忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2003年07月10日(木)根津

久しぶりな人と会って一緒にごはんを食べる。
根津界隈に行ったのも久しぶりだ。
いつも根津に行くとのぞく古道具屋さんを今日もひやかす。IDEEのちっちゃいスツール¥7,800に心が動く。お店の一番奥の隅っこのほうにバラライカもあった。バラライカって三角なんだー。へぇへぇへぇ。しかし結局収穫はなし。

炭火焼のお店でマグロのほほ肉とか、海ぶどうという沖縄の海草とかを食べた。海ぶどうって本当に『海ぶどう』という感じで、食べるとぷちぷちぷち、としていて笑えてくる食感だった。いろいろいろいろ話して、楽しい夜ごはんでした。

根津駅には『自分で足を乗せてじぶんでみがく木製のセルフ靴みがき台』というのが改札を出たところにあって、ながい木のベンチがナナメになっているような台にひとつずつ『足乗せ場』が区切ってあり、ブラシがヒモで下げてあった。しぶすぎる心遣いにちょっと感動した。

[link:18] 2003年07月11日(金) 01:06


2003年07月09日(水)復活。

久しぶりにもやもやだったが、もう大丈夫。
そうめんを食べ、すいかを食べ、電車で眠り、コーヒーを飲み、一日が簡単に終わった。
置いてあった玄米にコクゾウ虫がわき、恐くなって実家にコクゾウ虫ごと送り返してしまった。
蝉の声ももうすぐだ。

[link:17] 2003年07月09日(水) 21:33


2003年07月08日(火)どんよりよりぼんやり

曇りのどんよりに誘発されてかぼんやり病がまたやってきて、昔や今やこの先のいろいろに切ないことが思い出されて涙が出てしまう。
こうなってしまうと、誰にも自分にもとめられない正体のよくわからない悲しみとか不安がぐんぐんむこうまで広がって、手がつけられない。どうしたん?いやいや、大丈夫。人間はいつか死ぬってわかってるのに、なんでごはんを食べるん?だって今は生きてるからだよ。生き物は死に向かって進むの?そうだよ。死ぬのに生きるの?そうだよ。死ぬのを知っているから生きるんだよう。それがわかるから切ないんだよう。簡単だけどとても難しいね。難しいけど、とても簡単ね。まあ、たまにはそういう気分になることもあるよね。
ちょっと一瞬迷子になったみたいな錯覚に陥る時ってあるよね。なんだこの日記。なんだこの気分。

[link:16] 2003年07月09日(水) 21:32


2003年07月07日(月)傘を見にいった。

私の置き忘れ、紛失等により次々と無くなっていく傘たちの中で、唯一長年に渡り愛用できている傘がそろそろくたばってきた。なので出かけたついでに、あるお店の前にいっぱい並んでいた傘を見てみた。するとすかさずお店の奥からエプロン姿のおばちゃん(お店の人)が飛び出して来て、あれやこれやと次から次に広げてみせてくれ、ものすごい勢いで薦められた。そのマシンガントークもすごくて、『あ、これは細かいチェックね。こっちの色もあるの。で、あなたこの近くの人?』『あ、ええ、まあ。(別の傘を手にとる)』『あ、そっちは無地ね。なかなかない色よー。お母さんは元気なの?』『??あ、そうですね。』『あそ。じゃよかった。それは内側が花柄なの。それで働いてるの?』『え?母ですか?』『いやあなた。』『あ、ああ、ええ。』『今日は休みなの?』『あ、うう、ええっと、休みといえば休みですね。』『へえ、お家手伝ってるの?あ、それは骨が16本あるの。丈夫よ〜。それにしなさいよ。』『へえ、骨が...。蛇の目みたいですね。』『あ、蛇の目はまた違うのよ。蛇の目が欲しけりゃあるわよ。2万円ぐらいのと4万円ぐらいのだけど。うちはもともとが傘屋だからオリジナルよ。修理もしたげるわよ。あなた長女?』『はい?あ、そ、そうですね、長女は長女ですね。』『んじゃ、お母さんまだ若いんだ。あ、そっちはもうこの色ちがいがあるだけよ。もうお勉強しとくからそれにしなさいよ。で、仕事は何してんの?うちも娘がいるんだけど、保険会社の管理職で大変なのよ。』『へえ....。』という具合に、何の脈絡もなく結局は話を自分の娘の自慢へ持っていってしまうという、まさにミラクル飛び石戦法であった。で、私はというとその骨の多くて丈夫だという傘を買わせていただきました。なんか魔法にかけられてくるくる回されてるうちに傘を買わされちゃったような気がしないでもないが、それもあのおばちゃんのパワーなんだろうなあ。

[link:15] 2003年07月08日(火) 00:10


2003年07月06日(日)下町

さて、私は以前大田区に住んでおりましたが、その頃は
スーパーで、郵便局で、クリーニング屋さんで、人に話しかけられたり、やさしくされたり、ということがそんなにない日々を送っておりました。
が、いわゆる東京の下町、といわれるあたりに引越した今、
町のあらゆるところで人に話しかけられたり、親切にされたりしているのでありました。
きのうも郵便局で、おおきなゆうぱっく抱えて順番を待っていましたら、ちょっと怪し気なおじさんがすいーと寄って来ていきなり肩をたたくものだから、びくっ!となったんですが、『重いだろう、ここ(椅子)に置きなさいよ』。クリーニング屋さんではおしゃべりなおばちゃんが、私の先に並んでいたにもかかわらず、『あたし多いからこの人先にやってあげて』。
まあたまに短気な人とかいたり、スーパーで知らないおばちゃんにかぼちゃのレクチャーを受けたり、豆腐について質問攻めにあったり、ということもありますが、親切な目にあうというのはうれしいものなので、自分でも人に親切にしよう、という気になります。

[link:14] 2003年07月06日(日) 23:41

2003年6月16日までの日記


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