忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年11月17日(金)

今日は4時ぐらいから7時半までの間に表参道でビリケンギャラリーに森雅之さんの原画展を見にいって、アノニマスタジオにもちょっとおじゃましてTさんに会って、千駄木の古書ほうろうへ行って、最後はUちゃんSちゃんOちゃんと韓国料理。というただでさえ密度の濃い予定だったのが、午後一番でプロデューサーS氏(電話の第一声でいつも私が寝ていたのを見破る人)から電話があり、月曜にデモ録のとあるモノを2曲作ってね、と言われて、順路にS氏の事務所での打ち合わせが加わる。それら全部を時間通りにまわることができて、めでたくダッカルビにありつけるのか?という挑戦の日になってしまった。
でも、途中、ひたすら道を反対に歩いていたり、まちがったところで曲がってよくわからなくなったりしたわりには、迷って迷って結果すごくいい場所にひょっこり出たりして、それらが全部うまい具合に時間調節ができ、つまるところ、まるではじめから迷ったり逆に行ったりすることが計算に組み込まれていたかのように全部予定通りに行くことができた。ああ、みなさんどうもありがとう。

森さんの絵は、原画で見るとますます空気がつかめるような感じで、こどもたちのおきゃんで元気で、むちゃくちゃで、たまに変で、透き通った様子が生き生きと伝わってきた。
運よく森さんにもお会いすることができたのだけど、森さんとお会いするのはかれこれ15〜6年ぶりで、お互いパッと見ではわからなかった。でも、すぐにあ!と気がついてお声をかけたのだけど、振り向いた森さんの一瞬きょっとーん、とした顔が面白かった。

その後アノニマスタジオに無理矢理おじゃまする。Tさんは忙しい中、時間をさいてくださって、少しの間お話する。
アノニマスタジオは、とっても心のある丁寧な本をたくさん作っていて、週末にオフィスでイベントをしたりもしている出版レーベル。イベントで出るお菓子やお料理がおいしそうなんだよなー。

で、古書ほうろう。Mさんとはすれ違い。でもまた本をがさっと買ってしまう。もう、ほうろうといい上々堂といい、なんでそんなに私が買ってしまう本ばかりを売るのだ!

韓国料理は久しぶりで、辛、辛、辛、辛。
ダッカルビを頼むと、いつもはトッポギが入っていて、そのノワ〜っとした食感が辛いのを休める重要な役目をしていたのに、今日は入っていなくてショック。忘れたのかなあ。それとももう入れなくなったの?

[link:753] 2006年11月20日(月) 23:19


2006年11月20日(月)

金曜日に急遽受けた仕事に土日はかかりきり。
今日の午後一で録音で、なんとなく昨日作ったやつが気にいらなくて、今日の朝もう一曲作ったけど、結局それは出さずに無事終了。うーむ。まあそういうもんですなー。
でも気に入ってもらえたみたいなので一安心。
しかし、気に入っていたリズムは『このポンポコはなくしましょう。』と却下。あはははー。


[link:754] 2006年11月21日(火) 22:54


2006年11月21日(火)

打ち合わせで渋谷。
来年度も面白そうな企画がいっぱい。よい仕事ができるよう気合いを入れる。
ひょんなことからディレクターのF氏が戦国武将オタク(?)ということが判明したのですが、秋葉原にある時代屋などはもちろんチェック済みで、その眼力は最近は地方の無名な武将にまで及んでおり、『全国的に有名な人とかには今はそんなに.........』とニコニコとやさしいまなざしで言っておられました。
私など、歴史上の同じ苗字の人は全員同じ、という超大雑把っていうか、完全に無知なレベルの者にとってはあり得ないオタク具合です。いやー、どなたかも言っておられましたが、オタク(=何かについてものすごく詳しい)はかっこいいです。

帰りに寄り道して、鴨せいろを食べる。桜えびの薩摩揚げも食べる。興奮して写真を撮り忘れる。


学生時代の先輩でお友達のKecil-Pohon の井上アコさんの作ったお洋服が昨日発売の天然生活の表紙になりました。アコさんのお洋服はほんっっっっっっとにかわいいです。ただかわいいだけじゃなくて、日常の遊びや暮らしの中に密着したかわいさ。
名古屋でライヴがあった時にアトリエにおじゃまして実物を見せていただいたのですが、全部欲しくなりました(着れませんけど)。『ちいさな女の子のドレスブック』という本も出しています。こちらもちいさい女の子がまわりにいてもいなくても欲しくなる本。写ってる子供の表情が最高です。




