忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2009年10月08日(木)

台風18号。
本当に大変な日でした。
各地で被害がすごくて、大変な目に遭われた方もたくさんいらっしゃったことと思います。

私も今日はちょうど11時ぐらいに六本木のスタジオに行ってなきゃいけなかったので、朝7時ぐらいから起きて状況を見てたのですが、東京は風がすごかったけど、まさかの晴天。一瞬大丈夫かと思ったのですが、やっぱり風速制限がたびたびあり、電車(JR)が動かず。しかたがないので、別の私鉄ルートでなんとか地下鉄が動いているところまで行こうとしたものの、動いたと思ったら駅と駅の途中で止まり、1時間経っても2つ先の駅までしか行けてない。しかもものすごい冷房の電車に閉じ込められて出してもらうこともできない。やっとの思いで乗り換えの駅(そこもまだ私鉄の駅)まで来たが、今度は駅が大混雑で待っても待っても電車に乗れない。
タクシー乗り場もものすごい長蛇の列。
電車は、ホームに入ってくる時点でもう満員なので、そこにまた無理矢理乗り込もうと人が殺到して、ホームのあちこちで悲鳴とかあがってるし、実際、もうもみくちゃどころの騒ぎではなく、ものすごい押されて挟まれて、痛かった。改札出るにも、ヒトが駅員さんにたてついてて、ここも長蛇の列。トイレも長蛇の列。台風の直接の被害じゃなくて、混雑によるヒトの被害。
一時JRが全部止まってしまってたみたいで、地下鉄の駅とかはほんとにどこもすごいことになってたみたい。
台風とかの災害で、こういう目に遭ったのは実は初めてで、一旦こうなってしまうと、もうなにもかもがすべて麻痺してしまう、っていうのを、はじめて味わった。
無事に会社へ行かれたヒト、すごいです!

この日はとあるお仕事の最終的なMIXに立ち会うことになっていて、幸いデータは事前の作業で全部先方にあり、ラフミックスにオッケーも出ている。あっという間に11時になってしまい、先に到着されたプロデューサー氏にすべてをおまかせして、連絡を取り合っているうちに、1時間弱でMIXは終了。
本日は、申し訳ないことに、私は何もできずに終わりました.....。ご迷惑をおかけしたみなさまに心からお詫び申し上げます。

で、MIXが無事終わった連絡を受け、すごすごと上り方面のホームを脱出。一応このことを記録しておかなければ、と記者の気持ちで階段の上からホームを撮影し、なんとか帰宅する。しかも晴天。

で、帰宅後、ご案内ハガキの宛名を印刷しようとするが、実際のファイルは外付けのハードディスクにあったから安心していたが、実際のアプリケーションが先日のMacクラッシュですっかりなくなってしまい、拡張子もまったくついてなくて、情報見てもどこを見ても『書類』としか表示されてなくて、当然、ダブルクリックでも開かなくて、『テキストエンコーディングがどうので開くことができません』とか言われる。
発狂して、たぶんコレだったと思う、という目星をつけたフリーウェアを新たにダウンロードして、なんとか開き、ほっとしたのもつかの間、書式が全部バラバラに変換されちゃってて、再度発狂。プリンターもなんだか知らんが、ぜんぜん合ってねー!切れ目の入ってるところにちゃんと合わないとだめなのに、微調整してズラしてもズラしてもちゃんと合わなくて、結局、ソフトさがして直して5枚ぐらい刷るのに6時間ぐらいかかった。しかもまだ完璧に合わない!用紙とか余白とか合わせてんのに、どないなっとんねん!

.......ふう〜。
今日はこういう日なんですね。
いやいやいや、あります。こういう日。
このぐらいで泣いてちゃいけません。

そんなこんなで、本日MIXの終了したお仕事は、また近く放送になることと思いますので、またお知らせします。
そして、大変に苦労してプリントした宛名(ハガキ本体じゃないんかい!)を貼ったご案内ハガキが、たぶん来週あたりお手元に届きます。
みなさま受け取ったら、ちゃんと壁とか冷蔵庫とかに貼ってくださいね。

1168.jpg 240×400 (original size)

[link:1168] 2009年10月10日(土) 02:38


2009年10月10日(土)

明日からのThe Terry Adams Rock'n Roll Quartetのツアー。
今日は毎度おなじみ、クラヴィを持って渋谷へ。久々にテリーの元気な顔を見てうれしくなる。新しいバンドのメンバー、スコット、ピート、コンラッドもみんな超ナイスな変人さんで、楽しいツアーになりそう。
特にコンラッドとピートは日本に来て、せっかく日本に来たんだから、と食べ物とか街とかすべてにおいて、リアルな東京を満喫している様子で、お店に入っても何でも食べてみる、トライしてみる、という姿勢が見ていてすごく楽しい。

