忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年08月06日(日)

今日は高円寺、西荻、三鷹のお店をまわってライヴのお知らせハガキを置いてもらってきた。行く先々のお店でお店のひととおしゃべりできるのは楽しいなあ。
帰りにけっちゃんと落ち合い、けっちゃんの最近のご贔屓らしいパスタ屋さんへ連れてってもらった。
お店の外にはパスタ屋さんらしくイタリア国旗が出ていたが、お店の外装は青とオレンジに塗り分けられており、少し不思議な感じだった。そしてメニューのパスタはどれも美味しそうだったがよく見るとスタンダードなイタリアテイストなパスタに混じって、『オリジナルパスタ』という項目があり、『クリーミー醤油』とか『味噌ソース』というようなパスタがあって、なるほどそのあたりが外装の青とオレンジで表現されている味わいなのか、と納得する。
で、どうしてもその青とオレンジな感じを味わってみたくなり、
私は『クリーミー醤油』、けっちゃんは『味噌ソース』を注文。
クリーミー醤油は予想外に醤油味は弱く(いわゆる和風醤油味がメインと予想したのだが)、クリーミーとトマトの酸味、若干の赤ワイン(だと思う)風味が効いていて美味しかった。しかし作り方はまったく読めない味。一方味噌ソースは、こちらもこちらで予想外に味噌味が強く(味噌味はほんの隠し味程度だろうと予想したのだが)つい脳をゆるめるとラーメンを食べている気分になってしまう。お店の人気メニューらしく、確かに癖になってしまう味ではあるかもしれない。
クリーミー醤油は家でも作ってみたい。
今度は直球のイタリアものを頼んでみよう。

[link:693] 2006年08月08日(火) 01:02


2006年08月05日(土)

ライヴのご案内のハガキができあがりました。
みなさんのお手元にも近日中に届きます。
ご住所の変更をされていない方、アンケートに一度も住所を書いたことのない方はお知らせください。また、ハガキが来るはずなのに2〜3日待っても来ない!という方も加藤千晶食堂までもう一度住所を添えてメールでご連絡くださーい。

[link:692] 2006年08月07日(月) 01:28


2006年08月03日(木)

クリント・イーストウッドの撮った映画『PIANO BLUES』のDVDを観た。
おもにレイ・チャールズが主役っぽいけども、ほかにもいろんなすごいピアニストにスポットをあてて、ピアノをひき始めたきっかけは何か、一番始めに大きな影響を受けたのは誰か、などを聴きながら、それぞれの巨匠のスタイルを味わっていく。ブルースはブルースというひとつのジャンルというより、そこから派生していった音楽のすべての土台になっている、ということがが改めてよくわかる。そしていろんなピアノの巨匠のプレイスタイルがまったくそれぞれ異なっているのも面白い。
アート・テイタムなんて左手も右手もどないなっとんねん、という感じ。遅まわしで観たい。
手もでっかくて、私のドからラぐらいの広げ方で1オクターヴ。
でも手のそんなにおっきくない人もいて、そういう人は音とびもすさまじいのにぜんぜんハズレがない。スゲー。
というか、観るべきところはそういう技術的なことばっかりじゃ決してないのだけど、ついつい鍵盤に目が釘づけになってしまうのだ。私ももう一度、ピアノを始めた3歳の頃に戻ったつもりで、修行すれば、60歳ぐらいではもうちょっとなんとかなってないか?などと思ってみたりした。


[link:691] 2006年08月06日(日) 00:08


2006年08月01日(火)

滞在中のスティーヴが昨日は浅草に行きたいと言っていたので案内することになっていたが、やっぱりこの強行軍でぐったり疲れてしまったようで、観光はとりやめ。夜にメンバーとスタッフのおつかれさまサヨナラパーティーがあって、ひとまずお祭りが終わった。みなさん本当におつかれさまでした。こんなに素敵なショーを本当にどうもありがとう。
なんだかずっと楽しみにしてたイベントが夏休みのしょっぱなに終わってしまったようなセツナイ気持ちではあるけれど。
私もがんばろう。うん。

[link:690] 2006年08月04日(金) 03:41


2006年07月31日(月)

ゆうべの『Terry Adams & Steve Ferguson Quartet 』、最高だった。音楽っていう広くて深い海にダイブしたようだった。ちょっと泣けたもん。おとといもよかったけど、昨日はねー、もうなんかほんとにスゴかった。
テリーもスティーヴもそりゃもう炸裂してた。
改めて彼らのすごさを思い知ったし、同時に音楽の素晴らしさを文字通り体感した。月並みな言い方しかできませんが。
たぶんあの場にいたひとみんながテリーのピアノは世界一だと思ったと思う。『スゴ腕のピアニスト』とか『うまさで圧倒する人』または『演奏で泣かせる人』みたいな人は世界にたくさんいるし、もちろん他にも素晴らしいピアニストはたくさんいるけども『あんなにスゴ腕で、素晴らしいのにぶっ壊れていて、いつも観客と同じところに乗っかって、圧倒的な楽しさを共有し、楽しすぎて泣けるほど人の心を激しく動かすピアニスト』は他にはいない。
スティーヴも普段はとてもポヤーンとしているのにあのギターのスゴさは何?って感じだった。スティーヴに今回初めて会って最初に感じたのは、ゆったりしてもの静かな人だなあ、ということ。口数もわりに少なく、一見何を考えているのかよくわからないのだけど、その実、いつでも非常に好奇心に満ちていて、とにかくできる経験はなんでもしようというチャレンジャー精神みたいなものと、一方で、そうやって入ってきた物事をまずじーーっと見て自分の中に取り込んでからそれを自分の力でどんどん理解していくという、人並みならぬ消化力みたいなのを合わせ持っているんだなあと思った。しかもそのモチベーションは外見からは読み取れないけどかなり高い。
よくある「とりあえずの体験好き」じゃなくて、好奇心と消化力がきちんとバランスを保って回路を作っているから『好奇心→経験してみる→それはどないなもんじゃろ→ふむふむそういうもんか→じゃあ自分はこう出る』というのを経てスティーヴから飛び出してくるものには計り知れないもんがある。
というのをスティーヴのギターを観て聴いて思った。
日本のいわゆる「乾きもん」であるミックスおかきみたいなやつを気に入ってわしづかみで食べていたスティーヴ。お好み焼きソースが気に入り、天つゆも気に入り瓶を持ち帰っていた。。。。
もちろんトムの圧倒的にグルーヴィーなドラムスも健在。
そしてそこに妙に生真面目なピートさんのアコベが絶妙で、楽しい。ほんとにいいバンドだなー。またぜったいやってほしいなー。
素晴らしい2日間でした。


[link:689] 2006年08月01日(火) 03:48

2003年6月16日までの日記


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