忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年05月15日(木)

う〜〜〜ん。
物事というのはなぜ集中するのだろうか?
以前からめったにしない遠出をすると決まってお仕事のお電話をいただくことが多々ある。一度など、尾道の民宿でのんびりしてるところで電話を受けたものだから、民宿のFAXに絵コンテを送っていただくという顛末。
今回もややそれに近いものが。というか、今回はまだ出かける前だったんだけど、時間がない!leteの曲順とかをロールケーキなどちくちく食べながらのんきに悩んでいるヒマはとりあえずなくなった。日記とかも更新してる場合ではない。しかしこういう時に限って更新してしまうことよ。
作業する時間は今夜しかなく、まさに今夜が勝負なんだけど、しかしやはり私にいただくお仕事の内容は、あいかわらず『勝負』というコトバにはまったくそぐわないお気楽な音楽を何個か作るのであった。さて、そういったわけで、コーヒーでも飲むことにします。ほんとに時間ないんだけど。

[link:981] 2008年05月19日(月) 19:32


2008年05月13日(火)

寒っ!寒っ!寒っ!
なんですか、この寒さは。まだ毛布にお布団二枚重ねの冬仕様布団セットのままで、そろそろ毛布いらないかなあ、と思っていた矢先の寒さで、しまわなくてよかった。

お仕事で麻布のスタジオへ。
今回のお仕事は不思議なご縁で、私がかれこれ15年ほど前お世話になった、とある団体の今年度のキャンペーン。その頃はまだ名古屋におり、少年王者館におり、バンドをやりながらそこで働いておりました。現在はどうかわかりませんが、当時、ボスと『たった一人の事務員(私)』という、とっても自由でおおらかな職場で、のびのびと働かせていただきました。事務所に『北海の珍味売り』が突然押し売りにきて踊りを踊っていったり、ビルの入り口の消化器を破裂させてしまったり、終業後にビルの給湯室でこっそりパンを焼いたり、今から思うとあり得ないアクシデントもいろいろあったなあ。広告の世界を知ったのもそこでした。そして、ザボンドボン時代の『ヒネコッタコマメパン』が私の知らない間にラジオ番組のオープニングテーマに使用されていたのもその頃でした。その後、そこを離れ、音楽を作るということを本業にしてはや十数年。巡り巡って、まったく別のご縁からそのキャンペーンの音楽を作ることになろうとは、感慨深いものがあります。
というようなしみじみとした思いもありつつ、お仕事は無事に終了。みなさまにもお気に召していただけてなによりでした。ありがとうございましたっ!

中国の大地震、この異常気象ともいえる暑さや寒さ、なんだかいろんなことが大変なことになってきている昨今ですが、私も含め、なんとか元気にがんばりましょう。みなさまお風邪をひかれませんように。

[link:980] 2008年05月16日(金) 02:14


2008年05月10日(土)

いろいろとお家でお仕事。
古書ほうろうの宮地さんにもらった広瀬正の『エロス』が面白くて、今終盤まできた。どうなるんだろう、この先。
私は半村良は好きだが、いわゆるSFといわれるものはそんなに読んでないし(というか、そもそも読んでるもの自体偏ってるので、SF以外もそんなに読んでいると胸を張って言えることはなかったのであった)ので、新しくとっつく分野ができた感じでうれしさ100%(意味不明なテンション)。
宮地さんありがとう!

さて、先日実家方面へ帰省した折、かの『サンガリア』から出てる『コーヒーソーダ』なる飲み物を発見しまして、それを入手したものの、味の想像がつかなくてまだ封を切っていない。というか、封を切って一人で最後まで飲むかどうかわからない(そもそも炭酸苦手)ので、こういう珍しく楽しそうなものは大勢で飲もうと思い、今度のleteの時にみなさんと一緒に味わいましょう、と思っています。コーヒー自体はブラック?お砂糖のみ入り?お砂糖ミルク入り?で、ソーダ?どういう味?楽しみですね。

[link:979] 2008年05月13日(火) 23:30


2008年05月06日(火)

親類に不幸があり、急遽名古屋へ飛んで帰る。そこからさらに車で1時間ほど走り山間の街へ。ちょうどほうろうさんのライヴが終わり、仕事も区切りの合間だったので、お通夜とお葬式に出ることができてよかった。かわいがってもらったおじちゃんで、亡くなる前に会ってお話しすることが叶わなかったのが心残りだったけど。

