忘れ物はないね?日記2002.2.25〜3.8

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3月8日(金
ヨーグルトが花粉にいいらしいので、おとといきのう今日と食べ続けたところ、確かに鼻とか目のかゆかゆとかは減ったような気がするのであるが、かわりにお腹がすぐにきゅるるるると痛くなってしまうのであーる。
なんてことを言っていられない。ライヴは明日なのであーる。
もう今さら呼び掛けても遅いかもしれないのですが、明日の土曜日は絶好のお出かけ日和だとテレビもラジオも言っているので、アウトドア派の人は昼間は井の頭公園なんかでうふふふとボートなんかに乗ったりして、夜近くになってちょっとお腹が空いたら三鷹の江ぐちでラーメン食べて、吉祥寺MANDA-LA2、というコースなんかどうでしょうか。インドア派の人は朝から高田の馬場のまんがの森で並んで高野文子サイン会へ行き、久住さんのまだ読んでない本なんかも買ったりして、夜近くになってちょっとお腹が空いたら三鷹の江ぐちでラーメン食べて、吉祥寺MANDA-LA2、というふうなコースなんかどうでしょうか。
どうでしょうか!
3月7日(木
このところ花粉がすごくて、なんとかライヴの日にはなんとかしたいのです。
花粉って天気によってというより、人によって、今日は大丈夫とか、今日はすごいとかがあるみたい。
関島さんも久住さんも花粉症だそうなので、ステージに保湿ティッシュ設置か?
私は今日はほんとに私はすごかった。気が散って散って、なんか空気清浄機の編み目とか見てぼーーっとしてしまい、虚ろな時間がすごく多かった気がする。何をしていても鼻がたれて、ちょっと部屋を移動しただけの空気の動きでくしゃみが連発です。ヨーグルトがいい、と聞いたのでヨーグルトも食べてるんだけどねえ。
ほかにも花粉の方たくさんいらっしゃると思うんですが、土曜日は花粉に負けず、楽しい夜にしたいと思うんで、来てください。鼻栓でもなんでもOKなので。お待ちしております。あさってです。
3月6日(水
リハ2日目。
今日は途中から久住さんも加わってもらってのリハ。
久住さんは素晴らしいブルースマンなので、ギターをかかえてふらっとやってきて、すぐにギター1本でクスミワールドを作ってしまう。なんてかっこいいんでしょうか。
今回はそんな久住さんの、一度一緒に歌いたかった歌を一緒にできるので大変にうれしいのです。
この久住世界を裸足でわやくちゃに踏み荒らすようなことになっては大変なので、私もビシッとダラッと決めたいものだ。練習練習。
というわけで、途中経過でした。
3月5日(火
あううっ、もう5日じゃないですか!
LIVEで新発売のポストカードが印刷からあがってきた。
自分で言うのも何だが、なんといいことよ。私なら買うね、まず。とか言ってみたりして。
リハもいい感じに始まっている。
リハのスタジオの入れ替わりにあがたさんのバンドメンバーと遭遇する。あがたさんをはじめ青木さんとか上田禎さんとか。要するに川口さんは私のリハをやって、ぶっ通しであがたさんのリハもやる、と。そういうことのようでした。おつかれさまです。
帰ってまだまだ譜面書きなど。なので、今日はスタミナ食の代名詞、ハンバーグを食べた。
3月4日(月
確定申告に行って、譜面のコピーをしたり、新曲の譜を書いたり、まだまだ曲作ってたり。他は何もなし。
『お花を贈ろう』というコマーシャルのミッフィーちゃんは、以前はしゃべる時に口が丸くなって、ぱくぱく、という感じがどうも『違うな...』と気になっていたが、最近見たバージョンでは、ちゃんと口がしゃべる時も×のままボジボジボジ...としゃべっていた。気になっていた点が改善されたことですっきり。やはりミッフィーの口はいつ何時でも×でなければ。
しかしアニメーションでも『唄を歌う』シーンではみんなの口が丸くなる時がある。あれは唄だからさすがにしょうがないか、と思うものの、やはり、ミッフィーの口は×でなければ....という思いがいつも頭をよぎるのである。ミッフィーの口は×。そしてあまり知っている人はいないけど、ムスティー(なんちゃってミッフィーようなネコ。ほとんどミッフィーのパクリか?と言われているが、私はそうは思わない)の口も×。
3月3日(日
ああ、ひな祭りだねえ。
私のおひなさまは立ち雛で今となればとってもよい顔のなんともいえないよいおひなさまで、大好きなんですが、小さい時は近所の友達がみな段飾りのハデハデ雛だったので、それがとてもうらやましかった。
毎年、決まってえりちゃんという子のうちでおひなさまパーテイーがあって、そこへお呼ばれすると、段飾りのお雛様の家具とかお膳の段に小さい小さい鏡台やお椀などがセットしてあり、激しく心を揺さぶれらたものだ。
小さいものっていうのはなんでああも心を揺さぶられるのかね?精密に作ってあればあるほどね。
