忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2008年02月14日(木)

あわわ、なんだかまだまだ寒いですね。
詳細はまだお知らせできませんが、とあるドキュメンタリー映画のエンディングテーマを作ることになり、このところドタバタ(?)しています。
今日は寒空はだかさんの『カラフルロスタイムショー』に行って来ました。ホストで主役のはだかさんをはじめ、色とりどりな出演者に加えて、スペシャルゲストは細野晴臣氏と立川志の輔氏と、各界からモノスゴイ方々がステージに登場し、それはもう豪華な58色入り絵の具箱のようなショーを堪能させていただきました。はだかさんはスゴイ人なんだなあ!と今さらながらに思い、はだかさんの漫談に笑い転げ、生で見る志の輔さんの落語に感激し、細野さんの歌声にたまらず身を乗り出し、笑っている間に時間がすぎてしまいました。東京ランデヴーの演奏も軽やかでイカしてたなあ。
それにしても、あの飛び入り(?)で出演された「清水宏」という芸人さんはなんなんだ!『フリースタイルのつなぎトーク』を突然まかされ、で、あの芸風であそこまでできちゃうのは天才か頭のおかしい人ですが、あの人は天才にちがいない。あの名古屋弁とあの独特の雰囲気は、名古屋の人にしかわからないリアルさがあって(しかし名古屋の人でもあそこまで名古屋ではない(←説明のしかたがよくわからない))、たちまち心をわしづかみにされてしまいました。なんかスゴイ人です。

帰りに天津飯を食べる。Sさんの注文したほうのあの『甘酢』はややマチガイの味ではなかったか。

そして夜中の郵便局から3月のアップップリケショーのご案内ハガキを発送。みなさーん、ハガキ出しましたよー。
宣伝活動が若干で遅れていますけど、3/8日、忘れないでねー。そして、ご予約お待ちしています。今回の『アップップリケショー』はどろグラではあまりやらないようなテイストで攻めようかと思っています。


[link:955] 2008年02月17日(日) 03:39


2008年02月09日(土)

きのうの話。
きのう、とある用事で母が朝早くから嵐のようにやってきて、夜、嵐のように帰っていった。一昨日も今日も雪が降って寒い寒い東京だったが、昨日は奇跡的に天気がよく、母は新幹線からくっきりと富士山が見えてうれしかったらしい。
しかし待ち合わせた東京駅の改札ではいつまで経ってもあらわれず、携帯も出ないのでもう少しで構内放送をかけてもらうところであった。どうやら新幹線の改札で出た時に切符が一度戻ってくるのを取らずに、普通のJRの改札から出られなくなって、もう一回新幹線のところへ戻っていたらしい。それを言っておいてあげるのを忘れたので、気の毒なことをしたと反省する。
用事の後は、せっかくだから、と浅草へ行った(あまりにもオノボリさん観光スポットだが)。東京に住んでいても浅草寺とか仲見世とかはそんなに行かないので楽しかった。しかしフリーな母は人力車の引き手のお兄さんとしゃべりまくり、勝手にあちこちどんどん行ってしまうので(ああいう年頃のオバチャンはなぜ皆そうか?)見失っては大変と仲見世をものすごい早足で歩き抜け、母が手際よく買ってくれたお線香を立て、人でごったがえしている香炉(?)の煙を体に浴びて(?)いると、すぐ後ろから『I need more hair......』という小さなつぶやきが。思わず振り返ると、外国人ではなく、外国人を連れて来た日本人のオッサンがそうつぶやきながら頭に煙を塗っているところに目が合ってしまったので、思わずウインクしてしまいました。
そこから浅草寺の裏手をくるりと歩いて、古い喫茶店でカフェオレを飲み、東京駅へ行くと、連休前の金曜日で指定が全滅。
グリーンに変えようとおもったけど、それにはみどりの窓口に果てしなく続く長蛇の列にならばなければならず、とにかく自由席にならんでみようとホームへ行くと、またそこでも長蛇の列。仕方がないので、来る便全部に並んで座れるのに乗れば、と話していたら、母は突然何を思ったか『あ、わたしコレに乗るわ、もういいわ、じゃあね!』と言い残し、列の動き始めた便にぐいぐい乗り込んで行ってしまった。あまりの人の多さに乗り込んだ母の背中はすぐに見えなくなり、座れたのかどうなのかもまったくわからないまま電車が発車してしまった。しかし、母の乗っていった時点ですでに車両は満車になっており、あの列ではまったく座れないどころか、車両の間に立ってのもツライ状況だったと思うけど、どうしたかなあ、と思いながら帰路につくと、10分後にメールが来て、『人に押されて乗ったはいいけど、そのまま押されてまた前からホームに押し出された。次のも次のもぜんぶすごい列なので、もうだいぶ後の名古屋止まりのこだまがもう来てて、座れたのでそれに乗って今発車を待っていまーす』とのこと。
だから言ったじゃん. . . . . . . . 。
急にとりつかれたように乗り込んで行き、そして結局また押し出されるといナゾな行動の末、結局こだまで母は帰って行きました。客観的に見ると、ほんとにかなり『サザエさん』です。私も年をとったらああいうふうになるんだろうか。

[link:954] 2008年02月15日(金) 00:59


2008年02月04日(月)