行きと帰りがたまたま連休の初日と最終日に重なったのですが、日頃、世間でよく話題になる大型連休、帰省ラッシュ、Uターンラッシュというものから若干ズレた生活をしているので、『混んでるったって、なんとかなるでしょう?ねえ?』なんて気楽に構えていたのですが、特に今日の新幹線は最終まで指定は満員で、ホームも当然大混雑。もうとにかく並べっていうんで、並んだら並んだで『次の便にしようか?いやこだまはどうだろう?』などと迷っている間もなく列の波に押されて乗車してしまい、そのまま通路へ入り込んで身動きがとれないうちに発車。そして立ったまま1時間40分(しかも足下は履き慣れないヒールの靴)。という帰路でした。フと気がつくとホームにUターンラッシュの模様を映すテレビカメラの人たちがいましたが、名古屋地方の夕方のニュースに写ってませんでしたか、私。
いやはや、『ラッシュ』というものがほんとに大変だったんだ、と改めて知りましたぞな。新幹線の通路って人が立って乗る仕様になってないものだから、『つかまる取っ手』が座席の肩に着いてる『つかまりボッチ』しかなく、座席の背中部分に立てた人は通路をはさんで両側に2個あるのに、座席の背中から遠い人は全くつかまるところナシ、みたいな。年に何度かはそういう混雑があるのだから、もうちょっとどこかにつかまるところを作ったらどうでしょうか。長時間取っ手の取り合いになるので。

[link:978] 2008年05月10日(土) 01:52


2008年04月29日(火)

千駄木の古書ほうろうでライヴ。
いつもライヴに来てくださる方も、はじめて見てくださる方も、たくさんの方々が来てくださってすごくうれしかった。どうもありがとうございました。
このライヴを企画して声をかけてくださったほうろうのみなさん本当にありがとうございました。
ほうろうは本屋さんなので、イスに座れた人も前のほうで体育座りだった人も立って見てくださった人もいて、お尻が痛くなっちゃった方や気分が悪くなっちゃった方もいらしたかもしれなくてごめんなさい。演り手ばかりがイスに座ってよい場所で申し訳なかったです。でも、あの古書ほうろうという場所で、ほうろうってイイお店だなあ、と思ってもらえるようなライヴを味わっていただけていたらうれしいです。
いつもライブに来てくださる人たちから手拍子をいただけたり、今までアルバムは聴いたことあったけどライヴは観たことなかった、という人に観ていただけたり、古書ほうろうでなければ出会えなかったいろいろな人たちにも出会えて、私の中やまわりで「つながり待ち」だった何本かのヒモがまたつながり、大変にうれしくシアワセな一日でした。
いつも不思議でとても面白い、人とのご縁。人生で、出会うべき人々には時間がかかろうともかなりのまわり道をしようとも、必ず出会えるようにできているんだなあとつくづく思う。そういう人々と、遠回りをして出会う時期というのがちょうどいまぐらいの歳なんだろうか。歳をとるといいことがあるなあ。

終演後、打ち上げの席で、近所にあるスーパーでは、レジ係のFさんが一番仕事が早くミスがなくいつも全力投球でおまけにデキるので、Fさんがいれば必ずその列に並ぶ、という話が出るや、その場の8割の人が『あ!あそこのFさんね、私も並ぶ』『俺もFさん』『私も絶対Fさんに並ぶ』と言い出し、面白かった。

それからびっくりだったのは、『野宿野郎』というミニコミ誌を作っている『加藤千晶』さんという人がライヴに来てくれたこと。どちらも『加藤千晶です。』とご挨拶する。名前がまったく同じというだけでライヴを観に来てくれるなんてすごい。その加藤さんはいろんな所で野宿をしていて、発行している『野宿野郎』というミニコミ誌も人気急上昇らしい。野宿は私は未踏の分野だけども、ヒトゴトとは思えない何かがある。自分と同じ名前の人が活躍しているのはうれしいです。

というわけで、本日お目にかかれたみなさま、ほんとうにどうもありがとう。

[link:977] 2008年05月06日(火) 23:03

2003年6月16日までの日記


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