話は違うけど、大人になってから友達と箱根の温泉に行った時、その土地の由緒あるおひなさまが展示してある所を見ていたら、段飾りのおひなさまのセッティングがぐちゃぐちゃだった。合っているのはおひなさま、お内裏さま、あと三人官女と五人囃子、というだけで、各々の持ち物はめちゃくちゃで五人囃子の笛の人がお内裏さまの棒を持っていたり、お酒を注いでいるはずの三人官女の一人が五人囃子の人の靴(脱げるようにできている)を持っていたりで、お前ら何やってんの?って感じで段に座っていた。三人官女も五人囃子も全然本来の仕事してなかった。これが由緒正しい名家のお雛様なの?としばらくそこで間違い探しをしてしまった。
3月2日(土
ちょいとダウンしてますよ〜。
花粉もすっごいことになってますよ〜。
だから今日はちょっと早めに休もう。
新婚の友達が仕事を終えて家に帰ったら、畳の上に血痕が..........。すわっ!事件か!と思ったら飼い猫のフジオくんがもぐらを捕ってきてたらしい。こわっ。というフジオくんもぐら殺害事件の報告でした。
3月1日(金
曲作りに終わった一日。他になにもなし。
昔、メスカリンドライブというバンドがいたが、メスカリンとは、メスカリンという固有名詞だったとおととい知った。
全員女だからメス、じゃなかった。というような勘違いをきっと他にもしているかもしれない。
ところで、すごくどうでもいいことだけど、うちの親族にはかとうかずこ、きたのたけし、ごとうくみこ、わたなべのりこ、など芸能人と同じ名前が意外といっぱいいることが判明。しかもみんな平凡な名前である。
昔はめずらしい名前にあこがれたものだ。
私が今まで会った中で一番かわった苗字の人は、小学校の時のクラスメートの『イボコリ君』だった。
イボコリ君は『飯起くん』と書く。ちょっと不良(髪も茶色だった)の彼は小学生なのに金のペンダントとかしていて、プールの時間になると海パンにキラーンとペンダントを光らせ、西条秀樹みたいだった。でもみんなからは『イボコロリ』と呼ばれて、とてもイヤそうだった。私は彼からドラえもんと、当時はやった弓月光という漫画家の『おでんぐつぐつ』」とか『エリート狂想曲』とかいうちょっとエッチな漫画を借りて読んだ記憶がある。他にも『ウチタテワくん』という子もいた。飯起くんとは正反対の、おとなしくて内気な優等生タイプの彼は耳がとても大きく立っていて、いわゆる『耳が動かせるタイプ』で、『チワワ』と呼ばれていた。
こうして思い返すと、私は自分が「加藤」という平凡な苗字だったからか、よほど名前に興味があったと見える。幼い頃から『よい名前のつけ方』などというシブい本が愛読書だったし。今でもバンド名を考えたりするのは好きで好きでしょうがない。ソロになる前も組んでいたバンドはバンド名を変えてばかりいた。
それと同じ頃(小学1年生ぐらい)のもう一冊の愛読書は『ホームドクター・家庭の医学』だった。三角巾での応急処置の仕方のページなどが特に好きだった(その頃ハンカチあそびに凝っていた)が、腫瘍についての説明のページはどうしても見る事ができず、セロテープで開かないように貼ってみたりしていた。ま、いいや、その話しは。
2月27日(水
この春、引っ越してしまう西村哲也さんの送別会で、湾岸へ。
博文さんダリエさんをはじめ、カーネーションやグランドファーザーズの新旧メンバーや青木さん川口さんなどいろんな顔が入れ代わり立ち代わり。その場で、C-N-ションのベーシストというポジションの人は何かしら芸達者であることが判明。前ベーシストMさんは耳を伸ばしたり、耳たぶで耳栓をしたりでき、現ベーシスト0さんはお腹でバナナを飛ばすことができるそうだ。両方とも、誰にでも簡単にできそうなバカバカしい芸に見えて、その実シロウトにはなかなかできない貴重な芸だ。さすがだ。
私はお酒はほとんど飲めないんですが、川口さんの持ってきた年代別ワインがおいしくて、試飲をしているうちにけっこう飲んでしまい、おまけに年代別の味の違いまで当てることができて、なんか変だったが楽しかった。
夜も更けて(明けて?)帰宅。すぐさま就寝。
話しは変わるが、また変な偶然が起きた。
たまたま聴いたCDの中で単に『あ、コレいい!』と思ってくり返し聴いていた知らない曲の歌詞がこれまたたまたま読んだ全然関係ない本の中に唐突に見開きで出て来たのです。
そもそも私は音楽の『ながら聴き』をあまりしないほうなのだけど、このところイラストなどを描くことが多かったので、すごく前に買って、サラッとは聴いたけど、その時はそれほど印象に残らなかったのでずっと放ったらかしにしていたジェームステイラーのあるアルバムを聴いていた。私はその聴いた時に『あ!コレ!』と印象に残った曲が1曲でもあると、その曲ばかりをヘビロしてしまったりするくせがあって、ミュージシャンとしてはとても好きなんだけど、そのアルバムに特別に印象に残る曲がないと、アルバムがどうとか、曲がどう、とかいうのはほとんど覚えていない。それから曲名もまったく覚えないし見ない。
