忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2005年03月06日(日)

ここ連日、これぞロック!というかっこいいバンドのライブを観に行かせていただく。ひとつはセロファンの西池氏率いるタマコウォルズ、もうひとつは青山(陽一)さん。奇遇にも、タマコのドラムはけっちゃん、青山さんのほうは中原さんというどちらもドラムが女性という編成で、二人とも腰のすわったどしょっ骨のプレイがこれまたかっこよかった。タマコの骨太で奔放な感じ、青山さんの渋くスルドク洗練された感じ、どちらも音楽を奏でることにちゃんと物語が感じられて素晴らしい。青山さんバンドで久しぶりに真城(めぐみ)さんの歌が聴けたのも激しくうれしかった。

きのう夜中にうっかりラーメン屋さんに行ってしまった。迷った末、ずっと気になっていたが入ったことのなかったかなり屋台風味のお店に入った。入ると3組ぐらいの先客がいたが、ボーっとあかく灯る電灯のカウンターで一組は、妙齢の女性と明らかに女性よりひとまわりぐらい年下の男で『いや〜33歳(もっと年上に見えるけど)ならまだガンガン行けますよ〜。○○さんみたいに36、7で独身の人狙ってってくださいよ〜』『ありがと。××クンも早く親孝行しなさいよ、親孝行したい時になって親がいない、ってなっても遅いんだから』みたいな会話をしてる。するとその奥で店主と話しをしていた常連らしき中年男性二人連れから『やっぱり捜索願い出そうよ、△△さんもうかれこれ一週間だよ、荷物とかは置いたまんまなんだって、おかしいよ絶対』などという声が聞こえてくる。えー......あまりにも絵に書いたような人生模様.....。やっぱりこういう店は同じラーメン屋さんでも、ただラーメンの味でお客がやってくるイマドキのラーメン屋(道をはさんだ向かいにはそういう店がある)とはまったく違う文化圏なんだなーとプチカルチャーショックでした。ラーメンはすごくおいしかった。

[link:398] 2005年03月06日(日) 17:28


2005年03月02日(水)

仲良しのお友達が見つけて、前から気になっていたという「喫茶店」へ夜行った。
そこはもともとは江戸時代から続く「金魚屋」さんだったが、七代目だか八代目だかの社長が「もっと人々に金魚の良さに触れてもらおう」とレストラン&喫茶のお店をオープンさせたという大変不思議なお店だった。
場所がわかりづらいのだが、正面の入り口へたどりつくまでのお店の周りはすべて猫やカラスよけのために高い塀とその上に網がはりめぐらされており、敷地内がまったく見えないのがまずこわい。そしてその見えない敷地の中から時折「ボコッ、ボコッ」という妖怪人間ベムのオープニングのような音が静かに聞こえてくるのもこわい。
しかし、正面へまわるとお店自体はとても普通(?)のレストランで、やや普通でないところは入り口の外にたくさんの水槽やプチ釣り堀などがあり、金魚釣り(すくい?)や鯉釣りなども楽しめるようになっているという点。そしてメニューの1ページ目は金魚の説明という点。お店の料理もなぜか本格的な魚料理が多い(煮付けや干物や西京漬けの焼魚とか、懐石みたいなコースもある)のが多少気にはなったが、出す料理やお酒、お茶などにはそうとうこだわって厳選しているっぽかった。紅茶は良心的なポットで出て来てしかもポットが冷めないようにポットあっため器まで置いてくれ、ケーキもかなり丁寧に作ってあっておいしかった。
しかし、お店そのものはかなり洋風なゴージャス系の作りなのにもかかわらず、至るところに金魚グッズがあったり、トイレの入り口に和風の金魚が染められたのれんがかかっていたり、グランドピアノがあるもののその上には「金魚カレンダー」なるものが置いてあったり、ボーイさん(?)は蝶ネクタイでピシッとしているのに店主らしき作務衣の人がウロウロしていたりと、こだわりがあるのかないのかまったくわからないめちゃくちゃで中途半端な感じで、それがよかった。人ん家みたいで。しかし金魚に関してはすごいエキスパートなんだろうな。

[link:397] 2005年03月04日(金) 02:25


2005年03月01日(火)

ネットをつなげるMacの都合で、トップページのお知らせが変更できてませんが、近日中にアップしますのでもうちょっとだけお待ちください。

今日はCMの仕事。歌もうたう。花粉花粉と世間ではすでに大騒ぎだけど、幸運なことに今年はまだぜんぜん大丈夫。しかしいつ来るかわからないだけにマスクははずせない。
行きの電車及び帰りの電車で久々にヨダレを垂らすほど激しく眠ってしまった。いやーあれは恥ずかしいです。

[link:396] 2005年03月02日(水) 01:08


2005年02月28日(月)

今日はウッドベースの録音。
ラントスターのベーシスト河瀬(英樹)さんにお願いした。
河瀬さんとはこの間CMでベースをお願いして以来2度目のおつきあい。明らかに無理のある無茶なベースラインにも丁寧に対応してくれ、すごいいい演奏をしてくれました。聴きながら、完成を想像してまたニヤニヤしてしまった。私もがんばります。
河瀬さんホント、おつかれさまでした。どうもありがとうございました。

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やっぱでかいねー!いいねー!河瀬さん、かっこいいねー!

[link:395] 2005年03月02日(水) 00:56


2005年02月27日(日)

きのうわりと深めの夜に帰宅したにもかかわらず、今日は再びマリンバとグロッケンとアコーディオンの録音。
かねてより懸念されていたグロッケンの録音も、思った以上にいいのが録れ、もちろんマリンバも心に響く名プレイを録音できて実可さんのコーナーが完了。その後、棚谷(祐一)さんにお願いしたアコーディオンの録音。これまた心に深く深く沁み渡るスルドく味わい深い素晴らしい演奏で、またひとつホンモノの演奏が記録された。自分はともかく、けっちゃんからはじまって日々ホンモノの音がホンモノの演奏で記録されていく度に、ああ、ほんとにこの録音をこのメンバーの方々にお願いしてホントに、ホントによかった....と日々深く目を閉じてうなずくのであった。
実可さん、棚谷さん、おつかれさまでした。

今日はめずらしく進行に余裕があったので、夜ごはんの時間に夜ごはんを食べることができた。
このところ実可さんちのスタジオへ来る度に、通りかかると行列しているとお店があり気になっていたので、そこへ行ってみた。
評判のカレー屋さんらしく、常に満席。私たちは運良くスキマのタイミングだったようですぐに座れたが、たちまちまた外に行列ができていた。野菜カレーのプチ(小盛り)を頼んだ。とにかく野菜がすごいいっぱい入っていた。ブロッコリー、にんじん、ジャガイモ、サツマイモ、かぼちゃ、カリフラワー、レンコン、マッシュルーム、しいたけ、アスパラ、スナックエンドウ、キャベツ、芽キャベツ、ふきのとう、そしてコンニャク。おいしかったけど体調のせいかスゲー辛かった。今度は体調の良い時に食べたいものです。

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大きな体でアコーディオンを歌わす棚谷さん、すてき。

[link:394] 2005年02月28日(月) 01:48

2003年6月16日までの日記


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