忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年03月21日(金)

ずいぶん日記をサボッてしまいました。
うーん、花粉が来たぞ。やっぱり。目がかゆいぞ。
えっと、アップップリケショーが終わり、お仕事の締切と確定申告の期限にせっせと向かっていたのですが、そんな折、実家の家族の緊急入院およびと手術という一大事があり、昨日まで名古屋へ帰っていました。
しかし後に知ってみれば、緊急入院はすでにアップップリケショーの前にしていたのですが、家族や親類は知っていてライヴ前の私に隠してくれていたのでした(泣)。
翌日までガマンして病院へ行くのを待っていたら手遅れになっていたかもしれない、と言われたぐらいの容態はもちろん、うちの実家には今年91歳になるおばあちゃんも、時々要おむつの17歳の老犬もいて、そのうえ家族が入院手術となると、残された家族は看病と介護と犬問題で本当に大変なことになってしまうので、そのこともすごく心配でしたが、病院には入れ替わり立ち替わり親戚がお見舞いに来てくれ、まわりの方々に助けていただいて、本当に申し訳ないやらありがたいやらでした。あらためて、私なんてほんとになんにも役に立たないなあと、猛反省しました。
手術は思っていたより大変で10時間の大手術になってしまいましたが、無事終わり、現在快方へ向かっているのでほっとしています。
私はとりあえず、お仕事を完了して駆けつけましたが、他のいろんなことをほっぽり出して行ってしまったので、滞っているいろんなことをまたがんばっています。
ご心配くださったみなさまどうもありがとうございました。


[link:966] 2008年03月27日(木) 03:38


2008年03月09日(日)若干のアップアップと共に

『アップップリケショー』、楽しく終了いたしました。
お忙しいなかおいでくださったみなさまどうもありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。頭のおかしな人のようなトークですみません。後から録音を聴いて、自分でも失笑です。

さて、そんな反省の舌の根もかわかぬうちに次回のライヴのお知らせです。次回は4月29日に、千駄木の古書ほうろうさんでのライヴです。ほうろうさんは、私も行くと必ず何冊か買ってしまうナイスなセレクトの古本屋さんで、CDなどもこれまた充実しています。ほうろうさんは、セレクトの方針にビシっと一本筋が通っておりそのセンスは光りまくっていますが、なのにうかれたところがなく、地に足がしっかりついている感じのするところも見上げたものだ、といつも思います。新刊古書関係なく本屋さんはこうでなくっちゃ、と思わせるスピリットがあふれています。本が好きな人にはぜひ行ってほしい本屋さんです。そういう心意気の人やお店とつながっていけるのはすごくうれしい。そこでのライヴ、楽しみだなあ。3ピースというのもまた楽しみだ。みなさんどうぞおいでください。

[link:965] 2009年05月21日(木) 01:30


2008年03月08日(土)

明日にむかってひたすらリハ。
改めて、一緒に演奏してくれるメンバーの一人一人の力を感じます。力、だな。パワーとか元気とかエネルギーとか、似たような表現は色々あると思うけども。
けっちゃん力(けっちゃんりょく)、河瀬力、実可力、オサムどん力、とでも言うのか、その人にしかない力だ。
そういう力が集まって、もう一個別のなんとも素敵な力ができている。たまんないです。
私も負けずにうりゃっ!とふんばってカトー力(ぜんぶカタカナではありません)。を放出しなければ。しかし、なんだろう、カトー力って。うっかりまちがった力を放出してしまいそうで心配。
明けて本日、吉祥寺MANDA-LA2にてライヴです。
がんばります。
来てくれた人みんなが楽しんでくれるよいライヴになりますように(結局神頼み)。

[link:964] 2008年03月09日(日) 16:24


2008年03月07日(金)

リハでした。
この5人でワンマンというのは、やってそうでやってなかったか!という新鮮さと共に、曲もかなり久しぶりな曲とか小品集とか初めて弾き語り以外でやるのとかいろいろやりますです。
5人用のアレンジに変えたり整理したりしてやってみる。と、聴き慣れているはずのみんなの音がひとつひとつよく聴こえる(丸出しとも言える)。1人とも3人とも4人とも7人ともちがう(当たり前だけど)。ほどよいサイズの5段引き出し箪笥のようだ。ほほう、グルーヴはこういう土台になっていたか、マリンバはそんな難しいことを演奏していたのか、ギターはそういう仕事をしていたか、そしてあのわけのわからんピアノのとこはやっぱりわけがわからんことを弾いておったか、というようなことを味わっていただけると思います。よ。
年度末でみなさんお忙しいと思いますが、お時間があったらぜひおいでください。ハガキやチラシをお持ちの方は忘れずにお持ちください。みなさまのお運びお待ちしております。

[link:963] 2008年03月08日(土) 04:05


2008年03月04日(火)

うちの時計は不思議である。
うちにある唯一の時計は手巻きの柱時計。おばあちゃんのお家から私の実家に、そこからさらに私が今住むお家にやってきた。
振り子がカチコチカチコチ、という。音がわりとでかいので、私に電話をくれる人は最初は驚き、そのうちに、振り子の音で私が家にいるのか外にいるのかわかるという。
時計はわりと世の中にあふれているし、ケイタイだってあるので私は腕時計もしないし、家には目覚ましもない。しかし我が家の一番の大黒柱時計であるこのチクタクさん(仮名)は、かなり時間がアバウトである。たいてい一週間に一度ぐらいネジを巻くけど、その時点でおよそ10分ほど遅れている。なのでネジを巻いたらグイッと10分ぐらい進めておく。つまり、正確な時間を中心に前後およそ10分以内の『ズレ』が常にあり、いつも『大体の時間』しかわからない。しかし、我が家にとっては頼りな大黒柱時計である。
そんなチクタクさん(仮名)は、年に何度かストライキを起こす。ある日突然止まってしまって、ネジを巻いて振り子を動かしてもいつの間にかまた止まってしまう。時計全体の傾き加減にかなり微妙な調整を必要としていて、ピッタリまっすぐにかけても振り子のバランス的にはよろしくないらしく、2〜3分動いて止まってしまう。だからいつも調子良く動いている角度からぜったい動かさないように静かにネジを巻いているのだけど、年に何度かそれでも急にヘソを曲げてしまうのだ。そして今日がその日であった。昨日寝る前にネジを巻き、今日起きてきたら止まっていた。仕方がないので角度を微調整して針を合わせて再度振り子を動かす。が、また止まる。また動かす、また止まる、の繰り返し。何度かやってどうしてもダメな時には、最終手段として『実際にお願いをしゃべりかけながら振り子を動かす』。心の中でおねがいしてるだけではダメなのだ。今日もついにそこまで来てしまった。『ねえ、たのむよ、止まらないでね。動いててよ。ね、おねがいだから。』ブツブツと時計にしゃべりながら針を合わせたり振り子を揺らす私。
. . . . . . すると、動いてくれるのだ。それからは一度も止まらず、今もカチコチカチコチ。ふしぎである。しかしふしぎでもなんでもよい。時間にアバウトでもかまわない。とにかくチクタクさんがなるべくストライキを起こさないように長く動いていてくれれば。

[link:962] 2008年03月07日(金) 01:03

2003年6月16日までの日記


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