忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2010年02月27日(土)

爪の横にピリッと出ているささくれ(私は八重爪と呼んでいる)ってなぜこんなに痛いのでしょう。
それから、爪と身の間が割れた時も。
あれやこれやと私は指にしょっちゅう「ヨーチン」を塗っている。

こんなに「痛い」ことが苦手な私だけれども、傷に関しては、断然「ヨーチン」派である。
ヨーチンすなわち「ヨードチンキ」はやさしい「赤チン」や「オキシドール」とは異なり、とにかく沁みて痛い。
しかし、痛ければ痛いほど「ああ、傷のばい菌が退治されていく...私の傷が治っていく....」という気がしてくるから不思議だ(そんなことない?)。反対にいうと、沁みないと治る気がしない、という思考回路になってしまっていることも確かであるけども。
とにもかくにも、そういうわけで私は今日も「ヨーチン」を塗る。ピアノを強く弾きすぎて爪と身の間が割れてチョー痛いところにも、ちゃんとチューン!と沁みてウリャー!となるまで塗るのである。しかし不思議とヨーチンがすごく沁みるのは最初の日と翌日ぐらいで、あとはなんだかぐんぐん治っているのだからそれもまた頼もしい。切り傷などだけでなく、打ち身やねんざにもヨーチンを塗る。広範囲に真黄色になって、ちょっと恥ずかしいが、翌日には熱がとれる。ヨーチンさえあればほぼオッケーと思っている。
でも、かといって、私が痛みに強いというわけではぜんぜんなく、むしろ、めちゃくちゃ痛がりで恐がりなのです。
ということは、「沁みて痛ければ治る」というのもすべて思い込みなのでは?とも思ったりしますが、病は気から、という言葉もあることですし、今のところ、それでよいのです。

[link:1216] 2010年02月28日(日) 17:07


2010年02月21日(日)

お寒い中、サンジャックのライヴにお運びくださったみなさま、本当にどうもありがとうございました。
いろいろありましたが、なんとかやり終えることができました。
やる度に反省点の増える私ではありますが、それはまた次回へのリベンジとして心に誓い、こういう新しい環境で演奏する機会を与えてくださって、またそれを観にかけつけてくださったたくさんのみなさまに、まずは心からの感謝を申し上げます。
るっちゃん、それからサンジャックの平林さんもどうもありがとうございました。
次回はleteです。魂は再びちがう国を旅をするつもりで、ドロッとがんばります。

[link:1215] 2010年02月27日(土) 00:16


2010年02月18日(木)

るっちゃんとリハ。
るっちゃんとふたりっきりの編成はかなりかなり久しぶりなのですごく楽しい。
リハも充実してて、今回の挑戦とかも最初ぜんぜんうまくいかなかったけど、るっちゃんが一回やる度にどんどんできるようになってって、上達の早さに脱帽した。
私はぜんぜんうまくなんないんだけどねー。
あはは。(←あははじゃない。)
これは楽しみです。
そして、西荻窪サンジャックは料理 がとにかくめちゃめちゃおいしいそうで、いらしてくださる方、ぜひごちそうもお楽しみください。
私も今から何を食べようか楽しみでしょうがないです。

[link:1214] 2010年02月21日(日) 01:10


2010年02月14日(日)

2月18日より、昨日お知らせした、4月3日(土)MANDA-LA2での「アップップリケショー5」のご予約を加藤千晶食堂にて承ります。また前売りチケットも同日よりMANDA-LA2店頭にて販売いたします。
みなさまどうぞよろしくおねがいいたしまーす。

[link:1213] 2010年02月18日(木) 02:32


2010年02月13日(土)

4月のライヴは、4月3日(土)「アップップリケショー5」です。
ご予約は近日中に承ります。
お忙しい季節とは存じますが、どうぞみなさまご予定を空けておいてね〜!
よろしくおねがいします!

久しぶりに梶井基次郎を読み返す。
そのときそのときで自分が好きだったりすごくよかったと思うものはいくらでもあるけれど、自分がこういう現在に至るのに決定的な衝撃や強い影響を与えた音楽や本のことをわざわざ書くのはなんだか恥ずかしいし勇気がいるので、あんまりこういうところに書いたりしない。
けども、およそ20年ほど前に読んだ梶井基次郎の「城のある町にて」という短編がそのうちのひとつだというのはまちがいない。
たいへんに乱暴にピンポイントで書いているけど、宇野誠一郎による「ムーミン谷のうた」もまちがいない。全体にもやっと謎な感じで、明るいところにいると思っていたらいつのまにか空が曇っていて少し寂しい感じがしたり、悲しかったはずなのに知らないうちに七色の虹がかかっていて心が軽やかになっていたりする、まるでマジックのようなこの音楽の感じは一体なんだろう?と心がざわざわするのは、はじめて買ってもらったLPを聴いた5歳の時と変わらない。

はじめてそれに触れた時の感覚と、今もそれに触れると感じる感覚が同じである、というのは、ある側面においてまったく私が成長していない、ということにもなるかもしれないのでそれはそれでどうかと思うけど、他のものでは、あの時はものすごく好きだ、と思っていたけど、年を経て触れると、今は別の感じがするというものもたくさんあるから、最初から今まで受け止める方の感じ方が変わらないほどのものを残した発信側がスゴイのだ、としか言いようが無いと思う。
空から降ってきて、肩や足元にふと乗ってはたちまちしゅっと沁みてしまうのに、いつまでもその形が見えるような気がする、雪のようだ。

[link:1212] 2010年02月14日(日) 23:47

2003年6月16日までの日記


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