。しかしそれから数時間後、おそるおそる舐めてみると、意外とおいしかった。確かに蜂蜜に大根の味がしみ出した感じ。けど、全然平気。ほかにもいろんな方法を教えてくださって、みなさんどうもありがとう。おかげでほぼよくなりました。
●カコナールはよく効くので、風邪をひくとよく飲みますが、あれこそまずい。私はあれを飲んだ後は、絶対に『オエーーーッ。まっずーーーー』と言ってしまう。いつでもどこでも100%言ってしまう。だから、あれを飲む時にはあらかじめチョコレートとかお菓子とかなんでもいいからすぐに口に入れられるように準備して飲む。何も言わずにぐいっとあれを飲めるようになったらたいしたものだ、と自分で思っている。
10月20日(日
●さてと、のどはまだ痛いが、だる〜〜〜い感じはなんとなくなくなったので、ひきつづき作業。今日はのどの痛みをとる薬も買って、万全の体勢を整えつつひとり練習など。
ふらっと出たついでに買ったインスタントくじ5枚(1000円)でまず600円回収。その600円に400円を足してもう一回5枚買ったら、今度は1100円当たる。これは....、あの5万円があたった時と同じパターンである。またキテるのか?しかし、あの時は2回目に10枚買ったのだ。そこで5万円が来た。
どうなんだ?次、この1100円を換金したら900円を足して10枚買うべきか?
言っときますが、私はそんなにしょっちゅうインスタントくじを買ってるわけではありません。
私より母のほうがそういうのは多いかもしれない。うちの母は昔からくじ運が結構強くて、わりかし日常的にくじを当てていて、私が4歳でピアノを買ってもらう前に練習で弾いていたオルガンは母がくじで当てた。その他にも今でいう『ごきげんよう』とかで当たり目が出るとくれる『ライオン製品詰め合わせセット』みたいなやつも当てたり、スーパーで現金がその場で当たる、というくじも次から次へと当てて、合計5千円ぐらい儲かって、恥ずかしがって帰ってきた。私は今までで一番大きな当たりものは『サイパン旅行』、道での拾いものは『現金30万円』である。その次に先日の5万円。こう考えるとたまーーーーーに中途半端な大物が当たるようだ。うーん?どうだ?
●そんなギャンブル(??)に時間を費やさず、しっかりやりましょう。
10月19日(土
●さてと、ライヴまであと一週間か〜〜、などと言いつつ、まだ曲を作ってたり作ってなかったり、まだ譜面も書いてたり、そんな毎日。不覚にも風邪をひいてしまったようで、のどが痛いのだ。気をつけてるつもりでも、疲れるとお腹に来たりのどに来たりいろいろ不具合が出てくるようで、いかん。初期症状で治さないと大変なことになるのでカコナールと栄養ドリンクを飲んで、ビタミンCも飲んで、キムチ鍋を食べて、熱いお風呂に入って早く寝た。
10月18日(金
●水曜日の日記を自分で読み返してみて、これはちょっと私が『ぬいぐるみ好きの孤独な人』だと思われては困るな、と思い、もうすこし補足を書くことにした。
私は確かにかわいいものが好きだ。でも、この『かわいい』にはかなりキビシイ選定基準があって、そもそもそのキビシイ条件をクリアするものは少ない。要するに、私が好きだ、と思うかわいらしさにはかなり偏りがある。誤解を恐れず言うと、基本的にはキャラクターものはそんなに好きではない。媚びてるようないわゆる「かわいい」と言われているものにはあまりピンと来ないことが多い。世間で大人気で私も無条件でかわいいと思う共通のものはブルーナぐらいか?まあ細かく言えば他にもあるけど、そんな感じだ。よくミッフィーが好きな人でキティーちゃんも好き、という人もいるが、私はキティーちゃんには全然なにも感じない。キティーちゃんを作っている人、または好きな人にはとても申し訳ないけど、これは好き嫌いだから仕方がない。キティーちゃんばかりでなくて、ほとんどのキャラクター商品には何も感じない。なので、こういうものが好きな人はだいたいこれは好きそうじゃない?...というのも、ぜんぜん同じ枠じゃないのにそう言われてすごい不本意だったりすることもある。ミッフィーとキティーが同じ枠、というのはぜんぜんわからない。ミッフィー、ムスティー(これはインチキミッフィーという噂もあるが違う。)こぐまちゃん、にゃんまげ、ピーポくん、郵便局のリス(たまにかわいくないのもいる)が同じ枠というのは正しい。かさねがさねキティーには悪いけど、これは好き嫌いだからしかたがない。
まず一も二もなく媚びてる感じのものは嫌い。でも媚び過ぎて変なものになってたりすると逆におかしくて、好きな時もある。飾りがあるのも嫌い。ロゴなども嫌い。でもロゴだけでどきどきするぐらい好き、という時もある。設定が細かすぎるのも嫌い。でも何の必要もないのに細かく細かく凝って作ってあったりすると好き。パッと見て想像がふくらまない浅い感じのするのは嫌い。でもあまりに浅過ぎてインチキっぽいと好きになったりする。理屈っぽいのも嫌い。パクリも嫌い。でもあまりにもバカバカしいパクリは好き。などとだらだら書いて、自分の好きな傾向を整理してみたけど、何の整理もできなかった。が、これは音楽でも、絵でも、なんにでもいえる。こういうキビシイ選定条件にもとづいて、一瞬の間に好きか嫌いかを選別する脳ってすごいなあ、と思った。で、結局私はただの好みが偏った、かわいいものの好きな人、ってことで。好みが偏ったって言ったって、好き嫌いなんてみんなそんなもんか。何か話しがズレて変な結論だ....。
10月17日(木
●ちょっと疲れが出て、昏睡状態。起きて、送られてきた譜面の校正など。今度『おんなじとこちがうとこ』を簡単なピアノ伴奏で歌える用にアレンジしたやつが保母さん向けの雑誌(なんていう名前だったかな)に掲載されます。これを見ればピアノ伴奏で歌えます。シャープ5個だけど。
10月16日(水
●仕事で熊谷の学校へ。普段4時とか5時とかに寝てるのに学校へ行く日は5時起き。2週間に1度は時差ボケです。なので、学校で「先生顔色わるーい。」とか言われたり言われなかったり。ああ.....。しかし、先生、と呼ばれるのにはいつまで経っても慣れないなあ。
まあそれはさておき、今日はお昼休みにボケっと歩いてたら学校の隣のおもちゃ屋さんの店先に、わかやまけん氏の「こぐまちゃんシリーズ」で有名(?)な『こぐまちゃん』と『しろくまちゃん』のぬいぐるみが売られていた。知っている人は知ってると思うけど、知らない人はぜんぜん知らないでしょう。でも『こぐまちゃん』は私にとってはかこさとしのだるまちゃんやムスティーと並ぶぐらい、昔からとっても親しみの深いものなのです。でも今までこぐまちゃんのぬいぐるみなんて見たことなかったので、すごくびっくりしてワゴンに寄って行ったら、なんだか黒ずんだこぐまちゃんは、なんと¥350で売られていたのだ。全長ほぼ30cm大のLサイズのぬいぐるみが¥350ってどういうことよ?しかもその値段は¥600が更に安くなって¥350なのだ。おそらく¥600という値段もすでに安売り価格だ。そんなに売れないの.......?
