忘れ物はないね?日記2001.7.16〜7.22
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7月22日(日)

音楽関係の仕事に限らず、ずーーっとヘッドホンをしてることが多い人や、大きい機械の音
がずっとしてるところで仕事をしてる人なんかは、耳の故障に注意したほうがいいです。
で、時々電話のツーーーーという音を両方の耳で聴きくらべて、両方が同じピッチで聴こえ
なかったら要注意らしいです。
と聞いたのでやってみると、ウチの電話は『ソーーーー♪』でした。つまり『Gーーーー♪』。
さて、それはそうと、マンションの玄関のところにセミが落っこちていて、蹴っ飛ばしてし
まった。セミはジー、ジー、といいながら、どんどん外とは逆のほうへ行ってしまいました。
このところ閉じこもってるし、いろいろな準備で頭パンパン。
うちの裏のマンションは外装の色もすっごい色で、庭みたいなところに共同のプールがある
んですが、誰か入っているんだろうか?まだ一回も誰かが泳いでいるところは見たことがな
い。
札幌の仲良しのイラストレーター早川司寿乃と長電話をする。
札幌は25℃ぐらいだそうです。

うちのFAX電話はなんとカラーファックスなのですが、未だカラーの画像が送られてきたことはありません。
だって、誰もカラーファックスなんて持ってないんだもん。そうだよねー。持ってないよねー。買う前に気
づきたかったなー。


7月21日(土)

一日中閉じこもって作業。
こんなに暑い日には気分だけでも冷えようと、ベントレーという人が作った雪の結晶の図鑑
を見て過ごす。何度みても圧巻である。
この本の事は以前この日記でも書いたことあると思うのだけど、もう絶版も絶版、もう絶対
に見つからないと半ば諦めていた。ネットであらゆる古本屋組合を検索したしもちろん神田

もさがしたし、検索もしたし、行った先々の古本屋ではかこ作品と共に必ずチェックしていた
けどなくて、きっとこれをさがすことが私のライフワークとでもいうべき事柄なんじゃないか、
とまで思っていた。のに、それがロスの古本屋で見つかった。
その模様はまたロス珍に記すことにします。
とにかく、その本と、ほかにも数冊、私はロスでかなりの本を購入してしまったので、帰りは

カバンがセメントの固まりのようだった。重かったです。

7月20日(金)

思い立って、実家から絵の具と筆とパレットを持ってきた。
といっても、まったくの小学生仕様の他愛のないお絵描き道具。しかし、パレットは昔、母が
使っていたという年代物の木製のパレットで、いわゆる水彩画用の絵の具をしぼりだす窪みが
全くない。私は小学生の頃もそれを使っていたと思うが、今になって開いてみると、絵の具が
ぐちゃぐちゃに付いたまま放ったらかしになっており、それがガピガピに乾いて、大変な状態
になっていた。なので、数日お湯につけ、今日やっとそれを洗ってみた。
そのお絵描き道具と一緒に彫刻刀も持ってきた。それも母のお古である。
思い出してみれば、私の美術道具はなぜか母のお古か母の手作りの道具が多い。このパレット
のほかに、水入れも母がスヌーピーのキャンディーの入っていた缶かんを二つつなげヒモでぐる
ぐる巻きに止めて作った極めて原始的なものを使っていた。(当時はスヌーピーの絵に騙されて
いた。)でも、友達はみんな黄色いプラスティック製の最初から深さの違う水入れ場がたくさん
ある水入れを使っていた。
ある時、彫刻刀をはじめて授業で使うことになって、私は買ってー、とねだったけれど、母は涼
しい顔で自分が学生時代に使っていた彫刻刀を私に持たせた。ところが『ばれん』がない。
『おかあさん、ばれんは?』と聞くと、『あ、あるある』と母。『明日までにさがしとくから。』
といわれて、翌日、私が目にしたのは、直径10cmぐらいのダンボールの○をお古のストッキングで
つつんで、その端をねじねじねじとひねって取っ手状に作ってある変な物だった。
それって『あった』んじゃなくて『間に合わせて作った』んじゃ?今ならすぐさまツッコめる。
でも不幸なことにその時の私は『ばれん』というものの厳密な形を知らなかったので、それをその
まま持っていきました。.............でもみんなのと明らかに違う。
みんなのは堅い黒い板みたいなのが竹の皮でつつんであって、コツンと小さくてキュッとしててかしこ
そうな感じだった。なのに私のは変なストッキングでなんとなくぶよぶよしているし、中身はダン
ボール丸く切っただけのやつで、なんかすごくアホな感じがした。おまけに持ってこする取っ手は
ご丁寧にもストッキングねじねじ作戦になっていた。面積だけが無駄に大きい。もぉ〜〜〜〜ヤダ!
家に帰ってそれを母に言うと、『なんで?いいじゃない、みんなのより大きいし。』大きくなくて
いい!みんなとおんなじ小さくて堅くて竹の皮でつつんであるやつがいいんだって!
でもいくら頼んでも『ばれんの一個ぐらい買わんでも....』ということで、(ばれんの一個ぐらい買
ってよ。)しまいには『じゃあ竹の皮で包み直してあげる。』とか言い出した。もうそれもいい!
やらなくて。私は諦めました。で、ずっとストッキングのばれんをつかっていました。
この彫刻刀見てなんか版画とかやってみたくなったけど、あのばれんでこするのイヤだなあ。
みんなの『ばれん』、私の『ばれん』。妙にでかいのがまた悲しい。