[link:755] 2006年11月25日(土) 01:47


2006年11月24日(金)

ワンマンまで一ヶ月。
さて、やるぜ、とふんどし(してないけど)を締め直したのは数日前。しかしその途端仕事の締切や打ち合わせが重なったりして、飛ぶように日めくりはめくれていくのである。
いやはや、法則といえば法則ですが、物事は重なるもんです。
ヒマでヒマでゴロ寝でおせんべいを食べながらテレビを観ている時には何も来ず、ヒマなのでひとつ旅行にでも、と出かけた途端、決まって仕事が入り旅先の民宿にまでコンテをFAXしてもらったりする。人生バランスが大事らしいですが、バランスのとれた人生なんて、とんと味わったことがないような。。。。。。
しかしまあ、みんなだいたいそんなもんでしょう?
12月はいよいよみんな忙しくなるんでしょう?
でも28日はきっと来てね。私もがんばるから。


[link:756] 2006年11月29日(水) 23:52


2006年11月28日(火)

みなさんのお手元にもはがき届きましたか?
そろそろ11月も終わり、怒濤の師走に突入です。
年末までにはみなさんいろいろおありだと思いますが、28日のどろグラ、忘れないでね。冷蔵庫とかに貼っておいてね。
ご予約もお待ちしています。

今日は、はがきを持って古書上々堂へ。いつも石丸さんとはすれ違いで、今日もやはり、と思ったら、ゼツミョーなタイミングで石丸さん登場。お会いすることができました。
30日にやる上々堂のイベントのこととか、探している本のお願いとか、あれこれ話す。あれ?石丸さんてこういう髪型だったっけか?初めてお会いした時には確かもっと太宰風ではなかったかな。今日は太宰治がパーマをかけたよう。しかしどちらにしても根っからの文学青年顔というか、容姿全体が文学風でシブいのだ(ご本人が好む好まざるにかかわらず)。人はそれぞれ、身にまとう空気感があって、それはその人の聴いていそうな音楽、読んでいそうな本、着ているもの、などから受ける印象なんだけど、この際音楽と本は置いておいて、石丸さんは不思議なことに柔道着からミハラのレザーライダース(←よく知らんけど)あたりまでどれも結構似合ってしまいそうな雰囲気があるのだ。果てしなくまちがって「ちょい悪オヤジ」の格好になったとしても、いわゆる現在の正統派ではないが、かなりな「ちょい悪」として何の違和感もなさそう。正統サラリーマンスーツとか着物とか白衣とか、ピエロとか、ダメージデニムとか、ジャージとかも多分イケる。宇宙服とかもオッケーだろう。ギャルソンの服とかだってむしろ似合いそうだ。その中で、最も似合わなそうな格好はやっぱりヒップホップのあのランニングとずり下げの半端丈デニムとかだろうか。。。。
話がかなりそれてしまったけど、面白い方です。石丸さんは。
そんな古書上々堂にて、本日の買いました本はその名もずばり『こけし』。
日本中のこけしの系譜とデザインの美しさのみがつづられた大変貴重なこけし図鑑です。真上からみた頭頂のデザインとか、横からみたもみあげの描かれ方とかも1コマ1コマ載っています。こけしそのものの系譜と写真以外の写真は『こけし部屋』、『こけし群像』『部屋のなかのこけし』『こけし店』『洋酒瓶とこけし(六本木にて)』など、イカしたものばかり。そして解説ではこけしを鑑賞するにあたり、『数十本でも一本でも鑑賞の対照となり得るのがこけしである。こけしは受動的であるが、こけし美を身辺から離してはいけない。(中略)一本のこけしを凝視し、量感、情味、気迫、センスなどを味わい、こけしを積極的に読まねばならない。〜「こけし=美と系譜=鹿間時夫・中屋惣舜著」より〜』と、他に類を見ないスルドさでこけしと対峙している。
以前買ったサボテンの本もそうだが、こういったいわゆる専門書というのは、書き手がその対象物と本気で人生をかけてむきあっているので、その一字一句から気迫と愛情が溢れ出ている。
こういう記録が残り、研究がされていることで、一般的には名も知られることなく亡くなっていったこけし工人も人生をかけてこけしを彫った甲斐があったというものだ。
しかし、こけしにこんなに系譜があって、流派があったとは知らなかった。私が教師だったらものすごくテストに出したくなるほどある。こけし検定とか作れそうなぐらいある。


[link:757] 2006年12月04日(月) 00:27

2003年6月16日までの日記


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