『こぐまちゃん』とその友達の『しろくまちゃん』はそれぞれ2個ずつワゴンにいた。あまりのことに私は購入を決意。しかしいくらなんでも昼休みにでかいぬいぐるみをかかえて学校へ戻ってはまずいので、学校が終わってからおもちゃ屋へ直行して、ワゴンのこぐまちゃんを見ていると、奥からおばあさんが出て来て、『それ安いよ、それ。』と言うのだ。私はひょっとしてこのお店は『ぬいぐるみが特別安いお店』なのではないか、と思い、一応店内に入って他のぬいぐるみを見ると、こぐまちゃんよりひとまわり大きいミッフィーは¥7,800だった。普通だ。っていうか、ミッフィーはちゃんと売れ筋として認識されている。するとこぐまちゃんは.............。私はもういても立ってもいられなくなって、『しろくまちゃん』を買った。2個買った。安売りだったから買ったんじゃない。おばあさんが『それ安いよ、それ。』と言ったから買ったんじゃない。しろくまちゃんがほしかったんだ。と心の中で叫びながら買ったんだけど、2週間後、私が買わなかった『こぐまちゃん』がまだ売れ残っていたら、しかも更に値引きされて¥200とかになってたらどうしよう。また買っちゃうのか?私は。
10月15日(火
●お友達の父上が亡くなった知らせをうける。このお父上はなかなか楽しい破天荒なおじさんで、学生の頃にはみんなで遊びにいくと、天ぷらを揚げてくれたりした。ほかにも竹で魚を入れるびくを編んだり、お祭りの時には屋台にまじって勝手に天ぷら(得意)を揚げて売ったり、『お風呂場のタイルが盛り上がって来た、これはタケノコにちがいない。』と洗い場をたたき割ったり(結局タケノコではなかった)、と、笑える話の絶えない実に楽しいお父上だった。今でもそのお元気な姿しか思い出せなくて、そのお父上が亡くなってしまったと思うと、ほんとにほんとに悲しい。友達の悲しさも測り知れない。お別れに行かれないのがとても残念だ。遠くからご冥福をお祈りするばかりです。
10月14日(月
●体育の日が十月十日じゃないっていうのが、いつまでたっても慣れない。
近所の学校のグラウンドで運動会をやっていて、通りかかったら、運動会はもう終わっていたけどグラウンドの隅っこに机をたくさん並べて、先生たちが宴会をしていた。
●スーパーではなんかのフェアをやっていて、おむつのキャラクターのうさぎの着ぐるみがいた。最初ミッフィーがいると思ったが、口が×じゃなかった。でも着ぐるみにありがちな『媚びた感じ』がぜんぜんなくて、かなり何にも考えてなさそうなかわいさがあり、いわゆる私の好みの『にゃんまげ派』に分類できる着ぐるみだったので、好感を持った。そのうさぎと記念撮影をできる、と店内放送をしていたので、寄っていったら、どうも記念撮影できるのはおむつを買った人だけだったようだ。がっかり。
にもかかわらず、まわりの子供は写メールなんかでガンガン撮りまくっていて、悔しかった。しかし、さすがに写真撮影のために要りもしないおむつを買うのはどうかと思い、あきらめて帰宅。
10月13日(日
●大急ぎで作詞の修正。今日の夜に出さないといけないので、わしわしと考える。
夜はすうどんを食べた。
●ライヴももうすぐだね、リハが始まるまでにやらなければいけないことがいっぱい。ああ〜〜時間がないっっっ。しかしはかどらないっっっ。今日って連休?
10月12日(土
●いろいろな友人。いろいろな話し。いろいろな食べ物。いろいろな出来事。よい時間だった。
10月11日(金
●郵便局へ行ってから、いつも野菜を買っているお店に野菜を買いに行く。そこは農家と契約で減農薬や無農薬の野菜を置いていて、コープなんだけど全然会員じゃない一般の人も買える便利なお店で、私もスーパーで買う時ももちろんあるけど、野菜はできるだけそこで買うようにしているのだ。
で、郵便局へ行く途中そのお店の前を通りかかると、なんか店頭に人がうろうろしていて、よく見るとカメラとかを持った人なんかがいてどうやら取材かなんかをしているみたいだった。そういう中へ入っていくとなんかめんどくさそうなので、私は郵便局やらいろいろの他の用事を全部すませてから、もう終わってる頃だろうと思ってそこのお店へ行ってみると、さっきの撮影の人たちがまだいて、カメラをかついだままぶらぶらしていた。でも様子からすると、まさに今撮影中、というわけではなさそうだし、店内もおばさんたちが普通に買物しているし、撮影スタッフは「何か待ち」な雰囲気だったので、まあいいや、と思って買物していくことにした。
すると突然、後ろからインタビュアーみたいな人がマイクを持って出て来て、『ちょっとお買物中失礼します。あのリンゴはよく食べられますか?』といきなり聞いていたのだ。顔をあげるとそこにはバーーンとさっきのカメラがこっちをむいていて、私はあたかも高田純二に洗剤のコマーシャルで突撃インタビューされる主婦みたいになっていた。しかし私は昨日ちょっとセロファンの打ち上げなんかに出て、その後いろいろな話しが濃くなって朝まで難しい話をしてたもんだから、もう思いっきり『さっき起きましたーー(夕方4時)!』みたいな感じで髪はボサボサ、目はぼってりはれまくってる、という私史上かなり最悪な容姿だった。で、一瞬頭が空白になり、『..............。え?あ、りん...りんご....りんご?あ、まあ...。』とか何とかあいまいな返事をすると、そこから怒濤の質問攻撃がはじまってしまった。
要するに、先日青森のほうで違法の農薬を農家の何戸かが使用して、それが使われたりんごが大量処分される事件があったが、そういう事件は都会の消費者にはどううけとめられているのか?またそれについて、県が安全宣言を出すことになったが、それが出されれば消費者は安心するのか?というようなことをどんどんどんどん聞かれ、私はとにかく早く終わってほしかったので質問されるたびに、いちいち答えの最後を『なんとなく締めの雰囲気で』結んでいたのだけど、どんなに締めても敵は次から次に質問してくるのだ。
よっぽどモザイクをかけてください、と頼もうかと思ったが、そんなあやしいことを言い出す勇気もなく、ただ『たすけて〜〜』と思いながらりんごの質問に答え続けた。すごいいや。これ。全部カットになってくれー。
●インタビューが長時間に渡りごはんを作る時間がなくなったので(嘘)気を取り直して近所のインドカレー屋さんへ行った。ここは最近できた店なんだけど、オープン当日から、お客さんは知り合いのインド人が2〜3人しか来てない、という悲しい感じで、でもカレーセットが¥600というびっくり価格なので、どうかうまく行ってほしいものだと秘かに応援していたのだ。久しぶりに行ってみると、結構繁盛していて、メニューも3倍ぐらいに増えていて、最初行った時にはなかったサグマトンカレーやタンドリーチキンやインドのビールなんかも増えていた。そこでカウンターで一人で食べていた青年風の人がマスター(インド人)に『あの、ちょっと聞きたいことがあるんですけど、インドでは偉い人に会うにはとても長く待たされる、というのは本当ですか?』と質問していた。『???』『それと、インドでは偉い人に会うにはお金がいる、というのは本当ですか?』『?????』って、マスターも意味がよくわかんなかったようで、『インドも広いからね〜〜。私は東京ではこの近所のことしかわからない。インドでも私の家の近所のことしかわからない。』とすごく適当な答えをしていた。青年は全然納得してなかった様子で帰っていった。つまり、彼はインドの偉い人に会いたいのか?
