忘れ物はないね?日記2001.11.26〜12.02

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12月02日(日)
銀座にある、デキる今どきのOLがたまには週末にひとりでホテルライフを楽し
んじゃう、という感じで泊まるようなプチホテルで目覚めた私。
せっかくの機会なんで、あからさまに『女ひとり、ホテルで』みたいなシチュ
エーションをやってみようと思い、まず冷蔵庫の飲み物もどんどん飲んじゃう、
と思ったが、朝っぱらからお酒も飲めず、水とコーヒーを出して飲んだだけ。
品物があまりにも地味で、ホテルのゼイタク感をかもし出せず、次に、前から
一度やってみたかったお風呂あがりにバスタオルで体を拭かずにそのままバス
ローブを着る、というセクシー行動に出る(一人で)。が、暑すぎてガマン
できずこれもやめ。
結局、夜中に帰ってきてチェックアウトまでの短い時間にしたゼイタク行為は
寝て、お風呂はいって、友達の部屋に電話して、水とコーヒー飲んで、テレビを
すっごい至近距離で見た(あんなに大荷物だったのにコンタクトケースと眼鏡を
忘れて来たのでコンタクトはずすと何にも見えなかったから)だけだった。

おまけに忘れたコンタクトケースの代わりに、お湯のみとせっけん皿に保存液代
わりの水を入れて、左右一枚ずつのコンタクトを入れておく、というどうしよう
もなさ。デキる都会派女性のカケラはみじんもなかった。
しかし、気をとりなおして、ピーポくんグッズを売っていると噂の『警察博物館』
へ行く。銀座にそんなものがあるとは知りませんでした。
正面に白バイとピーポくんロボがいて、白バイには御自由にお乗りください、と
ある(乗らなかった)。ほかにもぜんぜんちゃんと見なかったけど、いろんな
警察の歴史とか制服の変遷とか展示してあった。
踊り場にはちゃんと指名手配中の似顔絵も貼ってあった。
そいで、お目当てのピーポくんグッズは結構いろいろあって、品物によって顔が
ずいぶん違うので、私好みの顔を選りすぐりTシャツ、ストラップなどを購入した。
中にひとつだけ、ピーポくんの後ろにモジモジっと隠れている女の子がいる絵が
あったので、係のおばさんにそれは誰なのか、とたずねると、『ああ、それは妹
のピーコちゃん。あとグッズにはいないけど弟のピータくんもいます。』と言わ
れて驚く。
で、買い物をするともらえるオマケのシールを見たら、なんとピーポくんには
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、ピーコちゃん、ピータくん
(まだミルクを飲んでいる)がいて、立派なファミリーなのでした。
帰りに、正面玄関にいるピーポくんの前へ行ったら、突然ピーポくんが女性の声
(駐車場とかの発券機の女のひとの声)で平然と『ご来館ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。』と言ったので、またびっくりした。

ピーポくん、ピーコちゃん、おかあさん(アンテナ?髪型?)。
ピーポくん以外は全員洋服を着ている。



12月01日(土)
東京中低域のLIVEにちょっと出演。
南雲通り交差点*バリトンサックスアレンジバージョンを無事歌ってきました。
水谷さんにサックスのアレンジをしていただいたのですが、CDや日頃私がやっ
ているのとはまた違うすごく楽しい曲になりました(なにしろ全員バリトンで
すから)。私は自分の前にピアノがないということで結構キンチョウしました。

おかげでMCも(たぶん)かなり炸裂、めっちゃくちゃな感じになりました。
私は楽しかったんですが、見てくださったかたはいかがだったのでしょう?
ともあれ、見にいらしてくださった方、東京中低域の方々、関係者の方々、ど
うもありがとうございました。
終わっていろんな方と話したり飲んだり食べたりして、帰宅。
が、この日は名古屋から同級生が来てくれていて、彼女と一緒に銀座の、イケ
てる今ドキ女性がひとりで休日を楽しみに泊まるようなプチホテル(って何?)
に宿泊。ぐったりしてすぐ就寝。

11月30日(金)
さーて、もう11月も終わり。
いーねー、いーねー、終わってきたねー。今年も。
もう師走かよー?て感じも含めて、どうも私は年末が大好き。
お正月よりも年末の雰囲気が大好き。銭湯なんかのサウナや脱衣所で、ビミョ
ーな音量で(脱衣所は向こうにあるテレビから)演歌が聴こえてくると気分倍増。
最近全然銭湯行ってない(引っ越してから銭湯が近くにないから)ので、ちょっ
と寂しいですけど。別に演歌は好きじゃないけど(ぜんぜん知らんけど、坂本冬
美はちょっとよかった。)銭湯で年末に洩れ聴こえてくる演歌、というのは、か
なり気分が出て楽しい。
あの人もこの人も、時間の早さとはやる気持ちと現実感をくちゃくちゃにしながら
何かを乗り越えて行く、という感じが町にあふれるからかなあ。
来年のことを言うと鬼が笑うというけど、笑われてもいいから、来年の計画をもう
結構盛り沢山してしまっている。
加藤千晶のLIVEは来年から気分も新たにワンマンになる予定です。
それに伴っていろいろ作戦を立てている。
チアキテルもやります。第一回チアキテルは早いうちにやりたい。
そんでアルバムも作り、イラスト展(?)もやるぞ。なんかでもこう書いちゃうと
マルチタレント風の器用貧乏みたいでやだなー。
イラスト展はやめようかなー(もう弱気).......。
という意気込みを語るも、明日からまだ12月。今年中にすることもまだいっぱい
あるのだ。
とりあえず、明日はお時間のある方は赤坂へお越しください。