7月19日(木)

風邪なのか夏バテなのかわからないが、ビミョーに体調不良です。
BBSに民間療法をかきこんでくださった人などもあり、ありがとうございます。

それでひょっと思い出したんだけど、この民間療法、というものは、どうしてああも突飛な
ものが多いのでしょう?まあ風邪ひいた時にミカンを焼いて器に入れ、熱湯をかけてそのま
まつゆを飲む、とかショウガと砂糖を熱湯でといて飲む、ぐらいは療法っぽい。百歩譲って、
ネギを首に巻く、というのもまあ有り、です。(これを教えてくださった方、ありがとうです。)
しかーし、すばらしき民間療法の世界はそんなもんじゃないのです。
今回思い出したそれの記憶は、まだ私が小学生の頃のこと。
うちの父は昔から鮎の共釣りが好きで、よく早朝のつめたーいきれいな川へ出かけていました。
でもあんまり身体が冷えて、ある時とうとう『痔』になってしまった。(お父さんごめん!)
それも急激な痔で、歩くことも立つことも、そればかりか座ることすらできなくなって、寝込
んでしまったのです。で、慌てた母は近所を駆け回って、農家のおばちゃんたちからありとあ
らゆる民間療法を聞いて来た。とはいえ、風邪とかねんざとかそういう『世間話』ですむよう
な類いのモノではなく、事が事だけに、農家のおばちゃんたちも、かなり『最後の手段』的な
療法を母に教えたとみえる。
まずひとつは患部をヒルに吸わせる』。
えぇーーーーっ!!!患部を?ヒルに?ヒルってあの田んぼにいる吸血ミミズみたいなやつで
しょ?って感じで、家族も当然父もそれは却下。そして次にその代打案として出て来たのが、
フナを笹の葉でくるんで患部に....』って、また患部に貼れとー?うそー??
痔だよー?患部に貼れってことは、笹の葉でくるんだフナをお尻にはさめってことーーー?!
しかもなんでフナー?って感じで、やはりこれも家族は大困惑。っていうか大笑いで、これに
はさすがの父も激怒してしまい、『バカにするのもいい加減にしろ!そんなことするくらいなら
俺は手術をうける!!!』と言い出し、さっさと外科で手術をうけて立派に直って帰宅しました。
その後も、父は母のまいた種でとんだとばっちりをうけ続け、ある時は、父が電話をかける際、
母がダイヤルした為に間違いに気が付かず、父は知らないお宅の留守電に『加藤でございます。
さきほどは.......』と録音してみたり、母がまちがって、父に頼まれた公演の前日のチケットを
買ってきた為に、父はひとりで全然関係のない出し物を観て、首をかしげながら帰って来たこと
もありました。
でもまあ、私から言わせれば、母も母だが父も父です。
それにしても、まだまだ知られずに眠っているすばらしき民間療法がきっとあるはずです。私達
は決してその灯を消してはいけないのです。みなさんも勇気をもって試してみましょう。

フナをよぉ〜、一匹つるっと笹の葉でくるんでよぉ〜....と話す近所のお婆さん、の話をする母。ほんとかよー???