10月10日(木
●セロファンのライヴを観に下北沢QUEへ。
始まる前にちょっとぶらぶらしていて見つけたちっちゃーいかわいーいお店で、『もうこれは買わずにはいられない、絶対。買います。』と思ってしまったニットがあって、3分あれば店内全体が見れてしまう小さいお店の中でそれを見つめたまま10分ぐらい時間が経ってしまった。ベージュ地に働いている蟻の絵が編み込んであるのだ。もうお店のおねえさんには『これ買います。』と言ってしまったんだけど、念のために試着してみるか、と試着したら、どうも肩のへんのラインがふがふがして似合わない!大ショック。気に入った服が似合わなかった時ほどつらい時はない(いや、あるけど)。しかし、試着とは実に役に立つ行為だ。大体の場合、着ちゃうともう買わずにはいられなくなる、ってパターンがほとんどなのが世の常なので、お店のおねえさんはしきりに試着とすすめるけども、その逆のパターンもあるのだ。とくに私のような物欲のかたまりの人は常に何か買っちゃうかも、という危険と背中合わせで生きているので、試着、または試食という行為をすると逆に冷静になり、買うべきか買わざるべきかがはっきりする。私はすごい洋服がすきだけど、ほとんど衝動買いはない。あんなにわあ〜〜〜っ!っとなっていたのに、いざそれを着た自分がイケてないとがっかりしちゃって、それがもうほしくなくなるのだ。う〜〜ん、試着ってすばらしいなあ。
●セロファンはいいバンドだなあ。どんどんよくなるなあ。すごく楽しいライヴでした。
10月9日(水
●今日も外へ一歩も出ていない。新しい曲ができて、アレンジおよび譜面書き。
なんでそんなに譜面を書くのに時間がかかってしまうかというと、ほとんどすべてのパートを書いているためである。曲によって、コード譜のみがあって、あとは大体『感じ』でおまかせ、すべてに決まりフレーズが必要でない曲と、全部書き譜状態(つまりクラシックの譜面のように全部のパートが♪で書いてある)でやりたい曲と、その中間の曲といろいろあるけど、全部書く場合はもちろんピアノパートも自分で一度ガーーッと作ったのをシーケンサーで鳴らしながら譜面に起こして、それを暗譜する、というやりかたである。これが吉と出るのか凶と出るのかわかんないけど、とりあえず全部書いてみている。ああ.....飛ぶように五線紙がなくなっていく。
●三谷幸喜の新番組がはじまった。完全に舞台だ。
10月8日(火
●ずっとずっと曲の骨組づくりと、その後譜面書きをやって、終わってしまった。
10月7日(月
●キターーーーッ!ついにきたよ、グリコのおまけ『ちゃぶ台と朝食』。ああ、この道のりのなんとながくつらかったことよ。一部ではもう普通の店じゃ売ってない、なんて噂もたつ始末でしたが、ちゃんと売ってた。しかし細かー。しかも微妙に解説の紙にのってるモデル写真とお碗やどびんの柄とかつけものの位置(つけもの、お茶碗、お箸だけは最初からちゃぶ台に固定されてる。)とか違うし。細かいのは、他にもステレオセットとかかなり細かくて、レコード盤も3枚バラバラについてるし、ちゃんとステレオにのせて針も動くし、すごいのだ。私はあっという間にレコード盤(直径約6mm)を一枚どっかへやっちゃった、と思ってたらある日水槽の中に沈んでるのを発見した。まあそんなこんなでおおかたほしいものは手元に来たので、それを記念して、期間限定カバーにしてみました。ヒマそうに思われると思うけど、血まなこで譜面を書いています(←自分で自分のお尻をたたいてみる)。おかげでペンだこポイントがまた真っ赤に...。
10月6日(日
●夕方、近日ラスベガスへ出発するUさんと長電話して、出かける直前まで作業して、青山さんのLIVEを観にクアトロへ。
渋谷は東急ハンズから神宮前方面側のむこうエリアからはいいんだけど、渋谷の駅からセンター街近隣はすっごく苦手だ。雰囲気、街の感じ、いる人の感じ、圧迫感、ぜんぶ苦手。なので、渋谷に用事があってもめったに渋谷では降りないが、さすがに今日はそこを歩かずには目的地へ行けないのでがっがっと大股で歩く。クアトロへ行く前にヤマハで五線紙を買って、魔がさして近道をしようとしてオンエアー裏手のホテル街で迷ってしまう。そこは前にもオンエアーに行こうとして、迷ってしまった魔のゾーンだった。細い一本道の向こうから白いスーツをだらしなく着たおっさんがこっちを凝視したままどんどんスピードをあげてやってくるので、こわくなってつい全力ダッシュしてしまった。
ああ、もうあそこは通るまい。
●LIVEはすごくよかった。ツアー最終日ということもあって、バンドに脂が乗ってガシガシ来た。素敵だ。
打ち上げも楽しく盛り上がり、帰宅。打ち上げをしたお店のデザートがココナッツミルクにタピオカが入ってるやつだったんだけど、そこにトマトの細かく切ったのが入っていて、微妙。前に来た時もそうで、その時は『入れるフルーツがなかったからトマト刻んで入れたんじゃない?』と言って笑っていたけど、ずいぶん経った今日もまたそうだったので、どうもそれが正式らしい。別にまずくはないんだけど、トマトの効果はよくわからない。
10月5日(土
●一日作業で終わった。やんなきゃいけないこと山盛り。
10月4日(金
●慶一さん、棚谷さん、小谷カズヤさんのバンドThree Blind Mosesを観にいく。
入る前に腹ごしらえに、ライブハウス近くの『玄』ていうラーメン屋さんに入った。すごくコクのあるニボシ系のスープで美味しかった。私は博多方面のラーメンが好きだけど、こういうのもいいなあ。三鷹の江ぐちのラーメンも好きだし。
●慶一さんはスマートになってお髭ものびていた。ちょっと昔の年代の感じでとても楽しかった。
●実はそこのあるスタッフの方とはまったくの同郷であることが判明。そんな場所で『ああ、あのケンタッキーのとこの交差点....』などという話が通じてすごく変な感じだ。しかもO氏は14〜15年前には名古屋の当時2大ライブハウスの一つであった『ハートランド』にいらっしゃったとのことで、その頃は、といえば、高校生だった私は『ローザルクセンブルグ』、後の『ボ・ガンボス』と今は亡きどんとのライヴに欠かさず行ってたのであった。なんかそれもちょっとうれしい感じだった。当時お互いぜったいどっかで目にしてるはず。
●打ち上げ後、スタッフやお友達を車で送って、帰宅。最近、私のまわりだけでうわさの『鮎の天ぷら最中』の看板を確認したかったが、深夜で見られなかった。和菓子なので、『鮎』はたぶん中に牛皮がはいってる和菓子の『若鮎』のことかも、とも思うが、それの天ぷらのもなかっていう状態は想像つかない。まさか本物の鮎の天ぷらが最中に入ってるってことはないよな...。いつか買ってみたい。そのかわりにオヤジのスナック『テンカトール』って店を発見。そんなとこで天下取らんでも..とさみしい気分になる。ハンサムラーメンっていうラーメン屋さんもあった。味に自信ないの?
