忘れ物はないね?日記2002.8.25〜8.31

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続?尾道日記

8月27日(水
●一日かけてチラシを描く。すごい変なのになった。ああ、こんなんチラシか?とも思うが、まあ私らしくていいような気もする。力作といえば力作といえないこともない...。
そんなこんなでひがな一日お絵描きであった。
●最近ゼリーブームが来ている。ゼリーはやっぱり『たらみ』である。
●名古屋へ帰った折には名古屋のみたらし団子を絶対といっていいほど食べる。先日実家に帰った時もさっそく食べた。名古屋の『みたらし』は東京のよりもタレがねば〜っとしてなくて、さらっとしている。ただの醤油味のも『みたらし』という(東京では醤油味のは『焼き団子』という)。団子も東京では大きめの玉が四個が主流(団子三兄弟のときは無理矢理デカいの三つに変更する団子屋さんもあった。)だが、名古屋では大体小振りなのが五個。なので三個目ぐらいから串がのどにオエッとなる。当然串を横にして食べるので、子供の頃は串についたタレの後が口の左右のほっぺたに真直ぐ横一文字についた。
みたらしといえば母が三重の出身で、たまに三重から出てくる遠い親戚のおばあちゃんがいつもみたらしを持って来てくれて、そのみたらしも五個玉だったが、それは味噌味だった。いつももう食べる頃には冷たくなってしまっていたけど、つめたい味噌味のお団子は格別で、とても好きだった。
その親戚のおばあちゃんも亡くなり、今になってたまにあの味噌味のお団子が食べたいなあ、と思うが、それ以来、味噌味のお団子に出会ったことはない。名古屋ではまず見かけない。三重でも特定のお店だったのか?食べたい、食べたい。
8月26日(火
●実家に帰って、引き出しとかいろんなとこを見ていたら、昔買った『点取り占い』がメロンアイスの空きケースに入って出て来たので、持ってきてみた。今日ひいたら『意地の悪いことをするな。1点』だった。軽くショック。掃除機のホースの根元がやぶれていたのは、私が掃除機に意地の悪いことをしたからか?
●しかたがないので掃除機のホースを応急処置して、そのまますごい勢いで掃除をして、洗濯をして、ゆびびんきょくへ行って、買物に行った。それからチラシの原画をだらだら描いた。
8月25日(日
●長いことサボってました。名古屋でずるずる犬と遊んでいた一週間。
裏庭いっぱいに咲いたオシロイバナを写生したり、高校生の頃に通っていたジャズ喫茶(今はなんという?)に行ってみたり、親戚のおじちゃんのお見舞いに行ったり、していました。
●夏の色の褪せた感じと、突然秋になったようなニオイで、すごく昔とすごく今とすごく先、つまりすごく近くとすごく遠くのほうに気持ちがちりぢりになってしまったような、ちょっと泣きそうな感覚に襲われました。すごく直接的な感覚的な言い方をすると、『私はいつどこで何をしていたの?私はどこにいたの?』というような感じ。いつもだいたい決まってこの時期にそういう感覚になります。私に限らず、遠くの畑で働くおじいさんや、あそこの窓で動いた人影やなんかぜんぶにたいしてそういう感じがする。
●近所のぶどうの畑にめちゃくちゃデカい蜂がぶんぶん飛んでいた。おばあさんは『ぶどうに夢中になっとるだけだで、ぜんぜんこわいことない』と言って、うちわでパンパン蜂をぶっ飛ばすのでこわかった。


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