ここ数日のうちに、1月終了、ハガキ入稿、タマコウォルズ観戦、大雪、節分、あたらしい電子レンジ、新たな挑戦のお話、といろんなことがありました。
1月は終わったけど、思ったとおり、まだお鏡餅は食べれていません。冷凍庫にはまだ入れてないけど。
タマコウォルズはまたもやすさまじいステージ。ゲストの直枝さんも驚くような日本人離れしたグルーヴと泥臭さ。直枝さんは直枝さんでさすがだった。
観る前はステージ前面に並んだ3人のギタリストを想像して、ひょっとするとカーネーションの幻のようなものを観るような部分があるかも. . . .と思っていたのですが、どっこいそれはやっぱりまちがっていた。カーネーションの曲をやっても、そこに『カーネーションの人』『カーネーションだった人』『カーネーションにかかわる人』がどれだけいても、やはりそれは『タマコウォルズと直枝政広氏による』新しいステージだった(当たり前だけど)。もちろん最高にいい意味で。
ほんの少しだけだけど、カーネーションというバンドを観たり知ったりしている者として、それはそれは何か、すごいものを観てしまったと思った。それと同時に長く変わらないものも、変わっていくものも、それぞれ、なにひとつ動いていないものはないと思った。いろいろなものは『動いていくから変わる』のだけど、変わらないものも『動きながら変わらないでいる』のだなあ、と。自分にも置き換えてみたりして。まあ置き換えてみたところで、そんな『超一流いぶし銀のやんちゃくれ』な人々の前では、私なぞはただ偶然居合わせた駄菓子屋の隅っこでお団子の串を喉につまらせている近所の洟垂れっ子のようなものですが。
しかしそんな私も含め、音楽家という人々は、そうやって今もどんどん湧いては消えていく自分の感覚を、一生懸命音楽という『空気の振動』に変えているのですねえ。

春になって、またあたらしい挑戦のお話が湧き上がってきました。またちゃんとお知らせできる時が来たらお知らせします。


[link:953] 2008年02月10日(日) 00:50


2008年01月29日(火)

お家に寝かせてあった件の宿題などに取り組む。
実はこのあいだ、「レンジでパスタが茹でられるケース」というのを購入してみた。パスタを作る時に鍋で茹でなくてもいいと、フライパン一個で済むので、簡単に作りたい時はさぞ便利だろうと思い購入したのだ。それは細長いケースに水を入れてパスタを入れてレンジにセットし、鍋でゆでるより何分か余分に加熱する、というもの。チン!となったら、湯切り口のついたフタをしめて湯切りをしてフライパンへ。
さて、ずっと使うのを楽しみにしていて、やっと本日初試みとなったのですが、加熱時間があと4分ぐらいか、と思ってレンジの側を離れ、体感2分ぐらいした時「パッ」という密かな音が聞こえた。けども、たいして気にも留めず、それからニュースに気が行ってしまって、気がついたら、「待てよ、いくらなんでももう7分ぐらい経ってるんじゃ?と思いレンジへ行ってみると、そこにはまったくどこにも点灯部分がない真っ暗なレンジがあり、そして中のケースにはややふやけた気味のパスタがぼんやり沈んでいた。どうやらあの「パッ」という音を最後にレンジがこと切れてしまったようだった。整理すると、私のパスタは、その時点で加熱完了までの残り時間4分、マイナス2分(「パッ」の時間)、イコール2分。つまりおよそ2分を残した時点でレンジが突然動かなくなったが、時間はすでに7分経っていたので2分プラス余分の3分(私がニュースに気をとられていた時間)はお湯の中にただ沈んでいたことになる。
レンジはもう呼んでも押しても何も点灯しないし動きもしない。
ちょっと前から、なんとなく様子がおかしかったレンジ。連続して使うと2回目以降ぜんぜんごはんがあったまらなったレンジ。
けど、なんでよりによって今日なのか。せめて最後までパスタ茹でてってくれよ!
というわけで、今日は「パスタ茹でるケース」がどうだったか、という問題でなく、「微妙に芯が残ったままお湯でふやけたパスタをどのようにおいしくするか」、という難しい難題が浮上し、そこに意識が集中してしまった夕食でした。
さよなら電子レンジ。今までありがとう。


[link:952] 2008年02月04日(月) 23:55


2008年01月28日(月)

やらねばならないことが二つほど気にかかっているが、どちらも思ったようにサクサクとは進まぬのであった。
そんなところへカジタのともちゃんが東京に来ていたので、とりあえずそれらを寝かせておいて、ともちゃんとデートに繰り出したのだ。
カジタのともちゃんとは名古屋のcoffee kajitaのかじやんの奥さん。かじやんは、私が昔やっていたバンド「ザボンドボン」のベーシストだった人で、今は名古屋でcoffee kajitaというお店をやっている。コーヒーカジタはかじやんがコーヒー、ともちゃんがお菓子のことをそれぞれ全てやっていて、大人気店になった今も二人でがんばっているが、コーヒーもお菓子もほんとうに手抜きがなくて、すごくおいしい。
ともちゃんはいつもにこにこと静かなかわいい人だが、その中はものすごくしっかりとした芯がまっすぐ通っていて、いつもよく考え、試し、自分の思ったことはぐいぐいと実行していってしまう行動力あふれる努力家で、まったくいつも感心しつつ、尊敬してしまうのだ。
そんなともちゃんと、まず谷中のベンチでケーキ食べ比べ大会をしてから、そのみつへ行き、その後谷中銀座を通って駅へ戻り、広尾のベトナム料理屋さんkitchenへ行きました。うーん、そのみつさんはなんて素敵な靴屋さんなんだ!kitchenもちいさなお店だけど満員で、どれもすごくおいしかった。
ベトナム料理って好きだなー。辛いのがめっぽう弱くなってしまった最近はタイ料理より自分に合ってる気がします。何を食べても爽やかな味がフとするところも好きです。

普段、家で仕事していると仕事とお休みの境界があるようでないようでフニャフニャだし、好きなことと仕事の境界もモヤモヤなので、こんなふうにお友達からガッと「おでかけモード」に引っ張り出してもらえるのは楽しい。

[link:951] 2008年01月30日(水) 01:13

2003年6月16日までの日記


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