7月18日(水)

風邪をひいてしまったようです。

まっずーい液体薬を飲み、就寝。NOクーラー、NO扇風機。みなさんもPlease,don't 寝冷えね。


7月17日(火)

ライブでやる曲の編成などを考えつつ、新しい曲をかためつつ、HP直しつつ、ああでも
ない、こうでもない、と悶々と過ごす。
なんか今度のライブ、どのくらいの人が見に来てくれるのだろう....?暑い盛りだしなー、
このHPいつも見てくれている人達もどれだけ来てくれるのかなー。などと、なんかちょっ
と心細くなってきてしまった。
関東方面のみなさま、もうすぐフライヤー(っていうかチラシって言えばいいんじゃい)も
お手元に届きますと思いますので、どうかひとつ、いらしてくださいましね。
いつも元気いっぱいなんだけど、今日も別に元気じゃないわけじゃないんだけど、ちょっと
心配になって、頭が下に向いている。みたい。
そんなだから、さっきカフェオレのんだ後、少しミルクが残ってたコップにまちがってお茶
をついでしまい、あっ!と思ったが一応味見しとこうと思って飲んだ。ら、抹茶アイスの甘
くない味。抹茶ミルクの甘味抜き。あたりまえか。全然飲めた。わざとやって飲もうとは思
わないけど、捨てなくてもよい。オッケーだった。昨日は階段でコケるし、今日は抹茶ミル
クだし、あーあ。


7月16日(月)

DMを発送し、フライヤーをいろいろな所へ置きに行く。
途中、昔ながらの金物屋さんに『雨合羽、長ぐつあります』という貼り紙があるのを発見。
そういえば、合羽、合羽と言っているけど、合羽はなんで合羽なのか?河童から来ているの

だとすればなんで?『河童は濡れても平気!』だから?
『あげ』と『のり巻き』の入った寿司詰めのことを『助六(「あげまき」は歌舞伎で助六と
心中する遊女の名前)』と呼んだり、花札を模して、いのししの肉を『ぼたん』、鹿肉を
『もみじ』と言ったりするなど、日本の、物事をストレートに言わない独特の美学が結構好き
(もちろんそのせいでいろいろ都合の悪いことも多く起きるから、その場合は考えものですが。)

なので、『河童は濡れても平気』だからアレをカッパなんだろうと勝手に納得して、妙にう
れしかったのですが、家に帰って、分厚い辞書をひいてみれば、なんと合羽は『capa』という

ポルトガル語(もちろん合羽は当て字)だというじゃないですか!ああいう妨雨用の外套のこ
とだそうで。河童と全然関係
ないじゃん!全然『濡れても平気』だからカッパじゃないじゃん。
でも偶然河童とぴったりだったんだね...。
ということで、いやに勉強になった日でした。
話かわりますが、私は昔からよく転ぶ人、です。なにもない所でつまづいたりもしますが、階段

は要注意。雨の日の下り階段などは特に注意が必要です。ある時は家の玄関を出て、門までの階
段の一番上で転び、かばんだけが下へ落ちて行ったり、またある時は雨の日にそば屋を出て、下
を歩いている人と目があった次の瞬間、足を踏み外して下まで落ちたこともありました。
そんな私もここ数年転んだりすることもなく平穏な毎日がすぎていましたが、今日、MANDA-LA2

の階段で転びました。上りの最終段階で転んだので、まわりにあった傘立てみたいなのやフライヤー
などがささっているやつをつかみ、大事には至りませんでしたが、かっこわるー。みなさんも気を
つけましょう。


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