忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2009年10月17日(土)

きのうのタマコ2のデラリバ、楽しかった。
leteならではのまったりのんびりムードが、日頃のタマコ勢揃いの時とのギャップを生んでて、なんとも愉快。演奏もよかったなあ。
LIVE中にお客さんと普通に会話できちゃうのもleteの面白いところ。

なんて、楽しい気分で、帰りにファミレスで遅いごはんを食べたのだけど、このファミレスで、ちょっとしたびっくり事が。
私の頼んだ『かぼちゃと○○の△△』という品に、どう見てもかぼちゃがひとかけらも入っていない。
最初ちょっと食べすすんで、かぼちゃが全然出てこないなあ、と思ってひょっとして下に埋もれているのかと思ってそっと軽くお皿の底のほうも見た(ぱっと見、全貌が見えないしくみの白い料理。っていうと、大体どんなんかわかっちゃいそうだけど。)けどぜんぜんない。うーーーーむ.....。
どうしようかと思ったのだけど、なぜこのメニューにしたかというと、今日は野菜不足だったから緑黄色野菜を食べよう、と思ってコレにしたのだから、メニューのタイトルにもなっている主役の一つがまったく入っていないというのは、なんだかどうも納得が行かない気持ちだったので、お店のヒトに言ってみた。
しかし思ったとおり、お店のヒトは『あ、どうも申し訳ありません〜。』とだけ言って、それをどうするとも言わず、お皿を下げもせず、『○×く〜〜ん』と厨房のヒトの名前を呼びながら消えていった。
で、残された私たちは、『まさか、かぼちゃだけ持って来たりしたらどうしよう?』なーんて冗談を言って笑ってたのだけど、それは予言となった。
数分後、なんと、そのまさかであった。そのパートの女のヒトは別のお皿にかぼちゃのみを持って登場。
で、私に自分でそれを乗せろという。
ラーメンの替え玉ですか?
もしこれが、独立したかぼちゃのおかずとしての一品だったなら、それでもまあ、よい。
しかし、その料理は、かぼちゃの煮物の小鉢、とかそういう類いのものじゃなくて、『かぼちゃとかその他の野菜とかが一緒に調理されてひとつの料理として成立してる』ものだったから、私およびその場の全員が『え.....?』と絶句すると、『あ、じゃあトッピンクしてきましょうか?』と言う。
えーーーー?
ト、トッピング.....?
これに?
この状態で?
それを?
いやいやいやいやいやいや......
っていうか、そういうモンダイ???
それより、お客さんにそんな料理を食べさせて平気?
かぼちゃだけ持ってけば大丈夫、って誰判断?
いや〜、ツッコミましたね。
一瞬のうちに10ツッコミぐらいしました。
心の中で。
で、さすがにそれはないだろう!と思って、まわりのトバオさんニシイケさんムーさんも同時に『え、ちょっとそれは...』とか言ってくれて、作り直してもらいました(ほんとに作り直してないかもだけど)。
あーーーびっくりした。

........と、本当はここ↑↑まで書いて一旦アップしたんだけど、結果的に『作り直してもらった』というのが果たして正解だったかどうか、というのは今もよくわからない。
作り直してもらったことによって、食べ物をムダにしてしまったことには、心が痛む。料理に罪はないし、私がかぼちゃをうけとって自分で乗せてたら、そのまま無駄にはならなかったわけだし..... と思うと、ちょっとブルーになる。
でも、あそこで『かぼちゃをトッピング』っていうのは、かぼちゃも一緒にグリルするっていう過程は無視してるじゃん!
じゃあこれがもし炊き込みごはんだったら、具が入ってなかったら、あとから別に煮た具を持ってこられて自分でまぜろってこと???
仮にもレストランでいくらなんでもそれはどうなの?ってとっさに思ってしまったんでした。
しかし、それでも、あの店員さんが、第一声で、人として普通にほんとに申し訳ないと思った対応をしてくれてたら、いいです、もう、このまま食べます、となってたかもしれない。
うーーーーん。たかがかぼちゃ、されどかぼちゃ。
こういう場合は私も、自分がどうするのが正解なのか、ゆっくり考えてみよう。
なんにしても相手あってのやりとりだから、一通りのことではないんですけどね〜〜〜。


で、気を取り直して、ちょっと宣伝です。NHK教育のおかあさんといっしょで6月のうただった「ほっとけーきはすてき」が収録された最新ベストCD『ぼくらのうた』が10月21日に発売になります。
今年の月のうたの他にも、過去の月うたで栗原さん作曲、栗コーダーカルテット演奏の「あめふりりんちゃん」なんかも収録されています。

なんて、フと気がついたら、アップップリケショー4まであと2週間ではありませんか!
あわわわわ。





[link:1174] 2009年10月18日(日) 23:26


2009年10月15日(木)