10月3日(木
●マリンバの浅田実可さんから頼まれて、作っていたマリンバ2台のための曲。気に入ってもらえたようでとてもうれしい。修正に突入。
そして、新曲も。
●久しぶりにNRBQのテリーから電話。とても忙しかったようだ。11月の来日、楽しみだね。
●注文したフォークアーティストの本を受け取りに行く。が、これは画集ではなかったみたい。っていうか画集は出てないみたい。ジミー.リーの絵もR.A.ミラーの絵もテレビで紹介してたやつばっかだし、いささか残念ではある。いつか、アラバマやアトランタへ行って絶対に実物を見よう。
10月2日(水
●台風一過。暑い。熊谷の学校へ。今年の1年生は30人もいて、今日は簡単な『サンプリング』を教えたんだけど、教室全体に対してざっと説明しただけでは、当然だけど
みんなぜんぜん訳わかんないみたいで、同じことを小人数ごとに回りながら教えていたら、声が枯れた。ついつい大きな声になっていっている。アナログシンセで『ムニュ』とか『ピモ』とかいうかわいい音を私が作って、それをサンプリングする、という実習。どうもこれをやると、私自身が音を作るのをなかなか止められず、ずっとアナログシンセを触ってしまい、学生がぽかーんとしていることになる。ので、気がついたらまだ3分の1もまわらないまま2コマの授業が終わってしまった。
●ロシアへの出発目前の川口さんと電話。12時間後には機上の人らしい。お気をつけて〜〜〜。
10月1日(火
●戦後最大級との呼び声も高い台風21号が関東を直撃。なんていうから、ものすごいのかと思ったら、意外とそうでもなくて、あっという間に通過。
●雑用と曲の打ち合わせなど。
9月30日(月
●さんまさんま。秋はさんまだねえ。もう今秋3回目のさんま。
●この間安西水丸さんがアラバマのフォークアーティストを訪ねる、という番組をやってて、その中に出てきた2人のおじいさんのフォークアーティストR.A.ミラーとジミー.リー.サダスに衝撃を受ける。ミラーさんは8?歳、ジミー.リーは92歳ぐらい。ミラーさんは絵を描きはじめたのは75歳ぐらいだそうだ。フォークアートってのはそもそも専門的に絵の勉強をしたり、芸術を学んだりしたことのない農家の人や職人や、その他いろんな人たちがホントに描きたくて描いている絵のジャンルをいうそうで、それはもう、みんなのびのびとこ難しい芸術論などとは無縁のところで楽しそうに描いている。ジミー.リーなんかは普通にブルースマンだ。ダミ声でブルースを勝手に口ずさみながら板っきれにガンガン描いていく。どの人も線になんの迷いもない。すごい。芸術ってかの岡本太郎画伯がいってるように爆発でしょ。一番シンプルなところに絵を描く脳が直結している感じがすごくいい。すぐさま画集を注文。ここへ来てかこさとし先生とならぶぐらいの心の師匠に出会ってしまった感じ。しかし私の心の師匠はなんでみんな老人なのか?
9月29日(日
●と、いうことで、この何日かはほんとにまったくインドアな生活を送っている。
夜中に、入ったばっかのケーブルテレビでディスカバリーチャンネルとかを観たりもするんだけど、だいたい観たいものがなくなったような時間帯に『じゃあ、ディスカバリーチャンネルかな』って感じなので、いつ観ても野生の鳥や魚の交尾とか、高速道路の事故救出なのだ。あれは大体毎日同じ時刻におんなじ番組を再放送しているのね。あと、ちょっと昔のマンガをやってるチャンネルで『バードマン』とかいう『バットマン』のパクリみたいなのがあって、それの吹き替えがどうもやたらとべらんめえ口調なのがすごくおかしい。どんな悪者が出て来ても絶対一人は巻舌の江戸っ子みたいな吹き替えの人がいる。いくらコミカルな悪者でもそんなべらんめえ口調は変だろ、とか、『バードマン』はどっかへ移動するときとか、攻撃するときとか、「いざ出撃」って時とかすべて『ユーーーー!バーーーーーーーード!』って言うから、たった15分ぐらいなのに一体何回『ユーバード』を言うんだろう、とか、なんて思いながら結局観ちゃうんだけどね。
9月28日(土
●久しぶりに外に出たらもうキンモクセイ散っとるじゃないかー。
小学校の時キンモクセイの香りのボールペン持ってて、お気に入りだった。消しゴムもだけど、匂いモノ文具はやったなあ。ラムネ、コーラ、オレンジ、キンモクセイ、バナナ、メロン、カレーってのもあった。中でもキンモクセイは本当にキンモクセイで、一番ズバ抜けていたと思う。後に、化学の時間に『エステル』とかいう化合物を習った時、バナナとか、ああいう匂いはこの『エステル』から作るんですよ、みなさんはそれにだまされてるのです。といわれた。そういえば、バナナとかって、あの『ニセモノバナナ臭』がバナナの匂いってことになってるけど、本物はだいぶ違うものね。でも、匂い文具っていまだに売ってるの見ると匂っちゃって、つい買ってしまう。

9月27日(金
●思い出し思い出し書く、といってもなあ、ずっと家にいてMacの前に座ってたしなあ。
でも今日はマリンバの曲が完成。作詞も一段落。あとは直しだーーー。
ええっと、今日の夜ごはんは塩やきそば。ぶどう。ぶどうおいしいねえ。ぶどう。
9月26日(木
●おおお、日記を2〜3日書かないと、つい夏休みの日誌状態。思い出し思い出し書く。
といってもなあ、ずっと家にいて、Macの前に座ってたしなあ。
えっと、えっと、ごはんは何食べたんだっけ?あ、サンドイッチだっけ?
9月25日(水
●引きこもり。作詞の仕事に手をつける。マリンバ曲も。
考えるの楽しい。でも眠い。
●プルーンを食べる。栄養的にはドライにしたプルーンがいいらしいけど、私は生でかじるのが好き。
ぶどうもりんごもあって、秋、って感じ。スパゲッティーとかもりもり食べる。そしてぐーぐー寝る。だめじゃん。
9月24日(火
●引きこもり。ちょこちょことFAXでやりとりした後、曲作り。
マリンバ2台のための曲、というのを作っている。ちょっとしたつまづき。煮詰まって札幌に住むイラストレーターの早川司寿ちゃんと電話。しずちゃんも仕事でたまたま考え中でペンが止まっている時だったので、ぺちゃくちゃとしょーもなーーーーい話をする。『栗もう食べたわー(名古屋弁)。』『もうはいー?(名古屋弁)』『ほんでもそれがさー、半額で買ったんだけど、半分腐っとって食べれんかったんだわ。だで、明日生協へ言いにいくんだわー(名古屋弁)。言わな生協も自分とこがそんな悪いやつ売っとるって知らんといかんで。』『えー?ああ、そうだねえ。まさか半分も食べれんやつだとは知らんかもしれんねえ。でも知っとって売っとるんだったらよけいいかんわねー(名古屋弁)。』今私たちの間でのみブームの『やっとかめ探偵団』のせいで、もう名古屋弁をしゃべりたくてしょうがない。でも、『やっとかめ探偵団』では名古屋の中年以降の人たちの描写は抜群なんだけど、若い人の喋り方とかはちょっとちがうな、という感じ。若い登場人物がしゃべる名古屋弁はさすがにちょっと無理があり、20代の人まですごいオバサンに思えてしまうところがイマイチだ。ま、どうでもいいんだけどね。
9月23日(月
●最近なんで日記が滞り気味なのか、というと、曲を作っているからで、曲を作っている時の私、というのは表向きにはなーーんにもしていない、つまり、日常の最低の生活しか(いや時には最低の生活すら)していないような暮らしで、頭の中でずうっとものを考えてはいるけども端から見るとじつに何もしていない(ようにみえる)からである。しかもその必要最低限の日常に何が起こったか、ということさえ何も覚えていないからである。洗濯?してないね。掃除?してないね。どっか行った?いや、行ってないね。ごはん?ああ、ししゃも食べたね。お風呂?ああ、入ったね。シャンプー?あれ、したっけな?たぶんしたと思うね。あれ、もう牛乳ないね。雨?あ、降ってたんだ。ああ、そういえばキンモクセイがそろそろちょっと匂って来たね。と、こんな感じである。しかし不思議と空の感じや匂いはよく覚えているのである。ベッドにごてーーんと寝っころがって、ステテンステテンステテンステテン、という線路の音もよく聴いている。端で見てると、さぞぼおおおおおおおおおおっとしていることだろう。音もかけないし、テレビもほとんど見ない。見てても見てない。
