忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2003年09月16日(火)ライヴ準備

諸々いろいろ、体力的にも精神的にもゴキゴキきつきつになってきました。
そこで、ちょっと息抜きしようと思って銭湯へ行ったわけです。ちいさーい銭湯で、おじいさんが店番をしていて、のれんをくぐったら『はい、いらっしゃい』とか言われて、お財布をぱちんとあけたわけです。そしたらお財布には百円玉1枚、五十円玉2枚、あと十円玉数枚と五円玉がザラッと10枚ほど(なぜ?)。全部合わせてもあと一歩のところで400円には足りないわけです。お札が入ってるとばっかり思っていたのに一枚もなし。しかたがないので『あ....すいません、あのちょっとお金が....』と言って再び銭湯を出たわけです。近くにコンビニがあったからそこでおろそうと思ったんだけど、銀行のカードとかは家に置いてきてたし、唯一郵便局のカードがあったので、そこからまた24時間休日もやっている大きい郵便局へ自転車を走らせ、やっとの思いで郵便局の口座からお金をおろし、ちょっとはずかしかったけどもう一回銭湯へ行っておじいさんにちょっと笑われながらも、とりあえずはお風呂につかって一件落着だったわけです。そしたらさー、近くのコンビニでは郵便局のでもお金がおろせることが帰りになってわかってさー。もー。早くいってよー。

そういえば学生の頃、喫茶店に入って、もう注文しちゃって食べちゃって、会計の時になってはじめてお財布にお金がないことに気が付いて、『あと50えん〜〜〜〜〜〜』と思ったらそういえば制服の校章をとめているピンの裏にいざという時のために50円玉をはめていたことを思い出し、本当にいざという時に役に立ったことがあったなあ。そういうことって本当にあるんだなあ、と自分でもびっくりしたんだった。

[link:66] 2003年09月17日(水) 19:28


2003年09月14日(日)編集・完成・試写

某所にて大阪帰りの某氏+ドーナッツフィルムズで打ち合わせをかねてごはん。韓国料理大会。ここは本当にいつ来ても美味しいが、大鍋を囲むような料理が多いために人数が少ないといろいろ頼めない。今日はドーナッツメンバーの妹も参加して6人だったが、これが一番理想的な人数であった。
その後、ドーナッツセンターにて編集作業。ああでもない、こうでもない、ここはこうしたら?ああそれはどうだ?とひとしきり頭を寄せあい、ようやく我々の汗の涙の結晶である第一回作品が完成となった。やった!ああ、やったね。やったんだね。物事って思いつきだけではじめてもちゃんと出来上がるんだね。ああ、人間て素晴らしいね。などと自己満足し合いながらガリガリくん、マンゴープリン、ハーゲンダッツ最中などそれぞれのものをぱくついた夜であった。
これは見逃すと後悔する(たぶん)、と思います。
DVDまたはビデオで発売する、などということは万に一つもないと思いますので。

それはそうと、私はガリガリくんをかじる時に寒ぼろが出て出て困ります。ガリガリくんに限らず、ソーダバーとか、色のついたアイスキャンディー系の物質に歯を噛み入れる時は全部寒ぼろ(鳥肌)が出ます。

[link:65] 2003年09月15日(月) 14:13


2003年09月13日(土)お祭り

町内のお祭りで、あちこち子供山車やお神輿がうろうろしている。
この辺りでは、お祭りが近いと駅のスピーカーでもお祭り音楽を流しているのだが、今日はどうもいつものテープじゃないな、と思ったら、角をまがった商店街のすみっこに軽トラックの荷台にぎゅうっとお神楽演奏隊の人たちがつめこまれて演奏していた。でもそのまわりには特になにもお神輿とかお祭りの様子も人だかりもなく、ポツンと軽トラック一台きりが止まって荷台で人が生演奏しているという不思議な状況だった。
私はこういう小規模のお祭りの生演奏が大好き(大きいのも好きだけど)なので、スワッ祭りだ!と思い立ち止まって生演奏を聴いていたが、あまりに誰も立ち止まってなくて、軽トラックの人たちが私の視線に恥ずかしそうだったのでちょっと私も恥ずかしくなって場所を離れてしまった。
明日はきっとお神輿とセットで町を練るに違いないから見に行こう。

[link:64] 2003年09月14日(日) 01:09


2003年09月12日(金)鈴木翁二さん

漫画家の鈴木翁二さんからとても久しぶりに電話があった。
この9月にライヴツアーをするので友達に宣伝してね、とのこと。
かれこれ10年ぐらい前に私が少年王者館で役者をしていた頃、鈴木翁二さんの『マッチ一本の話』を上演したご縁で、北海道のおうちへ遊びに行ったことがある。翁二さんは、もちろん漫画も素晴らしいが、その人としての趣きもなんともいえない味わいがあり、とても魅力的な人だ。私が遊びにうかがった時の写真は(意図的ではないが)なぜかへんてこなものばかりで、頭にほっかむりをしたまま眠っているのとか、スカートをたくしあげて川に入っているのとか、『ホルモン焼 かとうちゃん』という看板の下で笑っている(これは意図的)のとか、あんまりまともなのがないのだけど、旅自体はとても楽しく、よい旅だったことを覚えている。
それ以来だから、ほんとにもう久しぶりで、翁二さんは FAXもくれたのだが、『加藤千明(秋)様』と完全に私の名前すら忘れてしまっていて、予備の漢字まで書いておいてくれたものの、どっちもまちがってるよ!ああ、やっぱり10年も経てば忘れちゃうよね、私のことなんか...。と思わず泣きそうになったのだが、その直後に電話をくれて、『チアキのアキは水晶の晶だった!今思いだした!』と言ってくれたので、よかった。

そんな翁二さんのライヴツアーは9月23日(火)ウエストダーツクラブ(052-779-0186要予約)にはじまって東京、天童市、仙台と北上するそうです。
名古屋の方はぜひ行きましょうね。
ところが、東京は翌日の24日で、なんと私のライヴと同じ日だったのだ。なので、翁二さんには申し訳ないが、東京に住んでいる人で翁二さんのライヴに行きたい人は前日に名古屋へ行って観るか、翌日天童市のジャズ喫茶ラグタイム(023-654-8075)へ行くか、さらにその翌日仙台のBook Cafe火星の庭(022-716-5335)へ行って観るかしていただき、24日はぜひ吉祥寺MANDA-LA2(0422-42-1579)へ私のライヴ『ゆわかしと口ぶえ』を観に来ていただきとうございます。

しかし日本全国の鈴木翁二ファンの方々、これを逃す手はないですよ。

[link:63] 2003年09月14日(日) 01:01


2003年09月10日(水)クランクアップ

なんだかいつクランクインしたんだか、よくわからないままスタートしたドーナッツフィルムズの第1作品が、クランクアップ。本当に文字通りあっと言う間だった。しかしそんな記念すべき日に、本来なら涙しながら同じ釜の飯を食い泣き笑いした日々の労をねぎらって仲間と肩をたたきあうはずの日に、怒られた!町のおばさんに。『アンタたち!そんなとこ登っていいと思ってんの!それにこの辺の許可とってんの!』って!わーん怒られたよう!と、まさに撮影はコレじゃなきゃね、みたいな展開になってちょっとうれしかった。でもなんにもいけないことはしてないのになあ、とも思うが、迷惑だったんですね、おばさん。ごめんなさい。

[link:62] 2003年09月11日(木) 01:43

2003年6月16日までの日記


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