忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年11月09日(日)

寝ていると、突然耳元でプ〜ン.......プ〜ン...という。
あっ!と思って飛び起きた。この音は....蚊だ!すでにかゆい。
またプ〜ン.....
が狂う!かゆい!瞼をさされている!最悪だ!毛布にうずまって顔だけ出してるところを襲うなんて卑劣にもほどがある。
しかしもう11月で、そろそろ寒いというのに、なにがうれしくて今頃、どこから、なぜ私の寝床にまで来るのか!まあうれしいかどうかわからないが、どうせ蚊にとってみれば寒くなるから今のうちに血のすえるところに行っておこう、ということであろう。そんなにおいしいのか、私の血は!それとも「この季節に吸うべき血がなくなっても、あそこに行けば吸えるぐらい」キープ的な都合のいい女なのか。
どちらにしても眠いしかゆいしプ〜ンというし頭がおかしくなりそうなので、のこのこ起きだして蚊取りマット(?)を出してスイッチを入れたが、電源コードが短く、どうもおぼつかないほど遠い位置にしかセットできず、またそこから延長コードを取りに行き、すぐ足下までそれをのばす。そして頭まですっぽり毛布をかぶって寝た。それ以降のことはわからない。
しかし夜中のプ〜ンは本当に恐怖だ。

[link:1051] 2008年11月09日(日) 12:29


2008年11月05日(水)

横浜へ、『市電うどん』を観に行ってきた。
横浜で有名な存在であった『メリーさん』のエピソードをダンスにしたものだ。
会場は野外に建てられたテント。こうしてテントでの公演を観るのは十何年ぶりではないかしら。最近のテント公演は客席も快適なベンチになったのねえ、と感心する。
今回の公演は音楽も一緒に生演奏で、その演奏も坂本弘道さんや栗木健さんや川口さんや原さとしさんや斉藤哲也さん、とゴージャス。ステージでは我らが石丸だいちゃんはじめダンス隊の人々が鬼気迫るダンスを繰り広げているし、その両側上部に組まれた桟敷?ではバンドのみなさんが絶妙の息づかいですばらしい演奏をしているし、あっちもこっちも見なきゃならなくて大変でした。音響効果で、あるきっかけで音楽な鳴るということにはかわりないんだけど、演奏が生だとやっぱりぜんぜん違う。演奏する人も下の舞台を見ながら演奏するから息づかいとかも絶妙だし、その管制官的な役割をする人とそれに従って演奏する人の緊張感とか、ステージで行われている景色とひっくるまった完成度の高さとかもダイレクトに全部伝わってきて、大変に見応えがあった。
今回は役者さんや演奏者さんなどに身近な人々が多くいたこともあって、開演前からいろんな人に会えたのもうれしかった。久住さんが客入れの時に演奏していて、外で待っているとテントから久住さんのいつもの楽しそうなパンチのある歌声が聴こえてくる。出演してただいちゃんやイムラさんはじめ、名古屋から観に来てた天野さんや田岡さんや夕沈さんや、それからずいぶんごぶさたしていたマルタくんにも会えた。
こうして時々、元気そうなみなさんの顔を見られるのはうれしい。天野さんとかと少しだけ話して、あー、私にもまだ作りたいものがあるなー、と確認する。打ち上げでもう少し残りたい気持ちを我慢して、電車がなくならないうちに東京へ。
とりあえず東京駅まで帰って、新丸ビルの上の笑っちゃうような『都会っぽい』フロアで『エビとアボガドのチャーハン』を食べる。帰りに二重橋前の駅から地下鉄で帰ろうと思ったが、まったく行き着けず、泣く泣くまた東京駅からJRで帰宅。

オバマ氏当選で小浜市の人々が狂喜乱舞、というのはなんかすごく笑える。


あ!慶一さんがCM出てる!ちゃんと陶芸家に見えるなあ。

[link:1050] 2008年11月05日(水) 23:52


2008年11月01日(土)むーさんの順位

きのうはタマコウォルズの西池・鳥羽両氏によるDeluxe Reverb vol.3。その前に栗原さんに急に呼んでいただいて、とある楽器を弾いてきました。通常、自分で書いた曲で鍵盤を入れる時は自分で弾きますが、こうして「演奏家として」呼んでいただくことなど滅多にない私なものですから、他の凄腕の演奏家の方にまじっての演奏はたいそう緊張しました。が、栗原さんの曲に参加できて、なかなか弾く機会の少ない大好きな楽器が弾けて、それが記録に残るというのはうれしいものです。

