忘れ物はないね?日記2001.10.29〜11.03

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11月3日(土)
雨ふり。
気分がもやもや。そのうえ、お米にコクゾウ虫が湧いていてパニックになる。
『湧く』という感覚がもうだめ。虫が湧く、蚊が湧く。もう手に負えない感じ。
それと伸び縮みする虫ってだめ。それが成長した蛾とか蝶もけっこうだめ。
ミミズはおなじようでも皮膚がツヤケシのビロード状ではないため、まだ平気。
毛虫も表面に毛が生えているので、まだ平気(嫌いだけど)。
ミミズのようにツルッとしてなくて、毛虫のように毛が生えてなくて、皮膚の薄皮
丸出しの伸び縮みする虫が一番苦手です。
ムカデとかヘビとかはそれにくらべたら皮膚もある程度堅そうなので、数ランク大
丈夫。大体基準がわかっていただけましたか。
と、そういうのんきなパニックをしている場合ではなく、虫でほんとに疲れた。
以前、実家でネズミが出た時も、その時はかなり大胆なネズミで、天井裏だけでな
く床の上まで走りまわって大変だった。
家族総出でソファをずらしたりサイドボードを動かしたりして部屋の隅を空け、
なんとかつかまえようとしたがどうしてもダメで、そんなときに限ってまた母が
『ネズミは狭いところが好きだから筒とかを作って待ってるとそこに自分から走
り込んで来る』などと言い出し、新聞紙で直径7〜8cmの筒を作って、ひたすら
部屋の壁にはりついて待っていた。
するとだいーぶ経って、驚いたことにネズミがいきなり筒に走り込んで来た。
『アッ!来た!』

しかし、母はアホなことに筒の片方を閉じずに、筒そのまんまの形で待っていた
ためネズミはスポーンと向こう側へ出て行った。ただ筒を通っただけ。
家族全員がっくり肩を落とした。
結局ネズミはそのままつかまらなかった。でも特に大きな被害はなく現在に至って
いる。
母は取り逃がした悔しまぎれなのか、今度は『ネズミがいる家はお金持ちになる
らしい』と言い出し、もうネズミには触れなくなりました。



11月2日(金)

あっという間に霜月ですね。
いろいろと心がさわがしい日々、ちょっと気を落ち着けようなんて思いましてね、
近所のとあるお寺の境内に行ってみました(寅さん風)。
秋といえば、菊の花ざかり。
お寺の境内には菊作り名人たちが競い合って咲かせた豪華な変化咲きの菊が奉納さ
れていて、見るも立派なでっかい菊がてんこもりだった。
ひとつの鉢からドームみたいに枝をはわせてすごいことになってる菊や、一つの鉢
からきっかりまっすぐ3本の菊がピシッと上にのびてるやつや、作りもいろいろなら
花の種類もいろいろで、花びらがホントに花火みたいに細くしだれてるのやら、
こんもり丸いのやらありました。
こうやって、人工的に花の作りを競いあう品評会などというものに縁がなかったので、
はじめてみたけど、花にしても、金魚にしても、犬にしても、品評会というからには、
採点時に困らないように評価するポイントが決められている、というのがどうもそれ
ぞれの独創性をつぶしてしまっていてつまんないんではないか、と思わないでも無い。
って、別にケチつけるつもりは全然ないんだけど、つまりどれも出来上がりすぎ!
そばへ寄ってみると、『菊の花なのに、なに?このふてぶてしい立派な感じは。』
と思わず笑ってしまいそうでした。
まあ最初に菊で人形を作ろうと思い付いた人なんかはすごいと思いますが。 
でも、同じ植物なのに、菊やバラや松や盆栽なんかの品評会はあっても、野菜には、食
べられることに関する意外の、いわゆる鑑賞としても品評会がないのが残念(もし
かすると知らないだけであるのかな?)。
ブロッコリーとか、白菜とか、草月流の家元だって活けちゃってるぐらいなんだから、
見た目の品評とかもあれば、それはそれでバカバカしくて面白そう。
だーーーーっとすごい立派な白菜が並んでたり、ほほーこれは見事なブロッコリーですね、
はあ、この緑色のグラデーションを出すのに苦心しました、とか。



10月31日(水)

久住さんの名著、『タキモトの世界』を借りる。
カーネーション大田さんの本を矢部さんが借りてて、それを次に貸してもらうよう
頼み込んで、やっと私の手に回ってきたのです。
この本も結構古い本だけども(漫画ではない)、久住さんが友人のカメラマンである
滝本淳助氏を何年にも渡って観察し、そのやりとりや滝本氏の人となり、その世界を
一冊にまとめたもので、かなりマニア好み。もちろん私好み。
ということで、このところライヴにむけてのバクハツ作曲活動の合間には、ミヒャエル
エンデの『モモ』そして久住さんの『タキモトの世界』を平行読み、というめちゃく
ちゃな加藤千晶の世界。
ちょっとほかにも書きたいできごとがいくつかあるんだけど、都合で今はまだ書けない。
思わせぶりにしとこ。


10月30日(火)

寒いとどうにもトイレが近い、おばあさんのような私である。
なぜか車に乗っているとさらに近い。今日も中目黒の住宅街でうろうろするうち、
果てしなくトイレに行きたくなって、でも店が全然なくて、やむにやまれず近くに
あったお医者さんの門をたたく。
患者さんは誰もいなくて、しーんとしたいかにも町医者風の待ち合い室にぽつーん
と小窓のある受付。そこへわざわざ『大変もうしわけありませんが、トイレを........』
とお願いするにはそうとう勇気がいったが、もう一刻もダメだったので、お借りした。
受付の奥さんのような人には苦笑いされ、帰りには『大丈夫だった?』。って何が?
あ、でも何とか大丈夫でした。あー、ほんとにありがとうございました。
と思ったら、家に帰り着く前にまたまた日比谷のあたりでトイレに行きたくなって
しまった。寒くて雨が降りそうなどんより天気だとてきめんに近くなる。
しかたがないので、今度は日比谷公園のトイレへ。
お店に入ればいいんだけど、お店に入ったら入ったでせっかくトイレに行ってもまた
何かを飲んだりしなければいけなくなって、元も子もないので、それは避けた。
で、日比谷公園のトイレに行って、出てくると、洗面台のところに
『ここで銀杏を洗う
こと禁止』という貼り紙が貼ってあった。みんな拾って洗うんだ、ここで........。
昨日実家の母より銀杏が届く。まだ割ってないけど、楽しみだ。
夜、ちょっと息ぬきで近所のとてもおいしいお寿司屋さんへいく。
ここのお寿司屋さんのおじさんは、懐石料理も作ってくれる、という板前さんで
旬のものを値うちにほんとうにおいしく食べさせてくれるので、苦手なものもここで
いただくとペロっと食べられてしまう。
すごいスピードですごいたくさんのお寿司をたいらげて、ちょっとおしゃべりして帰宅。
なんとなくよい一日。あ、今日すごく日記っぽい。

10月29日(月)

とりこみ中つき、ちょっと今日、ごめんなさい、
と思ったのに、ページの絵を描きはじめてしまいいつもより時間がかかってしまった。
えっと、文章のまとまる頭じゃないので、日記はお休み。
エリンギ、ハム、ブロッコリー、バジルのパスタを作って食べた。
それから昼間スタバに行って、前から真相を確かめたかった、『マイカップを持参すると
値引きになるって本当ですか?』ということを聞いてみたら、本当だった。
どんなカップでも持っていくと、それに入れてくれて、値段も安くなるそうです。
そりゃいいぞ。





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