忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2005年03月10日(木)

先日、ライブを観に来てくださった方から焼きたてのベーグルを差し入れにいただいて、それがもうすごーくおいしくて、ちょっとベーグルブーム。どうも世間でも軽くベーグルがキテるようですが、ほんとにそこのベーグルはおいしかった。それ以来、ベーグルを見かける度に買ってみているが、そのいただいたお店よりおいしいベーグルにはなかなか出会えない。唯一、それと同じぐらいおいしかった記憶があるのは友達の手焼きのベーグル。私の記憶にあるベーグル初体験は10年以上前、その頃ちょうど友達が何人かオーガニックのパンを焼く仕事をしていて、その友達の家へ遊びに行った時、ベーグルを焼いてくれた。それがめっぽうおいしかった。この間もらったベーグルはその友達のベーグルと並ぶおいしさでした。また近くに行ったら寄ろう。

今月の20日に京都の拾得でライブをするのですが、なにせ関西圏はほぼ未開の地なので、お客さんが来てくれるかすごい心配。
京都の方はもちろん、近郊の大阪とか名古屋とかの方々もぜひ観に来てください。

[link:402] 2005年03月10日(木) 23:13


2005年03月09日(水)

代々木に新しくできたZher the ZOOというライヴハウスへヒックスヴィルを観にいかせていただいた。街中、マスク装着の人が明らかに激増。やっぱりみんなきのうから花粉がきたようだ。かくいう私も密着マスクを二重に装着して出かける。
今夜のヒックスヴィルはすごいロックだった。こういうガツーンとパワフルなヒックスヴィルも素晴らしい。ガツーンとロックなのに「かわいらしい楽しさ」はぜんぜんそのままで、もうなんかずっと笑って踊って観てました。
駅前の安くて奇麗な定食屋さんでサクッとごはんを食べて帰宅。
花粉のせいで頭がぼやーっとしているせいか、いろんなとこにぶつかったり、切符買う行き先をまちがえたり、やんなっちゃうなー。

[link:401] 2005年03月10日(木) 00:40


2005年03月08日(火)

クラヴィネットの録音。クラヴィがアルバムに初登場です。背後のフタはさかさまになってるけど、去年の夏にNRBQツアーでテリーに貸し出した時に書いてくれた「ありがとう」メッセージ。うーん、このクラヴィちゃんは特別ゴキゲンな音がするなあ!(他のクラヴィは弾いたことないから知らんけど。)
その後ギターバンジョーも1曲録音。うーん、曲に俄然馬力が増した。

それからそれから、ついに、恐れていたヤツが来てしまったようです。
今日、何の前触れもなく急に目がかゆくてかゆくてたまらなくなって、みるみるうちに真っ赤になってきてまぶたの上も腫れたりして、そしたらそのうちだんだん鼻近辺もグダグダになってきて、もう録音中には死ぬ思いで息を止められるだけ止めているしかなかった。どうもこれは例の杉のアレらしいです。いやいやいやちがうよね?きっとただの鼻炎だよ。私は花粉症は今年は治ったはずだから、ひょっとして風邪?これから毎日風邪が続くの?
やけっぱちになってジャスコで柏餅を買ってみる。柏だって杉だって同じ樹木じゃないか。食べてやる。


400.jpg 240×320 (original size)

[link:400] 2005年03月09日(水) 01:15


2005年03月06日(日)

ここ連日、これぞロック!というかっこいいバンドのライブを観に行かせていただく。ひとつはセロファンの西池氏率いるタマコウォルズ、もうひとつは青山(陽一)さん。奇遇にも、タマコのドラムはけっちゃん、青山さんのほうは中原さんというどちらもドラムが女性という編成で、二人とも腰のすわったどしょっ骨のプレイがこれまたかっこよかった。タマコの骨太で奔放な感じ、青山さんの渋くスルドク洗練された感じ、どちらも音楽を奏でることにちゃんと物語が感じられて素晴らしい。青山さんバンドで久しぶりに真城(めぐみ)さんの歌が聴けたのも激しくうれしかった。

きのう夜中にうっかりラーメン屋さんに行ってしまった。迷った末、ずっと気になっていたが入ったことのなかったかなり屋台風味のお店に入った。入ると3組ぐらいの先客がいたが、ボーっとあかく灯る電灯のカウンターで一組は、妙齢の女性と明らかに女性よりひとまわりぐらい年下の男で『いや〜33歳(もっと年上に見えるけど)ならまだガンガン行けますよ〜。○○さんみたいに36、7で独身の人狙ってってくださいよ〜』『ありがと。××クンも早く親孝行しなさいよ、親孝行したい時になって親がいない、ってなっても遅いんだから』みたいな会話をしてる。するとその奥で店主と話しをしていた常連らしき中年男性二人連れから『やっぱり捜索願い出そうよ、△△さんもうかれこれ一週間だよ、荷物とかは置いたまんまなんだって、おかしいよ絶対』などという声が聞こえてくる。えー......あまりにも絵に書いたような人生模様.....。やっぱりこういう店は同じラーメン屋さんでも、ただラーメンの味でお客がやってくるイマドキのラーメン屋(道をはさんだ向かいにはそういう店がある)とはまったく違う文化圏なんだなーとプチカルチャーショックでした。ラーメンはすごくおいしかった。

[link:398] 2005年03月06日(日) 17:28


2005年03月02日(水)

仲良しのお友達が見つけて、前から気になっていたという「喫茶店」へ夜行った。
そこはもともとは江戸時代から続く「金魚屋」さんだったが、七代目だか八代目だかの社長が「もっと人々に金魚の良さに触れてもらおう」とレストラン&喫茶のお店をオープンさせたという大変不思議なお店だった。
場所がわかりづらいのだが、正面の入り口へたどりつくまでのお店の周りはすべて猫やカラスよけのために高い塀とその上に網がはりめぐらされており、敷地内がまったく見えないのがまずこわい。そしてその見えない敷地の中から時折「ボコッ、ボコッ」という妖怪人間ベムのオープニングのような音が静かに聞こえてくるのもこわい。
しかし、正面へまわるとお店自体はとても普通(?)のレストランで、やや普通でないところは入り口の外にたくさんの水槽やプチ釣り堀などがあり、金魚釣り(すくい?)や鯉釣りなども楽しめるようになっているという点。そしてメニューの1ページ目は金魚の説明という点。お店の料理もなぜか本格的な魚料理が多い(煮付けや干物や西京漬けの焼魚とか、懐石みたいなコースもある)のが多少気にはなったが、出す料理やお酒、お茶などにはそうとうこだわって厳選しているっぽかった。紅茶は良心的なポットで出て来てしかもポットが冷めないようにポットあっため器まで置いてくれ、ケーキもかなり丁寧に作ってあっておいしかった。
しかし、お店そのものはかなり洋風なゴージャス系の作りなのにもかかわらず、至るところに金魚グッズがあったり、トイレの入り口に和風の金魚が染められたのれんがかかっていたり、グランドピアノがあるもののその上には「金魚カレンダー」なるものが置いてあったり、ボーイさん(?)は蝶ネクタイでピシッとしているのに店主らしき作務衣の人がウロウロしていたりと、こだわりがあるのかないのかまったくわからないめちゃくちゃで中途半端な感じで、それがよかった。人ん家みたいで。しかし金魚に関してはすごいエキスパートなんだろうな。

[link:397] 2005年03月04日(金) 02:25

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?

k-diary script by Office K.

※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。