しかしこれは曲の絵が見えてくるまでのこと。絵が見えてくるまでの何日かがあって、その後はひたすらそれを曲にする実際の作業である。その時は始終ぶつぶつ、ぶつぶつ、と何か言ったりうたったりしている。私の場合、曲を頭の中でつなげていく期間のほうが圧倒的に多い。なんとなく絵が見えると、それからはぶらぶら外に出かけたりして歌詞とメロディーを作っていく。実際にピアノなんかを弾いてみてそれから作る、というのはあまりない。ピアノとかを触るのは頭の中で9割がたできあがっているのを再現していく感じ。だから自分で作った曲がスラスラ弾けないことはよくある。
9月22日(日
●♯5個の譜面を書き上げた。が、♯5個ってのはキーはBなんだけど、それはひとつ上にあげてCのキーで書くべきだったのか?という一抹の不安がこみ上げてきた。なぜなら、実際にうたうキーはBだけど、それを弾く人たちは今どき、「キートランスポーズ」というハ長調(C)で弾いても実際にはロ長調(B)で音の出る設定ができるキーボードぐらい持ってるだろう?という推測がなされたからだ。Cのキーで書いておけば、弾く人がキーボードの設定をキーをひとつ下げて音の出るようにして弾けばバッチリBのキーで弾けてしまっているのであーる。そんな便利なら、わざわざ♯5個なんていうまどろっこしい譜面を見ながら弾かなくてもいいじゃん。ということは?これもう一度書き直し?担当の人が連休で連絡つかなくて、一人くよくよ悩む日曜日。
9月21日(土
●譜面を書きあげてしまわなければいけない。♯5個、ってのは果たしてOKなのか?せっせ、せっせ。
●お月見だったけど、今年はずっと曇ってて、月もぼんやりしていた。
●さきごろオープンしたはいいが、いつ行っても知り合いのインド人2〜3人しかいなかったインドカレーの店の様子が気になって行ってみた。テイクアウトはナンもついて¥500という安さなので買いに行ってみたわけ。すると、今日は大繁盛だった。よかったよかった。とおせっかいに安心しながらカレーをテイクアウト。待ってると、近くのテーブルで高校生の兄弟とその両親、という4人家族が食べていて、弟の文化祭の話をしていた。今さらながらなんちゃってベッカムみたいなソフトモヒカンにした弟のほうが「ミュージカル仕立てで...」「野口くんのクラスのアラジンは.....」などとしきりに言っており、ちょっとほほえましかった。

9月20日(金
●昼間作業して、夜はいまごろ栗コーダーはMANDA-LA2で演奏中かなあ、とか思いつつ別のライヴイベント陣中見舞い。みなさん楽しそうで、よいステージでした。おつかれさまでしたー。深夜までベルギービールのお店で打ち上がる。ベルギービールってあんなに種類があるとは知らなかった。ざっと60〜70種類ぐらいあったような....。グラスもビールごとに決まっていて、どのビールはどのグラスで飲むのが一番おいしいか、というのも計算されつくしているらしい。ほへー。食べ物はローストビーフとスモークサーモンと、フリッツというフライドポテトの3種類しかなく、お腹が減っていた私は大量のポテトでお腹をふくらました具合だった。3種類しかないとはいえ、どれもおいしく、中でもローストビーフはめっちゃくちゃおいしかった。
新宿の西口地下駐車場というところに車を止めていたのだけど、帰りの時間が深夜だったために、どの入り口もしまっていて、30分ぐらいうろうろと新宿の西口地下通路を徘徊する。ご承知のように、あのあたりはホームレスの人々がたくさん寝ていて、地下通路のちょっと広くなった所などはほんとにもう避難所になった体育館のように、一面に人が寝ていて、そのすきまをまたぐようにして歩くのだからかなり気がひけてしまう。かと言って、こちらが悪いわけではないし、じゃあそんなとこに寝てる彼らが悪いのか?というと、悪いといえば悪いが、全面的にそうとも言えず、結局こういうふうになってしまうやりきれなさ、みたいなのが残って、でもそういうふうに私が思うようなことも実は彼らはなんとも思っていなかったりもするかもしれなくて、つまり複雑な気分だった。
9月19日(木
●そろそろみなさんのお手元にライブのお知らせが届くと思います。
●譜面を書き散らかしている。
●あちこち電話。うまくいくといいんだけどな。
●グリコのオマケの『朝食とちゃぶ台』がどうしてもほしくて、買い続けているけど、鉄人28号ばっかり色つきバージョンとかまでどんどんそろってきちゃって、だめ。『学校給食』と『ミシン』はGetできたんだけど。
9月18日(水
●例によって5時起きで熊谷の学校へ。採点したテストを返して答えあわせなどをする。
●電車で隣にすわってきた人がものすごく腰を曲げた体勢のまま、ものすごく浅く3cmぐらいしかお尻がひっかかっていない状態で腰掛けていて(別に座る隙間はたっぷりある)、ほとんど空気イスなのが気になって気になって、しょうがなかった。それから女子高生がちかんのおっさんをホームに降ろして詰め寄っている所も目撃。私は高校の頃、ガラガラの電車の中でお金をたかられそうになった。『ねえ、ちょっとお金貸してくんない?』と言われて、まわりに誰もいなかったのですごく恐かったけど、勇気を出して『お金、持ってません。』というと、『じゃあさ、小銭でもいいよ。いくらぐらいなら持ってるの?』『そんなのわかりません。』とかいうやりとりの後、『じゃあさ、財布出して見てみてよ。』と言われた途端に急に腹が立ってきて、『なんで私がここで財布出して、いちいちいくら持ってるか確かめなきゃいけないんですか?お金ほんとに貸してほしかったら駅員さんに借りたらどうですか。一緒について行ってあげましょうか。』というと、びっくりして『じゃあいいや。』と向こうへ行ってしまった。途中から恐さが怒りに転換したところがおかしい。その男の『財布見てみてよ、』という言い方がすごく中途半端な図々しい感じだったのが頭に来た。今思うと、かわいげのない女子高生だったこと。
9月16日(月
●天気と共に体調も絶好調ではないけど、なんとなく元気になったので、出かける。今日はお友達のミュージシャンの結婚パーティーに出席。着て行く服を何にしようかあんまり決めてなかったので、迷いだしたらどんどん時間が過ぎてしまって、よしこうなったらもう『普段まずしないであろう格好』をテーマにすることを一人で提案、決定。
で、若かりし頃、母の着ていたトレンチコートを着てみる。おお、似合わない...。トレンチコートって肩に飾りベルトみたいなのが付いてて、まずそれが似合わん。しかもサイズがちょっと大きい割りに手が短く直してあるので、ますます変。しかし、せっかく着てみたのだから、と気を取り直してブーツを合わせてみる。お?意外とイケるか?という感じになった(無理矢理)ので、それで出かけた。雨も降ってるし、傘の色が合ってないのは気に入ってなかったんだけど、とりあえず気分はパリジェンヌであった。しかし、行ってみたらお座敷。もちろんイマドキのいい感じの飲み屋さんだったんだけど、大誤算。なぜかというと、ストッキングを履くのがいやだったので、ブーツの下に短いソックス履いていっちゃったのだ。えーーーーっ!靴ぬぐのーーーっ!ブーツ脱いじゃったら今日のコーディーネートはまるで変なんだよ!
