忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年11月13日(月)

初めて知ったその日から、長い事ぼんやり思っていたことなんだけど、プロフェッサー・ロングヘアってすごい名前。
ブルーズのミュージシャンはおかしな名前の人がたくさんいるんだけど、長髪博士っていうのは思いつきませんよね。
しかしその長髪博士がすごいわけで、長髪博士って名乗っているのにものすごく大したなかったら、それはそれでも面白いからまあいいんだけど。

Pixerの『Cars』を観た。ストーリーがレーシングカーの話なので、個人的な趣味として時折なじめないところがあったけど、やっぱり引き込まれて、とても面白かった。後半あたりから特にグッときて、ジリジリして、スカーッとする、という王道のエンターテインメント。よかったっす。
Pixer製作の作品がすごく好きなんだけど、特に好きなのは『バグズライフ』と『モンスターズインク』と『Mr.インクレディブル』。ディズニーの傘下に入って再出発するそうですが、今後はどんなことになっていくのでしょう。

それから夜中にやってたティム・バートンの『エド・ウッド』も観た。ハリウッドで『史上最悪の監督』と評された実在する映画監督の半生をティム・バートンが映画化してジョニー・デップが主演したものだったのだけど、これがまた面白くて、つい終わりまで観てしまった。いつの時代にも、いわゆる世間的に評価はされなくても、魅力的な人というのはやっぱり突出していて、どんな形であっても時代の記憶には残っていくのだなあ。

[link:749] 2006年11月13日(月) 23:40


2006年11月13日(月)

今週の金曜日から表参道にあるビリケンギャラリーで森雅之さんの原画展がある。森さんは素朴で元気でちょっとメルヘンチックなんだけど、不思議と足は大地にしっかりとついて、ガハハハと笑っているようなおてんばな子供や大人を描くとピカ一!な漫画家でありイラストレーターです。森さんの描く漫画では、楽しくてしかたがないことも、悲しくてしかたがないことも、ちょっとさびしいことも、面白いことも、みんなそこにそうやってあるのがとても自然に思えて来ます。
森さんご本人とは、15年ぐらい前、当時いた少年王者舘の何人かとお宅へ遊びに行ったことがありますが、それ以来お会いしていないような気がします。でも、季節のおたよりなどのやりとりや、共通の仲良しのイラストレーター早川司寿乃を介して近況を耳にはさんだりすることも多く、そんなにお会いしていない感覚はなかったのですが、いつの間にかそんなに月日が経っていました。久しぶりにお会いできるといいんだけど。

というような話題で早川司寿乃と長電話。
今日の早川画伯の名言。
『いくら自分がその人のファンでも、あんまりびっちり全部好きすぎると疲れるから、たまにきらいな作品や、どうでもよい作品もあったほうがよい。』

なるほど。

[link:750] 2006年11月16日(木) 00:00


2006年11月16日(木)ご案内はがき

できあがってきました。
お忙しいところ、力を貸してくださったY氏、どうもありがとう!!!
今回も腕をふるって作ったカラーへっぽこはがきです。
季節のお便りのつもりでみなさんのところへお届けしますよ。
他にもいくつかのお店の店頭にも置いていただく予定です。

このはがきは、持参された方はお連れ様ともども前売料金でご覧いただける当日精算チケットにもなります(ご入場はご予約、前売チケットの方が優先になります。)ので、ぎりぎりまでご予定のたたない方はぜお持ちください〜。
ご予約お待ちしていまーす。

751.jpg 240×320 (original size)

ちら見してください。

[link:751] 2006年11月16日(木) 23:31


2006年11月16日(木)

曲を作っていたのですが、部屋でウーリッツァーを弾いていますと、隣から何やらお念仏を唱える声が。。。更に、上の部屋からは重低音強調型の歌謡R&Bのような音が。。。そしてウチでは妙な音楽が。。。
うるさいマンションじゃ。しかし私も小さい音だけど狂ったように弾いていたので、文句は言えまい。

そして、今日のお風呂は『屋久島の湯』です。
先日『蔵王の湯の花』を入れて以来すっかり温泉の素を入れるのがブームになってしまったのじゃ。フフフフ。

[link:752] 2006年11月18日(土) 00:21


2006年11月17日(金)

今日は4時ぐらいから7時半までの間に表参道でビリケンギャラリーに森雅之さんの原画展を見にいって、アノニマスタジオにもちょっとおじゃましてTさんに会って、千駄木の古書ほうろうへ行って、最後はUちゃんSちゃんOちゃんと韓国料理。というただでさえ密度の濃い予定だったのが、午後一番でプロデューサーS氏(電話の第一声でいつも私が寝ていたのを見破る人)から電話があり、月曜にデモ録のとあるモノを2曲作ってね、と言われて、順路にS氏の事務所での打ち合わせが加わる。それら全部を時間通りにまわることができて、めでたくダッカルビにありつけるのか?という挑戦の日になってしまった。
でも、途中、ひたすら道を反対に歩いていたり、まちがったところで曲がってよくわからなくなったりしたわりには、迷って迷って結果すごくいい場所にひょっこり出たりして、それらが全部うまい具合に時間調節ができ、つまるところ、まるではじめから迷ったり逆に行ったりすることが計算に組み込まれていたかのように全部予定通りに行くことができた。ああ、みなさんどうもありがとう。

森さんの絵は、原画で見るとますます空気がつかめるような感じで、こどもたちのおきゃんで元気で、むちゃくちゃで、たまに変で、透き通った様子が生き生きと伝わってきた。
運よく森さんにもお会いすることができたのだけど、森さんとお会いするのはかれこれ15〜6年ぶりで、お互いパッと見ではわからなかった。でも、すぐにあ!と気がついてお声をかけたのだけど、振り向いた森さんの一瞬きょっとーん、とした顔が面白かった。

その後アノニマスタジオに無理矢理おじゃまする。Tさんは忙しい中、時間をさいてくださって、少しの間お話する。
アノニマスタジオは、とっても心のある丁寧な本をたくさん作っていて、週末にオフィスでイベントをしたりもしている出版レーベル。イベントで出るお菓子やお料理がおいしそうなんだよなー。

で、古書ほうろう。Mさんとはすれ違い。でもまた本をがさっと買ってしまう。もう、ほうろうといい上々堂といい、なんでそんなに私が買ってしまう本ばかりを売るのだ!

韓国料理は久しぶりで、辛、辛、辛、辛。
ダッカルビを頼むと、いつもはトッポギが入っていて、そのノワ〜っとした食感が辛いのを休める重要な役目をしていたのに、今日は入っていなくてショック。忘れたのかなあ。それとももう入れなくなったの?

[link:753] 2006年11月20日(月) 23:19

2003年6月16日までの日記


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