11月29日(木)
東京中低域のリハ。
自分の曲を全員バリトンサックス用にアレンジしてもらった歌う、というのは、
一体どんなんになるの?とすごい楽しみだったんですが、楽しみにしてたとおり、
とても楽しかった(なんか文が変)。ぜひとも皆さんに聴いていただきたい。
さて、どの曲をやるんでしょう。
リハ後、東中のメンバー唯一の名古屋在住者、そして私の(ほぼ)幼なじみで
ある鬼頭哲、そしておなじみ川口さんらとごはん。そして飲む。
すくい豆腐が塩と薬味と共に出て来て、食べた。豆腐の甘味に塩味が意外な感じ
だけど妙に美味しい。鬼頭くんによると、『だいたい色の白いものは塩で食べて
もすごく美味しい』そうです。イカのお寿司とか、塩で食べたりするそうだ。
東京中低域はあさってです。お越しをお待ちしてます。


11月28日(水)
『磯野家ファミリーケーキ』なるものを発見。
要するに磯野家の人々の立体人形焼なんですが、その箱には磯野家の家系図が
書いてあり、大変興味深い。マスオさんの甥っこなんて知らないでしょう?
お舟さんのお兄さんやその奥さんの名前なんて知ってますか?
私は知ってしまいました。ふふふ。別に知ったからといってどう、というわけ
じゃありませんが、なんか、ね。ちょっと自慢ね。
ちなみに骨董のサザエさんの急須と湯のみのセットというのをある所で発見した
時には胸が高鳴りましたが、非売品でした。やっぱり。
サザエものはほかにもサザエさんサブレーなどもあるが、このファミリーケーキ
といい、サブレーといい、結構アタリです。かなりかわいい。

11月27日(火)
ふと入った酒屋さんで駄菓子を売っていたので、最近の駄菓子事情を見てみた。
キャベツさん太郎とか、酢蛸さん太郎とか、コーラ餅といった昔ながらの駄菓子
にまじって、
『コギャルチョッパ梅』というのを発見。中身は以前からある、
乾燥梅干みたいなやつなんだけど、名前がコギャルチョッパ梅。
更に名前の意味の無さをパッケージでフォローしようとしたのか、袋には、しわ
しわのおばあさんが女子高生(コギャル)に『梅おくれ〜(というセリフ入)』
と手を出し、そのおばあさんにむかってコギャルが『ホラ!くれてやるよ(とい
うセリフ入)』と梅干を投げ付けている絵が描いてある。すごい状況の絵だ。
なんかヒドい。そりゃない。
それにくらべて、昔から私の大好きだった『どんどん焼』は、袋の裏書きに、
『この度はわたくしどんどん焼をお買い求めくださいましてありがとうござ
います。..........どなた様のお口にもあいますよう調理いたしました。どうぞわた
くしどんどん焼をぜひご賞味.......。』と
『どんどん焼本人の丁寧な挨拶』
が入っており、なんと懐の深いことか。
コギャルチョッパ梅にどんどん焼の爪の垢でも飲ませたい。

11月26日(月)
Rom-Chiakiちゃんとのテルミンユニット、チアキテルの為の曲作りなど。
チアキテルならではの曲、意義、挑戦、というと大げさだけど、私たちの妄想は
壮大に広がっちゃってるので、それを実現させるのは簡単なようでなかなかむず
かしい。物理的に今の時点では不可能なこともあり、徐々に、ね。
個人的なテルミン修行は今、スタッカートおよび、スラーから続けてスタッカー
トという技法を練習。スタッカートだけ(タッタッタッタ)はわりあいできるが、
音楽的なニュアンスの強いスラーから続くスタッカート(ターラッタッタッなど)
は難しい。それを早くやろうとすると、もっと全然ダメ。
子供の頃のピアノの一番基礎でやらされた『ハノン』を思い出す。
夜、手ぬぐいの職人さんを紹介してくれたいとこにできあがった手ぬぐいを渡し
がてらごはんに出かける。
赤坂でお寿司屋さん(こわっ)に入り、おそるおそる白子を食べてみる。
ほぉぉー、クリーミーですね。続いて穴子、ほぉぉー、とろけますね。
生のりのお味噌汁、ほぉぉー、のりがよい香り、たまりませんね。など、びく
ついているのも楽しくないので、腹をくくってどんどん食べる。
お勘定はすごいのか....と思いきや、ぜんぜんそんなこともなく、ほっとする。
安くておいしいよいお寿司屋さんでした。
そのあとお茶をして、ケーキまで平らげて帰宅。なんかぜいたくをした感じ。
しかし、ぜいたくをしたプラス分の調整か、帰りの電車で男の人が網棚から下ろし
たカバンが私の頭を直撃する。なるほど。世の中はうまくできている。


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