靴下短かすぎるんだよ!っていうか、この服にこの靴下は明らかにおかしいんだよ!でも、ひとりだけ脱がないわけにもいかず、泣く泣くブーツを脱いで、変な格好になってお座敷へ上がる。まあ、主役は新郎新婦だしね、誰も私の足元が変だなんて見てないよね。幸せそうな二人を見て、大変よかったです。お幸せに。いろいろお話もできて楽しかった。しかし今後はどんな場合もブーツの中は油断してはいけない。
9月15日(日
●体調くずし、外に出られず。
明日、どうしても出かけなくてはいけないので今日はおとなしく寝る。しかし、やらなくてはいけないこともいろいろあって、Macを働かせて私は寝床とMacを往復。おかげで、今日はせっかくのお神輿が出る日だったのに見に行けなかった。天気も悪かったし。寝た寝た。18時間ぐらいは寝たと思う。
9月14日(土
●DM作り。せっせ、せっせ。33333を踏んで、ガラクタセットが届くはずのMさん、もうしばらくお待ちを。
●地下鉄で横に立っていた小学3年生ぐらいの男の子がお母さんに『ボクシング』を習いに行きたい、と頼んでいた。
お母さんは『そんなにやりたいなら、やってもいいよ。ナントカ君のお母さんの知り合いの人がジムをやってるとか言ってたから聞いてあげる。でもやるんなら途中でやめないでちゃんとやんなさいよ。それから友達とケンカしたりした時にそれ出しちゃダメなんだよ、絶対。お相撲さんだって、相手もお相撲さんで、今からお相撲をしようって決めてやるでしょ、それとおんなじで、ボクシングもケンカではやっちゃダメなんだよ。わかった?』と筋道たてて教えていた。子供は『うん、うん、』と聞いていた。
9月13日(金
●札幌のイラストレーター早川しずちゃんから借りている『やっとかめ探偵団』。謎ときはともかく、名古屋の描写がすごい。『名古屋嫁入り物語』はどのくらいリアルな名古屋が描かれてるのか知らんが、話を聞くといわゆる「味噌かつ的名古屋描写」に思える。つまりいかにもすぎてわざとらしく、別に名古屋の人ってこんなんじゃないのになあ、という感じなんだけど、この『やっとかめ探偵団』は多少の誇張はあるが、名古屋の、とある濃〜〜〜いポイントが実にリアルだ。というか、それは出てくる名古屋弁をあやつるお婆さんたちのせいなんだけど、こういうお婆さんたちはものすごく居る。ある意味、リアルすぎて、名古屋をまったく知らない人にはまずセリフを理解するのに一苦労だと思う。話しがよくわかんなくなっちゃうぐらい名古屋弁だ。なので、この本は名古屋出身の人は面白い面白くないに関係なくついどんどん読んでいってしまうシロモノだけど、名古屋をまったく知らない人にはこれがどう思われるのかわからない。
●夜、少年王者館の『香ル港』を観にいく。面白い。すごく面白くできてる。いいぞ。ちょっと悔しくなった。残りもしっかりねー。と応援しつつ帰宅。
9月12日(木
●久住さんや札幌のイラストレーター早川しずちゃんや、そのほか、ほうぼうから書籍小包が届いていてポストが一杯。久住さんのは既に刊行されている『中学生日記』の文庫が出た、とのことで送っていただいた。ありがとうございまーーーーす。
しずちゃんからは、前々から私たちの間だけで盛り上がっている清水義範の『やっとかめ探偵団』というもーんのすごーくへぼーいマニアな感じのシリーズが届いた。題名からもわかるように、それは『火曜サスペンス劇場』と『名古屋嫁入り物語』が合体したようないわゆる素晴らしい下世話なミステリーなのだ。しかもそれが名古屋のすごい狭いエリアで事件が繰り広げられる。セリフはもちろん『名古屋嫁入り〜』ばりの名古屋弁。何も考えず一冊1時間で読めてしまう軽さ...。といっても、私はまだ読んでない。しずちゃんから『コレを新刊で買うのはバカだよ。』とのお達しがあったので、古本でさがしていたのだけど、古本屋にもぜんぜんないのだ。かといって、血まなこで探すようの本でもない、ような気がして、結局読めないまま、ついに札幌のしずちゃんから貸し出してもらった。というわけである。
この本はしずちゃんも私も現在名古屋に住んでいたら、きっと読んでないかもしれない。たまーにすごい名古屋弁が恋しくなる時があって、そういうツボにくるみたいだ。
●某クリニックへ。美人の女医さんと美人のアシスタントの人(そう書いてね(にこにこ)、といわれた。あ、でも本当に美人。)が親切に丁寧に対応してくださる。治療も気になっていたことも解決。よかった。
●ブッシュ大統領が『テロは必ずアメリカの軍事力によって制圧される。』とか言ってたのがすごいいやだった。根本的な解決になんないことをどうしてどんどん押し進めていっちゃうのだろう?テロの後、日本に住む老夫婦がわずかな年金の中からイスラエルの貧しい子供に毎月お金を送り、ナントカペアレンツとして支援活動をしている、という様子をニュースで見た。理由は『ただ、もっとイスラエルの人たちと仲良くなりたかった』。『富んでいる国に対して、ああいうテロという行動でしか自分たちを表せない人々のことを考えるといても立ってもいられなかった。』おじいさんが淡々とそう話す様子が印象的だった。北風より太陽のほうがもちろん根気もエネルギーもいるけど、アメリカももうちょっと考えてみてほしいと思う。どこまで行っても私なんかには本当に何が正しいのかなんてわかんないんだけど。テロの話を日記に書くのは、もう終わり。
9月11日(水
●先日、非常勤で行っている学校でテストをした答案を採点したり、『おんなじとこちがうとこ』の簡単ピアノアレンジにとりかかったり。
●夜、改めて去年の9月11日に起きたテロ事件の、いままで放映されていなかった記録をテレビで観た。
この番組を観ていなかったら、あの事件は私にとっては、『大変なことだとは思うけど、自分の実感としてはあまり理解しがたい世界的に衝撃的な事件』のまま、時間が経っていったかもしれない。
でもあの日、消防士に密着して、ビルの内部や周辺の撮影できるすべてのものを撮影していたカメラの記録を観て、なんだか改めて考えてしまった。
それは、すごくシンプルな自分に対しての疑問なんだけど、『たとえば私があの場に偶然居合わせたとしたら、私は自分のすべきことをちゃんと見極め、ちゃんとそれをできるのだろうか?』ということ。消防士の何人かが最後まで人を誘導して亡くなったり、あのカメラマンだって、自分にはできることは何もないとわかったうえで、でも自分はカメラマンなんだからこの場を記録しよう、と記録を残した。
実際にそうでなかったことを「もしそうだったとしたら」とあれこれ考えるのは無意味だと思うけど、これはそういう話じゃなくて、これに限らず、もし自分が極限状態になるような状況でも、『その時自分にできることをただする』、という、それだけのことができるのかな、と自分に問うてしまった。「それができるような人になりたい」なんて、文字にしてみただけでとても軽々しくて、思えない。「ならなければ」とも思えない。でも、少なくとも、いざそういう場面になった時に、自分のすべきことがぼんやりとでも分かってくるような、その矢印の始まりの「今の自分」ではいたいなあ、と思った。
9月10日(火
●半年ほど前に、マンションの扉つき自転車置き場から盗まれて、それっきりになっていた自転車の行方がわかった。 家から少し離れた区の放置自転車を管理しているところからハガキが届いたのだ。どうやら乗り捨てられてそのまま放置自転車になっていたらしい。ハガキには、身分証明を持って引き取りに来てください、とあり、引き取りの手数料は¥2,500。当然私が払うのだ。しかし半年のうちには台風もあったし、雨風にさらされて、もう使い物にならないぐらいに傷んでいるかもしれない。迷ったあげく、もしぜんぜんダメになっていたら引き取らなくてもよい、とのことだったので、とにかく見に行ってみることにした。
