忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年11月07日(火)

長い一日でした。
午後、打ち合わせ。今度のお仕事は日頃なかなかのぞけない幼児の世界にさらに深くかかわる内容なので、ひょっとすると保育園へ見学に行くことになるかもしれない。

その後吉祥寺へ『やちむん』のライヴ観戦。開演まで、いくつか買い物があり、まずユザワヤへ行く。うちの近くにあった大型の電気店がなくなってしまって、プリンター関係用品がなくなった時困るので、インクカートリッジとかシールになってる用紙とか、筆ペンの硬筆を大量に、とか、ハガキに押す『郵便はがき』というスタンプとか、0.9のシャープペンとBの芯とか、いろいろ買ったら8000円を越えていて驚く。う、た、高い。
と一瞬ひるむがどれも省く事はできず、結局買う。
その後古本屋さんを2軒。さがしていた文庫を発見する。

やちむんは初めて観た。沖縄の人たちで、沖縄のことを唄っているのだけど、音楽は沖縄ではなく、フォークっぽいのやポップなのや青春ぽいのやいろいろだった。中にはややブラックな意図をまじえた頭打ちのヒップホップなども。全体に真面目なコミックソングのような感じだけど、それがまた沖縄というおおらかさに包まれてのんびり楽しい。MCも面白かったです。寡黙にギターで語る、ゲストの鈴木茂氏との若干噛み合ないおしゃべりを、自虐ネタも加えつつ全部面白い方へころがしてしまう那須さんの人柄というか、キャラクラーは大変魅力的です。
最後にやったヒゲの歌とアンコールの直球のラブソングが特によかった。中野さんが紹介してくださって、ご挨拶してMAN2を出ました。

さてMAN2を出て、今度は西荻へ。興居島屋さんに寄って、そこからタクシーで友達Kくんのバンドがレコーディングしているスタジオへ行く。ちょうど今日が最終日で、録音も終わったところでタイミングよし。差し入れを渡して、雑談をして、これから長距離を帰るという彼らと別れて帰宅。

さて、家では、昨日仕込んだサングリアを味見。
え?マズ. . . . .。なんか変な匂い。サングリアってこんなんだっけ?やっぱり洋梨がマズかったか?蜂蜜じゃなくてかりん蜜を入れたのも?しかも甘味たりない?それに冷えてないし?
一番の原因はもしかして昨日一緒に漬け込んだプラスティックか?
いや、きっと、すべて冷えてないせいでしょう。
冷やしたらこの匂いも気にならなくなるし、甘く感じるかも。
明日また報告します。

[link:747] 2006年11月10日(金) 15:46


2006年11月06日(月)あっ

さて、先日仕事でお世話になってる方々とお酒を飲む機会があったのですが、めっぽう下戸の私、私が下戸ってことを知らない初対面の人の中では、
『あれ?加藤さんは飲まないの?』
『あ、すいません。飲めないんです。』
『へえーそうかー。ビールとか一口ぐらいもだめなの?』
『ああああじゃあ一口だけ。』
『じゃあ、なんだろう、クランベリーサワーとかジュースっぽいの頼む?それかなんかペリエとか?』
『あ、ありがとうございます。じゃあえーと炭酸も飲めないので。。。。えーとお茶を。。。。。。。』
『へえ、炭酸も飲めないんだー』
『あ、はい。。。。。。。』
会話終了。

ということが何度も繰り返され、その度になんだか自分がひどくつまらない人間のように思われるので、先日はワインを舐めていた。その後、お店を移動したのだけど、その移動したお店にサングリアがあったので、やけっぱちでサングリアを頼んだら、驚いたことにあんまり酔っぱらわなかった。いつもだと1cmぐらいのワイン、ビール他でも顔が尋常でない赤さになり、自分が、みんなが、すべてが遠〜〜〜〜い感じになってぼ〜〜〜〜〜〜んやりし、動悸だけが早くなるのに。
後日、それはサングリアに漬け込まれたグレープフルーツなんかの柑橘類の何かがアルコール分解に一役買っていて、あんまり酔わないらしい、と聞いて、気をよくした私は、今日、若干の逃避気分もあり、めでたく自家製サングリアを作ってみましたー。
といっても安い赤ワインに、オレンジ、レモン、りんご、洋梨、シナモンスティックなど適当に放り込んだだけですが。
で、ちょっと甘味を増したい人は蜂蜜などを入れるとよい、とあったので、ちょうど家にあまっていた『かりん蜜』も入れちゃえっと、思ってかりん蜜を瓶にむかってさかさにしたところ、かりん蜜の瓶のフタの下にある輪っかが中へ。
あっ!しかし、不運なことに瓶は口の狭く、菜箸でもおたまのおしりでもひっかけて出すことができない。イライライライライライライライラ。針金で釣り針状のものを作ってひっかけるしかないのだけど、それを今作る針金はなし。ワインをもう一度別の容器に出せば一緒に出てくるだろうが、イイカンジにフルーツをセッティングした今、またワインを出したり入れたりするのはいかがなものか。
というわけで、それでもしばらく諦めきれず菜箸でやってたんだけど、出てこないばかりかうっかりつつくと奥へ奥へいってしまうので、まあ今日は諦めて明日の夜飲む時に出すことにした。
あそこにあるある、と思っていると気になるので、このことは今日はなかったことにしよう。そして明日飲む時になって初めて気がついたことにして取り出せばよい。
というわけで、せっかく下戸の私がはりきってお酒を作ったのに、フルーツにまじってプラスティックのなんか丸いのが一緒に漬け込まれているのです。見た目悪。どうでもよい話題ですみません。