さてその後フラーっと下北leteへ移動してデラリバを堪能。3度目ともなると、演奏の息の合い具合、話のハチャメチャ具合、全体の脂の乗り具合、そのすべてが渾然となって、それはもう面白く見応えのあるステージでした。ブルーズもいつもよりさらに奥のほうまでスルドくいってて、たまらん演奏でした。芸人として嫉妬を感じました。
終演後、例によってファミレスでごはんを食べている時、むーさんに聞いてみました。
ねえ、むーさん、豚肉大好きっていうけど、どのぐらい好き?と。お肉の中でどういう順番?
するとむーさんは即答しました。『豚肉、牛肉、鶏肉です。』
そこでさらに掘り下げて聞きました。
私『じゃあそこに魚が入ると?』

む『豚肉、牛肉、鶏肉、魚です。』

鳥(羽)『じゃあ馬は?馬刺とかおいしいよね。』

む『え〜。馬刺かあ、おいしいですよねー。じゃあ豚肉、牛肉、馬刺、鶏肉、魚です。』

西(池)『ほんなら穀物は?メシとか』

む『あ!穀物私大好きです。じゃあ豚肉、牛肉、穀物、馬刺、鶏肉、魚です。』

私『野菜は?』

む『豚肉、牛肉、穀物、馬刺、鶏肉、魚、野菜です。』

鳥『でもさ、博多の鳥の水炊きとかもおいしいよね。』

む『くくう。おいしいです!おいしいですよね、私、博多の鳥の水炊き大好きなんです。じゃあ、豚肉、牛肉、穀物、鳥の水炊き、馬刺、普通の鶏肉......』

鳥『羊は?ジンギスカン。』

む『うわー!ジンギスカンかあ!私大好きなんですよ、ジンギスカン!どうしよう!』

私『どこに入る?どこ?』

む『えーと、えーと、鳥の水炊きとジンギスカンだったら、量をいっぱい食べれるのはジンギスカンだから......』

鳥『結局味より量なんかい!』

む『つまり、豚肉、牛肉、穀物、ジンギスカン、鳥の水炊き、馬刺、普通の鶏肉、魚、野菜です。でも最近、魚とか野菜もおいしいと思うようになりました。』

だそうです。また3年後ぐらいにこの順位がどのようになったか聞いてみたいと思います。むーさんによれば『豚肉の位置は変わらない』そうです。

[link:1049] 2008年11月02日(日) 02:10


2008年10月29日(水)むーさんがやってきた

しばらく前から会うたびにうわ言のように「かつ、かつ.....」と繰り返していたむーさんを誘って、私の人生史上一番おいしいとんかつ屋さん『喝』へ行った。むーさんとはずっと前に一度一緒に喝へ行ったのだが、それ以来『あのとんかつが忘れられない』とのことで、遠路はるばるやってきたのだ。
むーさんといえば自他共に認める豚肉キラー(とは?)だけあって、お店へ入る階段の下にはり出されたメニューですでに興奮。店内には『イベリコ豚のロース』やら『いも豚』やら『黒豚』やらと、『普通の』ロースやヒレ以外にもたくさん高級とんかつメニューが貼られており、そのひとつひとつにコメントをつけて迷いながら、ここはやはり定番をおさえて『ロース』を注文。料理が来るや、さっそく写真を撮り、待ち受け画面にすると言う。そして、もりもりと本当においしそうに平らげていた。
あんなにスリムなむーさんなのに、体の90%が豚肉でできているとは信じられない。そして、こんなにうれしそうに、笑いながらとんかつを食べる人はむーさん以外に会ったことがない。一緒に来る甲斐があるというものだ。『喝』のとんかつはほんとにおいしいけど、行きたい人はむーさんと一緒に行くと、さらに倍ほどおいしくなると思う。

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[link:1048] 2008年10月29日(水) 23:39


2008年10月26日(日)

私の手帳は革のカバーに6つ穴のスケジュールリーフを差し込む形のものだ。数年前からそれにしているが、これだと中身だけ差し替えればよいし、昨年のを残しておけば同じ時期と見比べられたり、前のメモを参考にできたりして便利。
しかし、今年は十月まででリーフがなくなったたため、買わなきゃ買わなきゃ、と思ってズルズルと買いそびれ、とうとう十月。十一月のは半分ページしかないので、十一月以降の予定はすべて十月のページの備考に箇条書きしてあるが、さすがにだいぶ前からそれも限界を越え、半分ページしかない十一月のページにも、白いページにもだらだらとはみ出して書いている状態で、フリーで仕事をしているヒトでそんなヒトはいるだろうか、と思ってしまうようなていたらくである。まあもともと書き込むスケジュールなど少ない自由人であるけれども、やはり決まっているスケジュールはちゃんとメモしておかないと不安であるので、一刻も早くリーフレットを買わなければならないのだがー。

[link:1047] 2008年10月26日(日) 01:33

2003年6月16日までの日記


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