で、夜は新宿タワーレコードでのインストア。その場にいたほとんど全員に近い人々が、この新しいバンドの生の音を体験したわけだけど、これがまたよかった!
Qとはまた違った形の、でも同じスピリットをもった何かがそこではじけている感じだった。スピード感と繊細さ、ナイフとマシュマロを両方のポケットに入れてスキップしてるような感じか。

明日からのショウが楽しみ。
明日あさってと渋谷O-NEST、そして名古屋TOKUZO、大阪クアトロと続きます。
みんなで行こう。ぜったい楽しいはず。



[link:1169] 2009年10月12日(月) 13:47


2009年10月12日(月)

テリーたちご一行は今日名古屋へ。
東京のショウ、すごくよかった。
とくに2日目は会場全体がグルーヴに包まれてた。

バンドは、完全に年の離れたテリーとメンバーだけど、どうしてもQと比べられがちな状況の中であそこまですばらしい「自分たち自身の」演奏ができてしまうメンバーもすごいし、メンバーを率いて見守りながら、まるで対等につきあってるテリーもほんとにすごい。その懐の深さには本当に脱帽するし、いつだって、どんなことになっても、音楽っていう「楽しく、スバラシイ空気の振動」を生み出し続ける、という生き方を、改めて心から尊敬します。
そして、いろいろな苦難にぶちあたりつつも、そこを超えて、彼らを支える裏方のヒトたちも素晴らしい。日頃、こういうコトバをあまり使わない私ですが、やっぱりあれは「情熱」以外の何者でもないんだな、と思う。

ショウ自体もやればやるほど脂がのってきてるので、今日の名古屋、明日の大阪はすごいことになるんじゃないでしょうか?

ステージにはスティーヴも天国から降りてきて、楽しんでいたと思う。
テリーに会ってスティーヴの話を聞いた時には本当に悲しかったけど、スティーヴのことを思い浮かべると、ほんわり笑った顔しか出てこない。アメリカでの自分の暮らしを、日本に来れば日本の街や暮らしや食べ物や文化を、というふうに、いつも自分をとりまくすべてのことを楽しんでいたスティーヴ。きっと天国の暮らしも楽しんでると思う。

とにかく心に残る2日間でした。
名古屋や大阪もできることなら行きたいんだけどー!!!行けないのでウチで応援。
ウチのかわいいclavinet/pianet duoちゃんも無事に活躍しています。

[link:1170] 2009年10月13日(火) 01:16


2009年10月13日(火)

せっかく日記書いたのに、途中でMacが固まって全部なくなり、ぐったり.....。
きーーーーーっ!

......また明日にします。


[link:1171] 2009年10月13日(火) 14:48


2009年10月13日(火)

あー、金木犀。
秋は空の高さと、街の中で突然やってくる金木犀の匂いなどで、自分が突然どこかへ行ってしまったような、かと思えば急に輪郭が濃くなって浮き出してしまったような、自分以外がみな遠い時間のような、なんともいえない気持ちになります。

テリーたちは今日は大阪。
昨日のTOKUZOもいいライヴだったんだろうなあ。TOUZOの森田さんやいずみちゃんにも会いたいなあ....などと思いつつ遠い目。

東京の二日目の時、リハをのぞかせてもらおうと早めに行ったら、ちょうどリハが終わってドラムのコンラッドとベースのピートが向こうからやってきた。
挨拶もそこそこに、ちょっと腹ごしらえにお寿司が食べたいから連れてって、というので『ゴーラウンドスシ?(ほんとは回転寿司ってなんという?)』と聞くと『イエス!』と。
で、近くのゴーラウンドスシに一緒に行く。
カウンターに座るやいなや、二人は慣れた手つきで自分でお茶を入れ、お箸をとり、お醤油にわさびを大量に投入して、ウニや生タコ、ホタテ、サーモン、いくら、うなぎ、お稲荷さんなどを次々と平らげてました。
日本に来たからには、日本の食べ物やリアルな街を味わいたい!というピートとコンラッド。ピートは納豆も初チャレンジしてましたが、ものすごくビミョーな顔で『...........Ummm.... Not so bad.』とのことでした。味はともかく、糸をひくのがいやなようです。

その後、彼らと別れ、開演までまだ少し時間があったので、ぼやっと歩いていると、かの有名な『名曲喫茶ライオン』のところへ来たので入ってみる。
建物、店内、照明の暗さ、メニュー、私語はできるだけ控えめに、椅子に深くすわって、すごいスピーカーからやさしく流れるハイドンに、うつむき加減で首をゆらすお客さんなど、正真正銘の由緒正しい『名曲喫茶』でした。もちろん名曲喫茶ジャズ喫茶の定番『オレンジエード』を注文する。

そしてお店を出てO-Nestへ行き、一気にハイドンから12 bar Bluesへ。
楽しみ方も好みもさまざまだけど、本当に、音楽とはなんと不思議な、すてきなものか。

[link:1172] 2009年10月15日(木) 01:46

2003年6月16日までの日記


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