その管理場はもちろん青天井の、小さい柵にかこまれた一画だった。シルバー人材の派遣先のようで、おじいさんたちが4〜5人いて、待ってました、とばかりにあれこれと世話を焼いてくれる。私の自転車はさすがにサビサビだったが、故障もなく、損傷もなく、無事だった。けど、私の名前と住所が書かれた(マンションの規則で)箇所はベッタリとガムテープが貼られ、私の知らないチェーンの鍵が二つもつけられていた。盗まれた時に鍵は壊されているから、盗んだ犯人がご丁寧に自分は鍵を二つもつけて、しゃーしゃーと乗り回していたようだ。鍵についていた鯛焼きの形をしたマスコットみたいなのが図々しさをよけいにかもし出していて、頭に来た。そんなガムテープ貼ったり厳重に二つも鍵つけたりして、手のこんだことするんなら放置すんなよ!とも思えるし、放置されなければ私の所へは戻って来なかったのだからそれでよかったか、とも思えるし、複雑な気分だった。そして、その後始末として代金まで払わされることにもすごく腹が立った。
が、なんにせよ、この自転車は戻ってくる巡り合わせだったのだ。少しの間、別の人の足になって少しは役立ち、また戻ってきたのだ。なんとも頼もしい自転車ではありませんか。
そう思うとだんだん気分が晴れてきて、もう絶対にこれをキレイにしてもう一度乗ろう、と思えてきた。
そこで気を取り直して、自転車を引き取り、その足でさっそく自転車屋さんへ行き、新しい鍵をつけてもらい、点検をして、油をさしてもらった。。それからスチールタワシで錆をごしごしと落として、更にもうひとつチェーンの鍵をつけた。自転車屋さんにみてもらっただけあって、走りはものすごく快適になった。新しい自転車が来た時もとてもうれしいけど、古い自転車が戻って来た時というのも、とてもうれしいことがよくわかった。完全には取れない錆、というのも、働いてきた人間の皺のようで考えようによっちゃいいかもね。
9月9日(月
●なぜかよく泣けてしまう日。いろいろと思いどおりにいかないこともあるよな。いつものことだ。
●『ドキュメンタリー・北の国から』を観る。壮絶だった。こんな私でも、芝居の現場、裏の様子は少しは知っている。映画にくらべたらずっとずっと規模の小さい芝居でさえ、大変なのだから、あの現場は一体どうことになってるのか、想像できないぐらい凄いのだろう、という想像はしていたが、その物理的な、現実的な「ことの大変さ」に21年間という時間の厚みとか、その間のカタチの在るものがカタチの無いものに見え方を変えたりする現象とかが加わって、なんかもう、ほんとに『人の生きざま』みたいなのになってた。残念ながらドラマを観ただけでは、私の力の無さからか、そういうのが読み取れなくて、『映画で続きをやるつもりだろ...』なんて思ってしまったが、このドキュメンタリーを観る限り、『ああ、やっぱりもう続きはないんだな』と思えた。地井武男のシーンは尋常ではないとは思ったけれど、あれは現実とまるで重なっていたこともわかったし。ドラマより泣きっぱなしだった。
●矢印の向きはちがうし、矢印の太さも長さもその先に見えるものもぜんぜん違うが、なんとなく我が身を引き締める思い。
9月8日(日
●刷り上がってきたチラシと、できあがったカラーバージョンをもって吉祥寺MANDA-LA周辺に届けにいく。
その足で下北へ行き、前さくらももこの雑誌に載っていた洋食の店で腹ごしらえをしてからQUEへセロファンの出演するイベントに招待していただく。セロファンよかったー。いいバンドだなー。イベントでみじかかったのがもの足りなかった。ワンマンも観に行きたいなあ。
●腹ごしらえをした店は、店名も場所もうろ覚えで、記憶している店名の候補は『はらぺこ』、『ふらいぱん』、『ぺこぺこ』の三つだったが、結局「ここらへんだったかな〜...」と思われる場所へ行ってみると『くいしんぼ』という店があり、正解は『くいしんぼ』だった。でも外見も、のぞいた店内も雑誌で見たのとはかなりちがっているような気がしたので、「きっとちがう店だと思うけどここでもいいや。」と入ったら、さくらももこのサイン色紙が飾ってあったので、結局そこだったとわかる。でもそんなにいうほど美味しいか?と私は思いましたが、店名どおりのボリュームメニューで、『腹ごしらえ』感はすごい出た。店名もイメージのみ合っていた。その連想加減というか、思い込み加減が、まさに『似たイメージの引き出し別にものごとを記憶』してる感じで、我ながら人間ぽくておかしかった。
9月7日(土
●観てしまいました、『北の国から2002遺言』後編。
日本が誇る(?)二大アングラ発起人(?)と言っても過言ではない唐十郎が『北の国から』に出演すること自体、「時代は変わったなあ...」と思いながら観ていたけど、唐十郎よかったね〜。わかりやすくて。田中邦衛と互角の存在感だった。ええおとっつぁんや〜〜、と涙する。しかも、かつての紅テントかと思うようなテンションで騒ぎまくるシーンのサービスまであり、面白かった。ドラマ自体はむっちゃくちゃハッピーエンドやんか!それに竹下景子の息子とか、中途半端にいじられてほったらかされたままどっか行っちゃうし、これは絶対続きは映画にするつもりだと確信する。
●チラシのカラーバージョンの作成。プリントアウトしてみたら、一発目、プリンタのインクの具合がよくなかったのか、チラシが全面的にものすごいショッキングピンクになって出て来てびっくりした。ショッキングピンクって呼び方を改めて納得してしまった。
9月6日(金
●観てしまいました、『北の国から2002遺言』。
予告ではあんなに、いまにも邦衛が死んじゃいそうな感じだったが、そんなことないんじゃ?と思わせる前編。
思えば、田中邦衛は岐阜県出身で、元、高校の先生。しかもうちの伯母は田中邦衛先生に教わった、という仰天エピソードがあるわけで...。いつも今度ゆっくりその話を聞こう聞こうと思っているのに、伯母さんに会う時ってお盆とかお正月とか法事とか、そんな時ばっかで、いっつも田中邦衛のことなんかすっかり忘れてしまっているわけで...。
●それはそうと、大家さんの意向でマンション全体がケーブルテレビに切り替わることになり、今日その工事が入った。すべての部屋のテレビのソケットが交換されて、アンテナを各自で取り付けなくてもBSやWOWWOWが観られるようになった。なので、この機会に加入してみた。チャンネルが一気に増えて、チャンネル変える変える。しかも、加入した今日から1週間ぐらいだけ、申し込んでいないチャンネルもいくつかサービスで映るらしい。中には『荒川中継』なんてのがあって、「今日の荒川 ナントカカントカ水門(墨田区)」とかという文字のバックにずーーっと荒川が映っている。ネットで24時間様子を流してるのと同じようなもんだけど、荒川...。あれはどういう人たちが観るのか?河川工事の人?水門の操作をする人?面白い。それはそうと鶴見川のタマちゃんはその後どうしたのでしょうか。

9月5日(木
●昨日、学校の帰りにふいにインドカレーのクミンの匂いがして、ふだんそこらを歩いていてもそんな匂いがしたことは今までになかったので、あれ?と思っていると、ずっとシャッターがしまっていたある店が居抜きでインドカレー屋さんになっていた。子供が2人、店のガラス戸を拭いたり中で何かを運んだりしていて、見ると画用紙に手描きで『インドカレー○○ オープン9/5』というのが貼ってあった。
