忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年10月28日(土)

年末のワンマン『どろぼう失格グランプリ3』のチケットご予約を開始しましたー。

最近、火ぐまのパッチョくんがものすごくお気に入り。
今までCMで最後にちょっとだけ映るのがすごく気になってて、いつか動かないかと思っていたら、ついに動くパッチョくんを観た。

それから、この間軽井沢から父の運転する車で家族で名古屋へ帰った折、ナビをセットしておきながら父が一向にナビ通りに走らないので、ナビはそのたびにシーンと黙ってしまうのだが、そのナビの様子を見て父がボソッと『こっれっちや、自分の知らん道に来るとすーぐ黙っちゃうんだけどさあ、そんで、またすぐこっちに戻れ戻れ言うんだわなあ。オレ、これ聞いとると変なとこ行っちゃうもんで、一所懸命だまされんように走っとるんだけどさあ、おっかしいなあ。また黙っとる。やっぱりどっかから見とるんかなあ?』と独り言のようにつぶやいていたのを思い出し、一人で笑う。
おいおいどっかから見てるって、ナビは生放送ですか。黙るのはアナタのせいだけど、相手はコンピュータですから。おねえさんが宇宙からしゃべってるんじゃありませんから。っつーか、そんなんならナビいらないじゃん!
と、もちろんその場でもツッコんだんですが、父は『ふーん. . . . 』と納得のいかん感じでした。


[link:741] 2006年10月31日(火) 20:14


2006年10月31日(火)

以前作曲したCMの譜面が必要になり、PDFでメールで送ってくださいと言われる。
今までうちのシステムでは譜面をPDFで送れるなんて思ってなくて、いつも譜面はロジックからプリントアウトしたのをFAXでせっせと送っていた。
でもディレクター氏(なぜかいつも寝起きの電話で、どんなに声を作っても寝ていたのを即座に見破るS氏)からの電話で『ぜったいできるはずだから、やってるべし』と言われ、ああでもないこうでもないとやった結果、できました。簡単に。うわあ、今までは何だったんだ。ひとつおりこうになりましたありがとうございましたS氏。いやいや、便利な世の中ですなー。

さてそうこうするうちに外は肌寒い。また『ハー○&ミ○クのど飴』の季節になってきました(事情により、商品名はボカしでお願いします)。このごろどうかするとわりとすぐ喉が痛くなる傾向。やだなー。

あ!来年1月12日に『チッチ&クック』が決まりました。
今度はドラムに青山さんのサポートでも大活躍の中原由貴、ギターに鳥羽修、というタマコウォルズからお二人に助っ人に来てもらうことになりましたよ。
その前に加藤千晶のどろグラ大騒動もございます。

[link:742] 2006年11月01日(水) 23:52


2006年11月01日(水)

市ヶ谷のスタジオで仕事。
歌入れに来ていたFちゃんがしばらく会わないうちに背がのびていた。しかも、主に足がのびている、と言っても過言ではないほど、足が長い。寝ていると足が痛いそうだ。
話のついでに私も先日の健康診断で背がのびて、初めて160cmになった、と得意げに言ったらその場にいらした方々全員に『それは機械のまちがいでしょう。その歳で。』とあっけなく流される。
今日はなぜかスタジオにいただく差し入れがおせんべいの日で、おいしいおせんべいをいただきながら、和気あいあいと終了。
楽しい歌ができました!私は作詞担当。
オンエアが近くなったらまたお知らせします。

その後、ライヴのご案内ハガキの原画を、デザインをお願いしているY氏に渡し、打ち合わせ。あれこれと話をして帰宅。

帰りの電車で、前に立っていた親子が
『ねえねえお母さん、この歌知ってる?あーきのゆうひーにーてーるーやーまーもーみーじー』
『こーいもうーすーいーもーかーずーあーるーなーかーにー』
と歌い出したのはいいが、
『あーきをいーろーどーるーかーえーでーやーつーたーはー. . . . . . 』
『. . . . .あれ?なんだっけ?かーえーでーやーつーたーはあ〜. . . . . 』

最後がどうしても思い出せないらしい。何度歌ってもどうしても出てこない様子で、
ああ!もう『山のふもとの裾模様』だよー!
と教えたくてうずうずした。娘のほうは『2番の最後はオルニシキだよ。』と涼しい顔で言っていて、なんか馬の名前か何かと思っているのか、『織る錦』という意味は分かっていない様子。
その後親子は別の話をしていたのだけど、お母さんのほうはやはりずっと気持ちが悪かったらしくて、私の降りる直前に突然
『あ、やーまのふーもーとーのおーすーそーもーよーう〜〜〜〜〜』と歌い出して、一人ですっきりしていた。ああ、一件落着。
紅葉、いいうたです。

[link:743] 2006年11月03日(金) 01:23


2006年11月03日(金)

ああ、うっかりしていたらあっという間に霜月ですなあ。
そして世間は三連休なんですなあ。
なんか、ぼんやりとした、締切があるような、まだないような、しかしそのうちありそうな、そういう案件がいくつかあって、それらをやりつつ、その先のことも視野に入れつつ、年末のワンマンにロックオンしていかないといけないが、そのすぐ先にチッチ&クックもあるので、おっとこれはエンジンをもうかけておかないとマズイのでは、と思いつつ、今日は一日グラタンを食べたり「お手して!ワンちゃん』で遊んだりして過ごしてしまった。
そうしながらも頭の中ではいろんなことを考え考えしているのだが、その考え考えしたことをすぐにピアノに移したりしないで、『これで忘れるようなら大した曲じゃねえ』と自分を追い込んでみたりして、焦っている、というのが好きなのか?と思うほど、前もって計画的に物事を進めることができないなあ。あれもこれもそれも、全部平行して進める傾向。

[link:744] 2006年11月04日(土) 01:41


2006年11月03日(金)

帰り道にいつもと一本違う道を通った。
そこの通りには、外からガラッと小窓が開く、壁の低い位置に作り付けられた棚のような不思議なところで飼われている犬のタローがいたのだが、久しぶりに通ったら、タローのいた棚に他の荷物が詰め込まれていた。もうだいぶ老犬だったから、家の中に入れて飼うようになったか、またはもう死んじゃったのかもしれない。そう思ったら急に悲しくなってきて、フと上を見上げたら、柿の木いっぱいに、めったに見ないほどたくさんの柿がブラブラとなっていた。


[link:745] 2006年11月06日(月) 23:28

2003年6月16日までの日記


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