で、まあ聴いていたら、以前聴いた時にはぜんぜん印象に残らなかったある曲がすごくよくて(ということもよくある)、もうここ2〜3日その曲ばかりくり返し聴いていた。もちろん曲名は見てなかったんだけど、
I came from Alabama〜』で始まる簡単な英語なので、歌詞はなんとなくわかる、という感じの曲だった。
で、それとはまったく別に、きのうお風呂で読む本がネタ切れになって本棚をあさったところ、ずうーーーっと前に、電車で読むものがなくて駅のキオスクで買ったが、結局電車で寝てしまったのでそのまま読まずに放ってあった本が出てきたので、なんとなくそれを読んでいた。それは南方熊楠を中心に当時無名の若者だった尾崎紅葉や北村透谷や、という文学を志す人々の青春を描いた(内容はフィクション)まあ言ってみれば『トキワ荘の青春』の文学者版みたいなのを内田春菊がマンガ化している不思議な本なんですが、で、それを読んでたら、突然2ページの見開きで、さっきまでさんざんくり返し聴いていた『I came from Alabama〜』という文章がバーンと出て来て、アレッ??と思ったら、やっぱりその歌の歌詞だったのでとても驚いてしまった。
そこでやっとその歌が『おお、スザンナ』であることに気がついて、さらに驚いた。自分でも驚いたんだけど、今まで私は『おお、スザンナ』というタイトルは知ってたけど、どんな曲がぜんぜん知らなかった。
しかし、いかに『おお、スザンナ』が超有名とはいっても、実際この数十年に渡って、『おお、スザンナ』に触れることはなかったのに、なぜそれがこの2日に集中して私に集まったのか?
しかもCDも本もずっと持っていたにもかかわらず聴いていなかった、読んでいなかったものをたまたまヒモといたら、という状況で。
と長々と説明を描いたが、この不思議感は果たしてヒトに伝わったのか?あー、不思議だったんだよー。私には。
2月26日(火
曲を作っていた。
気がつけば、2月は28日までしかないのであった。ちょっとあせり気味な雰囲気もあるにせよ、まあ、ほかにも用事などがあって外出したのであった。なぜか小説風。
liveに合わせて新発売しようと企んでいる郵便はがきをお願いしている印刷屋さんに青焼きを見せてもらい、色などを色々(ダジャレではない)確認する打ち合わせをする。
こう言うのも何ですが、おそろしいほどのよい出来で、ますます出来上がりが楽しみになってきた。
ところで、この印刷屋さんの人がU山さんという人なのですが、つい先日読み返したばかりの椎名誠の自伝的スーパーエッセイの中にも印刷会社のU山さんという人が出て来て、この人物とどうもダブってしまって、困った。
その椎名誠に出てくるU山さんも家業としてやっているそんなには大きくないであろう印刷会社に居り、今日お会いした本物のU山さんも(U山さんのところは大きいかそうでもないのかはわからないけど)、『勤め先というより、まあ家業というか、そんな感じで』などとおっしゃったもんだから、つい今にも『ではお父様かどなたかは椎名誠さんとお知り合いでは....?』と聞いてしまいそうになった。(そんなわけないが。)
小説などで読んだ中に登場する実在するのかしないのかよくわからない人物、というようなものが、ひょんなことから具現化された形で目の前に現れるというのは、面白いね。モデルになった人物じゃなくて、そのものが。言ってみれば久住さんの『小説江ぐち』なんか、そのもっともよい例。もちろん、あれは実在人物が先なんだけど、読むほうとしては小説が先になるほうが多いわけだから、どうも『小説に出て来た人が本当にいた!』みたいな感じになってしまって、こちらとしてはかなりうれしいような、恥ずかしいような、そんな気分になるわけです。まあいいか、そんな解説は。
友達が発行している、『ウーララジャーナル』というフリーペーパーの表紙を描いた。
名古屋在住の方、または名古屋に用事で行かれる方は名古屋駅前のカフェ『泥水』へどうぞ。そこに置いてあると思うよ。
2月25日(月)
譜面書き。それから、HPのカバーをリニューアル。ほとんど絵で一日終わった。
この間からなんかたて続けに絵を描いているが、どうしたことだ。
結局花粉におそれをなして、一歩も外へ出ず、ずっとイスに座りっぱなしでお尻の骨が痛くなった。

たゆうべ、とても悲しい夢を見て自分の嗚咽で目が覚める。起きて考えてみると、そこまで悲しいことでもなかった(単なる喧嘩の夢)が、なぜか泣き止めることができず、そのまましばらく号泣。なんでだ????
オリンピック閉会式でKISSが出て来て驚く。

自分のLIVEの日の昼間に高野文子さんのサイン会だかなんかがあるらしい。せっかくなのでCDなどを渡してみたいところだけど、LIVEじゃ仕方ない。誰か渡しておいてくれませんでしょうか(広く呼び掛けているつもり)。


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