忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2008年05月06日(火)

親類に不幸があり、急遽名古屋へ飛んで帰る。そこからさらに車で1時間ほど走り山間の街へ。ちょうどほうろうさんのライヴが終わり、仕事も区切りの合間だったので、お通夜とお葬式に出ることができてよかった。かわいがってもらったおじちゃんで、亡くなる前に会ってお話しすることが叶わなかったのが心残りだったけど。

行きと帰りがたまたま連休の初日と最終日に重なったのですが、日頃、世間でよく話題になる大型連休、帰省ラッシュ、Uターンラッシュというものから若干ズレた生活をしているので、『混んでるったって、なんとかなるでしょう?ねえ?』なんて気楽に構えていたのですが、特に今日の新幹線は最終まで指定は満員で、ホームも当然大混雑。もうとにかく並べっていうんで、並んだら並んだで『次の便にしようか?いやこだまはどうだろう?』などと迷っている間もなく列の波に押されて乗車してしまい、そのまま通路へ入り込んで身動きがとれないうちに発車。そして立ったまま1時間40分(しかも足下は履き慣れないヒールの靴)。という帰路でした。フと気がつくとホームにUターンラッシュの模様を映すテレビカメラの人たちがいましたが、名古屋地方の夕方のニュースに写ってませんでしたか、私。
いやはや、『ラッシュ』というものがほんとに大変だったんだ、と改めて知りましたぞな。新幹線の通路って人が立って乗る仕様になってないものだから、『つかまる取っ手』が座席の肩に着いてる『つかまりボッチ』しかなく、座席の背中部分に立てた人は通路をはさんで両側に2個あるのに、座席の背中から遠い人は全くつかまるところナシ、みたいな。年に何度かはそういう混雑があるのだから、もうちょっとどこかにつかまるところを作ったらどうでしょうか。長時間取っ手の取り合いになるので。

[link:978] 2008年05月10日(土) 01:52


2008年04月29日(火)

千駄木の古書ほうろうでライヴ。
いつもライヴに来てくださる方も、はじめて見てくださる方も、たくさんの方々が来てくださってすごくうれしかった。どうもありがとうございました。
このライヴを企画して声をかけてくださったほうろうのみなさん本当にありがとうございました。
ほうろうは本屋さんなので、イスに座れた人も前のほうで体育座りだった人も立って見てくださった人もいて、お尻が痛くなっちゃった方や気分が悪くなっちゃった方もいらしたかもしれなくてごめんなさい。演り手ばかりがイスに座ってよい場所で申し訳なかったです。でも、あの古書ほうろうという場所で、ほうろうってイイお店だなあ、と思ってもらえるようなライヴを味わっていただけていたらうれしいです。
いつもライブに来てくださる人たちから手拍子をいただけたり、今までアルバムは聴いたことあったけどライヴは観たことなかった、という人に観ていただけたり、古書ほうろうでなければ出会えなかったいろいろな人たちにも出会えて、私の中やまわりで「つながり待ち」だった何本かのヒモがまたつながり、大変にうれしくシアワセな一日でした。
いつも不思議でとても面白い、人とのご縁。人生で、出会うべき人々には時間がかかろうともかなりのまわり道をしようとも、必ず出会えるようにできているんだなあとつくづく思う。そういう人々と、遠回りをして出会う時期というのがちょうどいまぐらいの歳なんだろうか。歳をとるといいことがあるなあ。

終演後、打ち上げの席で、近所にあるスーパーでは、レジ係のFさんが一番仕事が早くミスがなくいつも全力投球でおまけにデキるので、Fさんがいれば必ずその列に並ぶ、という話が出るや、その場の8割の人が『あ!あそこのFさんね、私も並ぶ』『俺もFさん』『私も絶対Fさんに並ぶ』と言い出し、面白かった。

それからびっくりだったのは、『野宿野郎』というミニコミ誌を作っている『加藤千晶』さんという人がライヴに来てくれたこと。どちらも『加藤千晶です。』とご挨拶する。名前がまったく同じというだけでライヴを観に来てくれるなんてすごい。その加藤さんはいろんな所で野宿をしていて、発行している『野宿野郎』というミニコミ誌も人気急上昇らしい。野宿は私は未踏の分野だけども、ヒトゴトとは思えない何かがある。自分と同じ名前の人が活躍しているのはうれしいです。

というわけで、本日お目にかかれたみなさま、ほんとうにどうもありがとう。

[link:977] 2008年05月06日(火) 23:03


2008年04月25日(金)