そこで今日、そのインドカレー屋さんへ行ってみたのであった。あまりにも地味な場所なのでひょっとして、と心配していたが、案の定、7時という絶好のディナータイムにもかかわらず、お客は知り合いのインド人の人が1人、2人いるだけだった。表に来ていたオープンの花輪もよくみると『魚角』。って隣の魚屋じゃん!店内もあらゆるものが一目で100円ショップで買ったものだな、とわかるものばっかりだし。がしかし、インド人のシェフが作るカレーはおいしかった。しかも安い。カレーにサラダとナン、ライスと飲み物がついたセットが¥600なのだ!安すぎる。これは一週間に1回ぐらいは通ってあげないと、このままでは絶対にすぐ潰れてしまう。せめて¥800ぐらいはとってもらってもいいので、ぜひこの味を守りとおして頑張ってほしいものです。
9月4日(水
●熊谷の学校へヒジョーキンコーシ。
そこの専門学校で私が教えているのは、ゲームサウンドの授業なんだけど、今日は前期テストの日。1年生はまだ制作までは行っておらず、まず基礎的な音楽のこととかゲームの音楽に必要なこととかをやっている段階なので筆記テスト。音楽に関してとはいえ、まさか私がテストの問題を作ることになろうとは思ってもみなかった。別に筆記テストができようができなかろうが素晴らしいゲーム音楽が創り出せることにはあんまり関係がないと思うので、筆記テストなんてするのはやめようかな、と毎回思うんだけど、まだ実習とか課題を出して、その出来を見るということができない時期にある1年生の前期だけは『この先コレを覚えていないとたぶんなんにもできないよ』という事柄を覚えてもらう意味も含めて筆記テストをしているのだ。でも、テストはするほうもされるほうもあまり面白くないなー。
9月3日(火
●ひきこもり。う〜、う〜、.......。
9月2日(月
●きのう今日と家にこもって曲を作ったりしていたが、どうもイマイチ。
●ちょうど、前に久住昌之さんがゲストに出てくださった時共作の約束をして歌詞をあずかっている『ダイコンはえらい』という曲を作っていた最中、すごいタイミングで久住さんの新刊『新・中学生日記』が出版社から届く。なぜか私はこういう偶然がとても多い。ちょっとパラッとめくるだけのつもりがそのまま最後まで読んでしまった。サブタイトルにもあるようにまさにヘボい!このヘボさのリアリティー、すごい。大爆笑。本当に久住さんはすごい漫画家です。
●ところで、突然ですが自動販売機ジュースの『当たり』を出したことがありますか。私は実は過去に一度だけあって、久住さんの漫画を読んでいてそのことを思い出しました。
私はの中学生の時、ちょっとした体質のせいで運動部に入ってはいけないとお医者さんにいわれていたのですが、それでも何か運動部に入りたくて、なんとゴルフ部(すっげー唐突)に入っていました。といってもゴルフが好きだったとかでは全然なくて、まったく何の興味もありませんでした。ではなぜゴルフ部だったのかというと、私の行っていた中学は女子校で高校もあり、ゴルフ部は高校の部しかなく、中学生は誰もいなかったので、前例がない中学生の入部は規則も決まっていないだろうし、前例がないということはすなわち、私がテキトーにやってても誰からもしかられないのではないか?と勝手に思ったからでした。事実、それは大正解で、実力なんてないから当然コースになんか出ないし、そもそもそういう実際の試合なんかは全部高校生しか対象にされていなかったのです。なので私は週に2回ぐらい先輩にくっついて近所の『打ちっぱなし』へ行き、6番アイアン(それしか持ってない。それも叔母のお古。)でポコポコとボールを打って、帰りにこっそり自販機でつぶつぶぶどうのジュースを買って飲みながら帰る(しかしこれは見つかれば怒られる)だけでよかったのです。この時にジュースの『当たり』は出たのです。いつ先輩や先生が来るかわからないのでこっそり買ってこっそり飲んでしまいたかったのに、なんかすごいうるさい音楽がなって、点々がぴろぴろと点滅し、長々と「溜め」を持たせたのち『当たり』ランプが点灯。私が『もう一本』分のジュースを何か押すまでずっとぴろぴろ鳴りっぱなしなのです。もうこんな時に〜!いらないよ〜、隠せないじゃん。と思ったけど、押さないと止まらないので、焦って焦ってへんな炭酸のやつを押してしまった。私は今もですが、炭酸がすごく苦手で飲めないのですが、せっかく当たって捨てるのもなんだし、かと言って飲めないし、結局体操着に隠して学校へ持ち帰り、友達にあげたと思います。あの時は本当に困りました。みなさんも『当たる』タイミングには気をつけてください。
9月1日(日
●えっと、この日記をいつも読んでいてくださるみなさん、私の日記の日付けと曜日をあてにしないでください!
どうもこういう生活のせいか、ぜんぜん曜日の感覚がなくて、日記は注意深くやってるつもりなんだけど、けっこうぐちゃぐちゃ。最初のうちは掲示板で『まちがってますよ』とか教えてくださる人もいましたが、今ではそれもなくなり、身近な誰かが教えてくれないとずっとそのままだったりもする。どうもすみません。
8月31日(土
●八月もおしまいの日。
●きのうからめちゃくちゃうれしいのだ。
なんとなんと、ピタゴラスイッチの中で私の作ったうた『おんなじとこちがうとこ』の映像で出て来る小道具(?)の『ほてい』と『だいこく』(見た人しかわからないでしょう。)の現物をいただけることになったのだ!
これを作ったのは、ピタゴラスイッチでも『ピタ』や『ゴラ』をはじめ、ほかにも数々の人形や立体の楽しいものなどを作って大活躍のイラストレーター松島ひろしさん。この『ほてい』と『だいこく』は直接うたの中の歌詞には出てこないが、『どっちがどっちなんだ?』というよくあるギモンのマニア向けカップルとして映像のみに登場する。その様子があまりにも私のツボに入ってしまったので、収録の時、さりげなく『これらは終わったらどうされるんですか(ニコニコ)?』などとたずねたりしてみたが、その時はあっさり『万一再度使用があったりした時のために、持ち帰って大切に保管します。』とのお答えで、『あ、そうですよね、そりゃそうですよねー。』ということになったのだった。がしかし、寝てもさめてもほていとだいこくが忘れられないので、Fディレクターに『ほしい、ほしい、』と足をバタバタさせながらだだをこねていたのだ(といっても、ほんとにもらえるとはやはり思っていなかった。)ところ、その甲斐あって、突然いただけることになった。(万にひとつも再使用はなくなったということでもあるのか?)
そのお話はまさに寝耳に水で、ほんとにまったくうれしいことになったのだった。それできのう、いただきに行って来た。おお、コレコレ。かわいいなあ。こんなにかわいいのに『布袋』と『大黒』ですよ。そもそもなんで『ほていとだいこく』なんだ?って話ですよ。『ほていとだいこく』の二人なんて別にどっちがどっちでもいいじゃん。なのに、あえてそれを作っちゃった。しかもすっごい「どっちがどっちだ?」っていう微妙なそっくりさで。そのアホらしさ(これはものすごいホメ言葉)っていうか、素晴らしさっていうか、そういうことが詰まった『ほてい』と『だいこく』なんですよ。Fディレクター、そして松島さん、本当にどうもありがとうございます。もう飾っています。大事にします。

『ほてい』(左)『だいこく』(右)ピタゴラスイッチのうたのコーナーに出演。

●明日から九月。ちょっと気の早い秋仕様のカバーにしてみました。
近所では夜警当番のおばちゃんやおじさんが回っています。
9月17日(火
●人のための曲作り。しかし、バテ気味で、すぐベッドに体が寄っていってしまう。


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