テリーたちの大阪公演も大盛り上がりのうちに終了したようで、本日は貸したClavinet/pianet Duoを返却していただいた。お手伝いをされてたMさんという方が大阪から夜走りして運搬してくださったのだが、東名集中工事でとてつもなく渋滞してたところがあったらしく、大変だったそう。おつかれさまでした。ところで、そのMさんは本業は、おいしく安全な野菜を販売するというお仕事とワインアドバイザーをされてるそうで、テリーたちのライヴの時も、アンケートを書いたお客さんに先着で岩手のおいしい野菜を配っておられた。私もトマトをひとついただいたのだけど、すごくおいしかったのだ。
最近、mixiのサンシャイン牧場にうっかり手を出してしまったばっかりに、リアルな植物栽培はまったくのドシロウトどころか、多肉さえもことごとく枯らせる私であるけども、つい農作物のことをあれこれ聞いてしまいそうになる(←アホ)。
サンシャイン牧場は魔物で、あんなウェブ上の小さな畑だけど、のぞきに行った時にモリモリにりんごが実っていたり、大きなお花が咲いていたりするとパァッとうれしくなる。そのせいで、もう畑が気になっちゃって、家で仕事してる時など、のべつまくなしに畑へ行き、ヒトの畑も見回って水をやったりしてしまうのだ。早く牧場に行ってみたいのだけど、あれは自分がレベルが足りなくて牧場へまだアクセスできないのに、他の人が牧場の水飲み場に水を足してくれたりしてる、っていうのはどういうことなんだろう?
不思議だ。


[link:1173] 2009年10月17日(土) 18:52


2009年10月13日(火)

あー、金木犀。
秋は空の高さと、街の中で突然やってくる金木犀の匂いなどで、自分が突然どこかへ行ってしまったような、かと思えば急に輪郭が濃くなって浮き出してしまったような、自分以外がみな遠い時間のような、なんともいえない気持ちになります。

テリーたちは今日は大阪。
昨日のTOKUZOもいいライヴだったんだろうなあ。TOUZOの森田さんやいずみちゃんにも会いたいなあ....などと思いつつ遠い目。

東京の二日目の時、リハをのぞかせてもらおうと早めに行ったら、ちょうどリハが終わってドラムのコンラッドとベースのピートが向こうからやってきた。
挨拶もそこそこに、ちょっと腹ごしらえにお寿司が食べたいから連れてって、というので『ゴーラウンドスシ?(ほんとは回転寿司ってなんという?)』と聞くと『イエス!』と。
で、近くのゴーラウンドスシに一緒に行く。
カウンターに座るやいなや、二人は慣れた手つきで自分でお茶を入れ、お箸をとり、お醤油にわさびを大量に投入して、ウニや生タコ、ホタテ、サーモン、いくら、うなぎ、お稲荷さんなどを次々と平らげてました。
日本に来たからには、日本の食べ物やリアルな街を味わいたい!というピートとコンラッド。ピートは納豆も初チャレンジしてましたが、ものすごくビミョーな顔で『...........Ummm.... Not so bad.』とのことでした。味はともかく、糸をひくのがいやなようです。

その後、彼らと別れ、開演までまだ少し時間があったので、ぼやっと歩いていると、かの有名な『名曲喫茶ライオン』のところへ来たので入ってみる。
建物、店内、照明の暗さ、メニュー、私語はできるだけ控えめに、椅子に深くすわって、すごいスピーカーからやさしく流れるハイドンに、うつむき加減で首をゆらすお客さんなど、正真正銘の由緒正しい『名曲喫茶』でした。もちろん名曲喫茶ジャズ喫茶の定番『オレンジエード』を注文する。

そしてお店を出てO-Nestへ行き、一気にハイドンから12 bar Bluesへ。
楽しみ方も好みもさまざまだけど、本当に、音楽とはなんと不思議な、すてきなものか。

[link:1172] 2009年10月15日(木) 01:46


2009年10月13日(火)

せっかく日記書いたのに、途中でMacが固まって全部なくなり、ぐったり.....。
きーーーーーっ!

......また明日にします。


[link:1171] 2009年10月13日(火) 14:48


2009年10月12日(月)

テリーたちご一行は今日名古屋へ。
東京のショウ、すごくよかった。
とくに2日目は会場全体がグルーヴに包まれてた。

バンドは、完全に年の離れたテリーとメンバーだけど、どうしてもQと比べられがちな状況の中であそこまですばらしい「自分たち自身の」演奏ができてしまうメンバーもすごいし、メンバーを率いて見守りながら、まるで対等につきあってるテリーもほんとにすごい。その懐の深さには本当に脱帽するし、いつだって、どんなことになっても、音楽っていう「楽しく、スバラシイ空気の振動」を生み出し続ける、という生き方を、改めて心から尊敬します。
そして、いろいろな苦難にぶちあたりつつも、そこを超えて、彼らを支える裏方のヒトたちも素晴らしい。日頃、こういうコトバをあまり使わない私ですが、やっぱりあれは「情熱」以外の何者でもないんだな、と思う。

ショウ自体もやればやるほど脂がのってきてるので、今日の名古屋、明日の大阪はすごいことになるんじゃないでしょうか?

ステージにはスティーヴも天国から降りてきて、楽しんでいたと思う。
テリーに会ってスティーヴの話を聞いた時には本当に悲しかったけど、スティーヴのことを思い浮かべると、ほんわり笑った顔しか出てこない。アメリカでの自分の暮らしを、日本に来れば日本の街や暮らしや食べ物や文化を、というふうに、いつも自分をとりまくすべてのことを楽しんでいたスティーヴ。きっと天国の暮らしも楽しんでると思う。

とにかく心に残る2日間でした。
名古屋や大阪もできることなら行きたいんだけどー!!!行けないのでウチで応援。
ウチのかわいいclavinet/pianet duoちゃんも無事に活躍しています。

[link:1170] 2009年10月13日(火) 01:16

2003年6月16日までの日記


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