そろそろゴールデンウィークにさしかかろうという昨今、ライヴに向けて準備している。
来月のleteもご予約が開始になりました。 今度のleteはお久しぶりに久住さんと共演します。
マイペース活動中のチッチ&クックの曲をふたりでカバーする?とかプロジェクターQにも私も飛び入りする?とか、いろいろ計画をこれから練ろうと思います。楽しみです。
それから29日のほうろうはもう目前ですが、せっかくだからお天気がいいといいなあ。ほうろうへ来る前に「谷中ぎんざ」で買い食いしたり、「いせ辰」で使いもしない和紙を衝動買いしたり、根津の「いなほ」でパンダおにぎりを買って食べたり、せっかくだから「イナムラショウゾウ」なんかでケーキとか買ってベンチで食べたり、谷中霊園で青葉の桜を楽しんで毛虫に飛び退いたりして楽しんでほしいです。一箱古本市week企画のイベントもあちこちでやっているようです。

[link:976] 2008年04月30日(水) 04:34


2008年04月21日(月)

近所のスーパーマーケットのレジ係のうち、比較的若い世代のおねえさんの間で少し前から密かに『つけまつ毛』が流行っているようだ。しかも、それがまた『すごく長過ぎるつけまつ毛』で、服はスーパーのユニフォームを着ているのでやたらとつけまつ毛のみがフィーチャーされて見え、ついついまつ毛を凝視してしまう。大体、『その長いつけまつ毛』的なメイクや雰囲気を好むおねえさんというのは、トータル的にメイク濃いめで派手めがちでユニフォーム着てたってその派手さがにじみ出ている人が多いと思うのだが、そこのつけまつ毛をしているおねえさん達はみな、特にギャルでもイケイケ風(ってどんな風?)でもなく、むしろトータル的に『おとなしそう』な人なのに、なぜかまつ毛だけがとても不自然。普段街でもああいう露骨なつけまつ毛をナチュラルメイクにしている人はあまり見かけない。なぜだ。

しかし、まつ毛というのは、ナナメ後ろのちょうど顔の見えない角度から、頬のラインからまつ毛の先端だけがのぞいている、という見え方が一番グッとくる。だからあれだけ長いつけまつ毛ならばかなりナナメ後ろからでも充分まつ毛が見えて、うらやましい。私もまつ毛は短いほうなので、一度つけまつ毛をしてみたいのだけど、そのつけまつ毛をつけこなすメイク技術がないので一度もやってみたことがない。私がやったらスーパーのおねえさんとかの比でないぐらいもっと不自然なかんじになるでしょうね、きっと。


[link:975] 2008年04月25日(金) 02:12


2008年04月19日(土)

17日、乃木坂へコーネル・デュプリーを観にいく。かぶりつきの席についてしまい、ものすごい位置で観てしまいました。
Q以外で、友達のとかではないライヴでこの位置で観るのは、高校生時代のRCサクセション以来か(キヨシローが最後に投げたTシャツが飛んで来たが、隣の人に取られた思い出)。
かつてアレサ・フランクリンの黄金期と評される時期のサポートを努めていたデュプリー氏は現在66歳。酸素ボンベをつけての演奏でちょっとびっくりした。でも大きな体で、そりゃあ若い頃に比べたら指も回らなくなったんだけろうけど、魂のこもったソロを堪能できた。体でリズムを刻むことはなく、上半身はほとんど揺れていないのに、なぜあんなにすごくグルーヴと歌心が溢れたプレイができるのか。観れてよかった。

18日、打ち合わせの時間が大雨の影響で二転三転。服は雨でびしょびしょ。さらには久々に差し入れでも買っていこうと思ってあてにしていたお店が閉店(おいしかったのに。。。。)しており、結局手ぶら。
しかし、この日はテレビの星占いで『思い通りにいかない一日。周りの人に迷惑をかけやすいので注意。』との予測をされていたため、最初からそれぐらいのことは覚悟しており、時間も充分余裕を持って出たし、途中で電車が送れようと、目当てのお店が閉店していようと、別段慌てることもションボリすることもなく気分よく到着。充実した打ち合わせをすることができた。そして帰りには、先日たいそう並んだたこ焼きを今日はわりとスムーズにゲット。電車の方角もまちがえなかったし、ATMでお金を下ろしている間じゅう、隣のブースからおじさんが鼻歌で『もしもピアノが弾けたなら』を歌うのが聴こえてきて、それがまた雨の日になんとなく合っていて意外によくて1コーラス全部聴いたし。それはわりと上々な日だったのだった。

[link:974] 2008年04月21日(月) 00:41

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?

k-diary script by Office K.

※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。