忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2003年11月08日(土)亭主改造計画の人

都内ドーナッツフィルムセンターにてミーティング。
この日はおやつとして、「焼き立てアップルパイを食べる」のがテーマだったために、リンゴを買って行く。駅に向かう道、前方から家族連れが歩いてきたのだけど、そのダンナさんにすごい見覚えがあって、思わず立ち止まってしまった。絶対知っている顔なのにわかんない、しかも向こうは私を知らない、もうすごい早さで私の頭ん中のノートがめくられてるわけです。そうだ!この顔!前テレビで見た亭主改造計画に出てた「ダメ亭主」だ!とわかったんですが、普段何から何まで忘れる私が、一体どうしてそんな人の顔を覚えているんでしょう。その番組を毎回見てるわけじゃないから、たまたま見たそこでやってたそのコーナーです。なんでそんな人と道で会うんでしょう?その上なんで、気がつくんでしょう?人の記憶というのは案外バカにできないのかもしれませんね。でも間違いない。あの顔、あの格好。テレビではほんとに「もうこれは不可能じゃないか?」と思うようなダメ状態だったのですが、やっぱり見事に変身していて、依頼者の奥さんよりもダンナさんのご両親が感無量で泣いちゃってたのが印象的だった。きのうのダンナさんはまあ、その時よりはちょっと「ダメ方向」へ戻りかけ?という感じだったのだけど、以前の「ダメ亭主」には戻っておらず、一生懸命キープを心がけている様子だった。よかった。私はもちろん声はかけなかったんだけど、こういう時はあえて「あ!亭主改造計画に出てた人だ!見ましたよ!」などと街ぐるみで「声かけ運動」をすると、本人の意識も高まってかっこよさをキープできるんじゃないか、とドーナッツフィルムズ総指揮のPは語っていた。なるほど。

その後、料理上手なドーナッツフィルムズプロデューサーの手により素早くアップルパイが焼かれ、アッツアツのをハフハフ言いながらいただいた。これはもう私のアップルパイランキング1.2位を争うすばらしいアップルパイでした。もう一方のほうのアップルパイもやはりおばさんの手作りで、どちらもよけいな小細工はしない、味もいたってシンプル、焼き立てをほうばる、という点でまったく共通している。どっちが1位か2位かつけることのできない「2大おいしいアップルパイ」なのです。更にプロデューサーの手によりあっという間にポテトサラダと「豚ヒレ肉のマリネ(プロデューサー制作による固有名詞)」もできあがり、おいしくいただきました。この経験をフィルムに活かそう。

[link:99] 2003年11月09日(日) 18:25


2003年11月07日(金)風邪ひきました。

すでにご存じの方もいるかもしれませんが、栗原(正己)さん率いる栗コーダーカルテットの素敵な音楽でも有名で、私もサウンドロゴを歌ったり曲を書かせてもらったりしているNHK教育の「イタゴラスイッチ」が、いくつかの番組コンクールで賞を受賞したそうです。
(以下報告をいただいたFAXより抜粋)

『一つは、10月中旬にスロヴァキアで開かれた国際子ども番組コンクールで、部門第1位である「ドナウ賞」を頂きました。
続いて11月上旬に日本で開かれた国際教育番組コンクール・日本賞で、「子ども番組の部 最優秀番組賞(部門第1位)を頂きました。』

とのことです。うはー、こりゃすごい。ほんのちょっとでも制作にたずさわれた人間としてかなりかなりうれしいです。
で、それに伴い、NHK教育で1月9日(日)20:00〜24:15 日本賞受賞番組紹介の放送があるらしく、その中でピタゴラスイッチもまるまる放送されるとのことです。録画録画!

てな感じに盛り上がりがあったところで、私は久しぶりに風邪っぴき。そこで、なんか風邪が治っちゃうようなものを食べに行こうと、某雑誌に乗ってた葛飾区にある「けんけん」っていうラーメン屋さんに行ってみた。そこは以前からいろんなラーメンに詳しい人が「美味しい」というので気になっていたのだけど、結構行くには面倒な場所なのでなかなか行けないでいた所なのだ。
お店の自慢は「香麺」というやつで、ニンニクとか他にもいろんな何かがミックスされて油に旨味が溶け込んでる香しい油がスープにブレンドされてる。こってりじゃなく、あっさりじゃなく、コクとうまみとなんかよくわからんけどすごい美味しかった。まじで。で、しっかりダシのとられた中華粥もあって、それもすごい美味しかった。まじで。別に私は特にラーメン好きというわけじゃないんだけど、にわかにけんけんブームが到来です。まじで。(←何回もくり返すと不思議な言葉に思えてくるね。)

[link:98] 2003年11月09日(日) 18:26


2003年11月05日(水)ぼくの好きな先生

つい先日、ずっと観たかった「ぼくの好きな先生」を観に行った。フランスの田舎の小学校で、もうじき定年を迎える先生とそこに通う生徒の日常が淡々と静かに綴られた静かなよい映画だった。しかしいつも思うのは、日本と同じような犬でもフランスで見るとフランス犬だし、カメさえもフランスで見るとフランスガメだなあ、ということだ。でも金魚はわりと日本と同じ金魚だった。
帰りにつばめグリルでUさんSさんたちとお食事。ここでもまたカキのオーブン焼きを食べた。カキのシーズンだ。

[link:97] 2003年11月06日(木) 12:09


2003年11月04日(火)かきおでん

いつも仕事やその他いろいろでお世話になってる人と久しぶりにごはんを食べた。湯島にあるおでん屋さんへ行ったのだけど、そこがまたまったりと京風な(高そうな)小料理屋さんのようなおでん屋さんで、カウンターのみ(もちろん予約がないと入れない)のお店の真ん中に瓢箪型の特注の大鍋が火にかかっており、美しく澄んだお出汁の中にコトコトとこれまた色うつくしいおでんダネが浸っている。そのタネひとつひとつも手作りでおいしいんだけど、「ずいき」というさつまいもの茎とか水菜とか、ふだんあんまりおでんでは食べないものがあって、どれもこれもおいしかった。中でも「かきおでん」というのはなんとしてでももう一度食べたい。ゆずとかみょうがとかがきいたお出汁の中にかきが入ってくるんだけど、そのかきのまわりが何か透明なトゥルントゥルンしたものでコーティングされている。たぶん葛だと思うのだが、真相はよくわからない。とにかく「えぇっ?」というぐらいおいしかった。ごちそうさまでした。

[link:96] 2003年11月06日(木) 12:07


2003年11月03日(月)来年のこと

そろそろと来年のいろいろが決まってきました。
まず1月は川口(義之)さん企画のライブが18日下北沢ラ・カーニャ、そして28日に名古屋のTOKUZOであります。3組ほどの変則ユニットで対決、というような内容です。楽しそうです。

んで、2月あるいは3月には空気公団がライブをすることになり、それにピアノとかコーラスで参加します。ピアノでちゃんと人のライブにサポートで出るのはほぼ初めてなのでこれもまた楽しみです。

んで、その後来年なってはじめての「ゆわかしと口ぶえ」になると思います。
ああ、楽しくなってきましたなー。

[link:95] 2003年11月04日(火) 02:18

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?

k-diary script by Office K.

※このページの更新情報はlastmod.txtより取得できます。