忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2009年07月24日(金)

上野茂都さんのレコ発を観に新宿はゴールデン街劇場へ。
花園神社の真裏。新宿はどうも弱い。
上野さんのライヴはとってもよかった。
上野さんの歌と三味線はブルーズである。
まぎれもなく日本の、ある街の、暮らしの中にあるぼやきの一欠片であったり、ことがらのひとつであったりすることが、ぽつん、とそこに浮き出して見える。その浮き出して見える見え方が、ブルーズを聴いたときに感じる例えようのないナニカとすごーく似ている、と思う。すごいな、と思う。

そして、中尾さんのドラムを間近で聴いて、そのスバラシサを改めて感じた。あんなに力が抜けていて、あんなにシンプルな「ッテッ ッテッ ッテッ ッテッン」に、ものすごーくグルーヴがある!すごいな、と思う。
世の中にはすごいひとがいっぱいいて、すばらしい。

終演後、とてもお腹がすいていたので、ゴールデン街でまさかの「きしめん」を食べる。もちろんお酒飲まずに。

[link:1137] 2009年07月26日(日) 22:29


2009年07月22日(水)

今年も花火。雨がパラついていたけど、午後遅くになって、ポン、ポン、と試し打ちの音が聞こえ、夜にはドドン、ドン、ドン、と花火がたくさんあがった。近くの河川敷まで散歩がてら出かけるも雨がだんだんひどくなり、花火も雲に隠れたり。でも次々と人々が傘を開く上に花火も開いておもしろい。昔はスターマインがあんまり好きじゃなかったんだけど、こういう傘の上にポコポコ咲くのはスターマインがかわいい。

そして日食を見事に見逃して、家で作業。
夕方、大音量でマンションの非常ベルが鳴る。耳をつんざくとはこのことだ。が、本当に非常事態の時にはこのぐらいでないと意味がないから当然か。
なかなか鳴り止まないので、耳をおさえながら外に出ると、他の家の人も出て来ているが、別段どこからも煙っぽいものも出ていない。とりあえず、大音量のベルを背に管理会社へ電話をし、その到着を待つ間、その場の誰もが、ああよくある「誰かがまちがって押しちゃった」やつだな、と思い、互いに顔を見合わせうっすら笑いあうも、なす術もなく、みなウロウロ。そうこうするうち、上のフロアあたりで「すいませんっ!すいませんっ!うちなんです!あそびに来てた姪っ子が慣れないもので.....!」というような悲鳴に近い声が聞こえ、ああ、そうなんですか、そんならいいんですよ。よかったです、火事じゃなくて。ああ、びっくりした。でもよかったわあ。気をつけてくださいね。ふう、やれやれ。な空気になり、間もなく管理会社の人も到着して一件落着。
そして玄関を入った自分の格好に笑った。並んで脱いであった別々のつっかけの左と右をはいて出てた。つまり右側のつっかけAの左足と、左側のつっかけBの右足を。
失笑しとったわりにオマエめっちゃあせっとるやん!
みなさま、非常時には足元に注意、でお願いします(おマエだよ)。

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[link:1136] 2009年07月24日(金) 23:20


2009年07月21日(火)

かれこれ、もう20年来のお友達である、ずんちゃんことひらまつみよこさんが、ダ・ヴィンチのコミックエッセイプチ大賞のC賞を受賞したそうである。
オメデトー!
ずんちゃんはお年寄りのリハビリ施設で助手さんをしながら、今回の作品を描いたそうで、その内容はまさにその現場のリアルな日常だ。ユル〜イ、そこはかとな〜い、しかし時にスルドく、時に長く生きて経験を蓄積してきた人の本当のふか〜〜〜〜い奥深さがのぞく、その場に共にいる人だけが感じることのできるお年寄りのミラクルがすごく伝わってきてすごく面白い!
私も実家に92歳のおばあちゃんがいるので、その感覚は大変よくわかる。
あのご長寿さんたちの独特な面白さがすごく的確に描かれているのがツボでした。

これは、投票でこの先連載が決まるかどうかが決まるようなので、ぜひ、

ひらまつみよこ『みなさん リハビリですよ♪』

を読んでみてオモシロカッタ〜という人はぜひ応援投票してあげてくださーい。



[link:1135] 2009年07月22日(水) 23:46


2009年07月18日(土)

ライヴが終わってこちら、なんだかぼうっとしてしまって、消火栓にぶつかったり、ドアの取っ手に洋服がひっかかって進めなくなったり、洗ってはいけないうどんを洗ってしまったり、計算したいのにいっこうに計算できなかったり、どうも調子が戻らない。
これはどうも脳の夏バテなんでしょうか。

ああ、どっかひろーーーい縁側の、向こうがさーーーーーーっと田んぼか何かになってて、その向こうにこんもり神社の森が見えて、その脇の道をるるるると軽トラが走っていくようなのがところで寝っころがって(ただし蚊の来ないバリアがされている)オシロイバナの匂いとかかぎながら漫画を読みたい。

そんな中、9月のライヴが決まりました。
5日のlete。
そして13日に横浜黄金町。
詳しく決まりましたらまたお知らせします。
みなさまいらしてくださいね。

そういえば、いまmixiニュースで知ったんだけど、センダックの絵本で「かいじゅうたちのいるところ」ってのがあるんですねえ。
しかも、ものすごーーーーーく有名なんですねえ。そのあたりってわりとあまのじゃくなんで、「モーリス・センダック」はほとんど読んだことないんですけど、これはちょっとこまったなあってことが。この間、新曲でとある曲をやったんですけど、なんかタイトル似てる.....。がっかり.......。
きっと中身は、まったく似ても似つかないんではないか、とテキトーに思うんだけども、変に、その絵本にインスパイアされて作ったのかしら、って思われるのもいやなので、とりあえず、なんかもうタイトル変えたいです。
っていうか、なんか変えるのも邪魔くさいが、なんせオバマ大統領も読み聞かせしたらしいぐらい広く知られている絵本らしいので、やっぱり私が、誰もまだタイトル覚えてないうちに変えちゃうべきかもなあ。
......とか思ったけど、まあ、そんなこんなも、別に私は私でいいや、という気もしてきた。トリビュートしたんですか?と聞かれたら、ええ、まあ。ぐらいな、わりともうどうでもいいような感じになってきた。



[link:1134] 2009年07月21日(火) 02:06


2009年07月12日(日)

アップップリケショ−3、無事に終了しました。
今日はあちらこちらで、栗コーダーやはだかさんやサイモン&ガーファンクル(!)などがライヴを行っていたのですが、そんな中、駆けつけてくださいましたみなさま、本当にどうもありがとうございました。
一緒に演奏してくれたミュージシャンのみなさん、MANDA-LA2のみなさん、お手伝いしてくださった方、本当にありがとうございます。演奏やしゃべりや飛び道具がどんなトンデモないことになろうとも、暖かい笑顔で見守ってくださるお客さんと、びくともせずに最強の演奏で支えてくれるサポートメンバーのみなさんの中でライヴをすることができる私はなんと幸せ者でしょうか。心から感謝しています。
来てくださった方、差し入れやお花までいただいた方、終演後ろくにご挨拶もできず、ほんっっとおおに失礼いたしました。ごめんなさい。
この場をお借りして、あの場を一緒に過ごしてしてくださったみなさまに心よりお礼申し上げます。


[link:1133] 2009年07月18日(土) 23:42

2003年6月16日までの日記


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