忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2009年04月28日(火)

やっと今日ウルワシ堂へ行った。
もう今年に入ってからずっとずっとずうっっと行きたくて行かれなかったのだ。
のびきっちゃった髪、色が変わってしばらく経っちゃったカラー。とれてはねまくっちゃってたパーマ。
やっとのことで(髪型が)かわいくなった!でもかわいいのはたぶん今日一日だけどね〜。一晩寝るとなんだか、昨日とはちがう〜(泣)ってなって、寝方と髪型のスタイリングが下手な自分を恨むことに。
でも、かわいくしていただいて、ウルワシ堂さんありがとうございまーす。
そして帰りに久しぶりに寄り道してお買い物。とっておいてもらったワンピースを買っちゃう。閉店間際にもかかわらずショップのスタッフの方たちとおしゃべりで盛り上がり、スキップで(嘘)帰路につく。

さて、その帰りの、キュッキュウに混んだ電車の中で、真後ろに一見ヤンキーくん風の若者がいて、聞くともなしに会話が耳に入ってきてしまったのだけど、ある一言に妙に感動してしまった。

A『でさ〜、オレが作ったやつに、アイツあそこんとこだけ自分で勝手に作りやがってさ〜。』

B『あ〜、あそこんとこね〜。あれおまえ的にはいいの?』

A『オレ的に?ぜんぜんよくねーよ。よくねーけど.....いいよ。まあ。』

なんかその言い方には、自分の考えとはちがうが、その友達の存在を尊重している、というような背景がちゃんと感じられて、思わず振り返って、『エライ!!にーちゃん、イイネ!!若いのに器大きいね!』と言いたくなった。

自分の作ったものにヒトが勝手になんかやった、という重大な事柄に対して、その内容が自分の考えとはまったく違うものだったとしても、受け入れるその度量。しかも
「自分とは違うけど」というところをちゃんと認識しながら受け入れて尊重してるところが立派だ。いいトシの大人でもなかなか言えないよ、『ぜんぜんよくないけど、いいよ。』の一言は。
いやぁ勉強になりました。

[link:1103] 2009年04月30日(木) 20:33


2009年04月25日(土)

ぶっとび直行とんぼ返りで名古屋へ。
本当は3月に行くはずが、結局行けず、今回になってしまった。
お友達にも誰にも言わず、用事をすませるのみ。でも実家では18歳のこりんちゃんと92歳のおばあちゃんが元気で迎えてくれました。
こりんちゃんは昼間はグーグー寝て、お耳も聴こえにくく、おめめも見えにくく、トボ〜トボ〜とお部屋の中でまったり生活なのですが、ごはんの時間には、そのヨボヨボが嘘のようにすばやい動きになり、びっくりします。おばあちゃんもすごくよく似ていて、普段はぼんやりしていますが、時折、デヴィ夫人も真っ青なほどの毒舌です。まるでケロッとした様子で『ヨンさまも、前はなんて素敵〜と思ってテレビよぅ見たけど、あんまり見すぎてもう飽きた(※印あくまでもオントシ92歳のおばあちゃんの主観ですので、ヨンさまが素敵でなくなった、という意味ではまったくありません。ヨンさま怒らないで〜)』などと言ったり、わざわざボランティアで出張して来てくださってるヘアサロンの人に髪を切っていただきながら、『まあこの人もたいしたことないけど便利やもんなあ。』と言ったり。
とにかくそばにいる身内はいちいちヒヤヒヤするんですが、なによりそこで感動するのは、そんなふうな毒舌にもかかわらず、そうやって年寄りにあっけらかんと言われたほうは、誰もが思わず爆笑してしまうのです。
そもそもお年寄りのみなさんとつきあう人々は、そのぐらいのことで怒る方はいらっしゃらない。お年寄りのあまりにも天然なボケをみなさんほんとにおもしろがり、その反面、お年寄りのふか〜くひろ〜い知識や考え方をとても大切にしていらっしゃるようで、たまにその場に居合わせるとちょっと人生が豊かになったような気持ちになります。

[link:1102] 2009年04月28日(火) 23:40


2009年04月18日(土)

某所にて録音。
小編成ながらせーので録音。毎度のことながら、自分の作った曲で自分も演奏、という場合、頭がとっちらかってしまって、ただでさえ脳の処理能力が犬並みといわれているのが、さらに『テンパってわけわかんなくなった犬』ぐらいになる。
でも、スタジオの、人気がないらしいすっとんきょうなチューニングのピアノも妙に愛らしく、他のミュージシャン、エンジニア、プロデューサー氏他、全員の力が結集されて、それはそれはイカした曲ができました。
そのうちにまたみなさんのお耳にお届けできましょう。また追って情報をお知らせします。
ほかにも、このところ楽しい録音が続いています。オンエア情報などのお知らせもチェックしてみてくださーい。

[link:1101] 2009年04月25日(土) 02:11


2009年04月15日(水)

このところ、幼稚園から低学年の子どもたちと話す機会が多かった。
今日も、スタジオに歌いに来てくれた子に今日の給食なんだった?と何気なく聞いたところ、一瞬黙り、もじもじ恥ずかしそうにしながら『..........こぎつねごはん。』と。
大人一同が『こぎつねごはん???』とオウム返し。
さっきの微妙な『間』は彼女なりに『こぎつねごはんって言ってもわかってもらえるかな....?』と考えた一瞬だったのでしょう。
聞いてみると、『おあげが細かく切ってごはんにまぜこんである』のだそうで、なるほどなるほど『こぎつねごはん』であります。
初めて聞いたんですが、ものすごくかわいいです。お昼の放送で『きょうの、(間)...メニューは、(間)...こぎつね、ごはんです。』なんて言うんだろうか。
食べたい〜。

[link:1100] 2009年04月18日(土) 01:56


2009年04月12日(日)

leteにお越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。

今回の三人四脚、いかがでしたか。
テューバを持てば縁の下の力持ち、ひとたびリコーダーに持ち替えれば五線の間をあざやかにめぐる詩人、関島さん。
そして、包丁一本、いやギター一本、淡々と刻んでいたかと思えば、急にゾクッとするような切り込みで責めてきて、時々ギターが刀に見える修どん。
三人だと、全員の音がよく聴こえて、それがとても面白い。
どの人にも均等に比重が行っている感じがいい。とても勉強にもなりました。

そんな自分の反省はおいといて。
来てくださった人が楽しんでくださってたらとてもうれしいです。

いらしてくださった方、そして関島さん、修どん、leteのみなさん、どうもありがとうございました。


[link:1099] 2009年04月15日(水) 23:52

2003年6月16日までの日記


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