746.jpg 240×320 (original size)

プラスティックのゴミのようなものが浮いている自家製サングリア(瓶の口よりフルーツの海を望む)

[link:746] 2006年11月08日(水) 02:30


2006年11月03日(金)

帰り道にいつもと一本違う道を通った。
そこの通りには、外からガラッと小窓が開く、壁の低い位置に作り付けられた棚のような不思議なところで飼われている犬のタローがいたのだが、久しぶりに通ったら、タローのいた棚に他の荷物が詰め込まれていた。もうだいぶ老犬だったから、家の中に入れて飼うようになったか、またはもう死んじゃったのかもしれない。そう思ったら急に悲しくなってきて、フと上を見上げたら、柿の木いっぱいに、めったに見ないほどたくさんの柿がブラブラとなっていた。


[link:745] 2006年11月06日(月) 23:28


2006年11月03日(金)

ああ、うっかりしていたらあっという間に霜月ですなあ。
そして世間は三連休なんですなあ。
なんか、ぼんやりとした、締切があるような、まだないような、しかしそのうちありそうな、そういう案件がいくつかあって、それらをやりつつ、その先のことも視野に入れつつ、年末のワンマンにロックオンしていかないといけないが、そのすぐ先にチッチ&クックもあるので、おっとこれはエンジンをもうかけておかないとマズイのでは、と思いつつ、今日は一日グラタンを食べたり「お手して!ワンちゃん』で遊んだりして過ごしてしまった。
そうしながらも頭の中ではいろんなことを考え考えしているのだが、その考え考えしたことをすぐにピアノに移したりしないで、『これで忘れるようなら大した曲じゃねえ』と自分を追い込んでみたりして、焦っている、というのが好きなのか?と思うほど、前もって計画的に物事を進めることができないなあ。あれもこれもそれも、全部平行して進める傾向。

[link:744] 2006年11月04日(土) 01:41


2006年11月01日(水)

市ヶ谷のスタジオで仕事。
歌入れに来ていたFちゃんがしばらく会わないうちに背がのびていた。しかも、主に足がのびている、と言っても過言ではないほど、足が長い。寝ていると足が痛いそうだ。
話のついでに私も先日の健康診断で背がのびて、初めて160cmになった、と得意げに言ったらその場にいらした方々全員に『それは機械のまちがいでしょう。その歳で。』とあっけなく流される。
今日はなぜかスタジオにいただく差し入れがおせんべいの日で、おいしいおせんべいをいただきながら、和気あいあいと終了。
楽しい歌ができました!私は作詞担当。
オンエアが近くなったらまたお知らせします。

その後、ライヴのご案内ハガキの原画を、デザインをお願いしているY氏に渡し、打ち合わせ。あれこれと話をして帰宅。

帰りの電車で、前に立っていた親子が
『ねえねえお母さん、この歌知ってる?あーきのゆうひーにーてーるーやーまーもーみーじー』
『こーいもうーすーいーもーかーずーあーるーなーかーにー』
と歌い出したのはいいが、
『あーきをいーろーどーるーかーえーでーやーつーたーはー. . . . . . 』
『. . . . .あれ?なんだっけ?かーえーでーやーつーたーはあ〜. . . . . 』

最後がどうしても思い出せないらしい。何度歌ってもどうしても出てこない様子で、
ああ!もう『山のふもとの裾模様』だよー!
と教えたくてうずうずした。娘のほうは『2番の最後はオルニシキだよ。』と涼しい顔で言っていて、なんか馬の名前か何かと思っているのか、『織る錦』という意味は分かっていない様子。
その後親子は別の話をしていたのだけど、お母さんのほうはやはりずっと気持ちが悪かったらしくて、私の降りる直前に突然
『あ、やーまのふーもーとーのおーすーそーもーよーう〜〜〜〜〜』と歌い出して、一人ですっきりしていた。ああ、一件落着。
紅葉、いいうたです。

[link:743] 2006年11月03日(金) 01:23

2003年6月16日までの日記


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