忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年10月12日(木)

駅の向こうにあるホーミー八百屋。顔のそっくりな兄弟のおじさんがやっていて、いつもそっち方面に行くと遠くからでもホーミーみたいな『え〜〜〜〜らっしゃいらっしゃいらっしゃいらっしゃいらっしゃい。え〜〜らっしゃい。』というホーミーみたいな売り声が聴こえてくるのですが、今日は兄弟そろって店頭に立っており、ダブルホーミーでした。店の両端に立っているので正面を通る時にステレオで味わってみた。
来年の初め頃からオンエア予定のとある楽曲の作詞をしたのですが、これが詞の元になったとは誰も思うまい。おじさんありがとう。

[link:733] 2006年10月15日(日) 00:58


2006年10月15日(日)

吉祥寺MANDA-LA2で『SAKANA/JB』観戦。
JBは渕上純子さんとbikkeさんのユニット。SAKANAもJBもとっても魅力的な二人組で、観るのははじめてだったのだけど、それぞれの世界にぐわっと引き込まれました。演奏スタイルもすごいのだけど、特に歌声の魅力は半端ではありません。pocopenさんも渕上さんもbikkeさんも、一声歌うだけで、うわーっと世界がひろがる。演奏、MC共にご本人たちは極めてナチュラルだが、すごい存在感です。かっこいいなあ。
久しぶりに渕上さんのくしゃくしゃに笑った顔に会えたのもうれしかった。

帰りに珍しくとある中華系ファミレスに入ったのだが、『海老マヨネーズ』を頼んだら、衣のない茹でた海老がマヨネーズに和えられたものが出て来てちょっと驚いた。そうか、こういうアプローチか。海老マヨネーズには違いないが。


[link:734] 2006年10月17日(火) 23:36


2006年10月16日(月)

先日作詞をした某番組の曲のレコーディングに立ち会う。
その後用事をすませて、夜はお世話になっているディレクターさんたちとごはん。九州料理のお店に連れていっていただき、すっかりごちそうになりました。
『辛子蓮根』とか『おきうと』とか『がね天(ナントカコガネナントカ、という九州特産のさつまいもの天ぷらだった)』など、聞いたことはあるけど一度も食べたことのなかった九州名産の食べ物を次々といただいた。辛子蓮根は色あいがとってもきれい。おきうとは味、食感ともにところてんの親戚筋にあると思うがなにか正体のよくわからない味。おいものてんぷらや、めんたいこに漬け込んだいわしを焼いた『からか鰯』とかすごくおいしかった。九州はおいしいものが多いなあ。
いろいろな業界のちょっとこわい話を聞いたりして盛り上がる。
楽しく、おいしい会でした。ごちそうさまでした!

735.jpg 240×320 (original size)

色のきれいな辛子蓮根。かなり辛かったです。

[link:735] 2006年10月20日(金) 01:30


2006年10月20日(金)

私の携帯にはテレビ電話機能がついているが、これまで誰ともテレビ電話というものをしたことがなかった。単にまわりの人についてる人がいなかったからなのだけど、このたび、テレビ電話ができる相手がやっと見つかり、この間から無駄にテレビ電話をしてみている。
しかし普通に受けると、外のスピーカーから出る音がものすごくでかく、とてもまわりに迷惑で、非常に時間と場所を選ぶことがわかった。しかも、たいていテレビ電話にして話していることなんて、まったく重要な内容ではなく、『わーい、おーい、あ映った映った。おつかれー(手を振ったり)。』とか『ここを見ると目線はどこ?』とか『これ映ってる?見える?』『もうちょっと上、あ、行き過ぎ』とか、本当にアホのようなのである。それにしても気がつけば、一人一台持ち運びテレビ電話、というのが普通の時代にこんなにあっさりなるとはなあ。
しかし、いつも昔に想像する未来の機械はたいていでっかくてスゴイ形なんだけど、実際は洗練されればされるほど、機械は小さく軽く、シンプルになるのであった。さすがにそのことには昔は気がつかなかったようだ。

[link:736] 2006年10月24日(火) 21:33


2006年10月24日(火)

さて、20日から名古屋へ行っておりました。
正確には20、21は長野、その後名古屋。
軽井沢にいるおじさんのお見舞いに行ったのですが、実家の両親が名古屋から車で来ており、私は軽井沢で合流。実家には今年15歳の老犬がいて、今までは両親が共に家を空ける時には知り合いのペットクリニックにあずかってもらっていたのですが、今年に入って、夜鳴きやおねしょをするようになり、他所にはあずけられなくなりました。
そこで、両親が犬も乗せて長距離ドライブを決行しました。日帰りで名古屋まで帰るのは犬にも負担かも?と思い、ペットも泊まれる宿泊施設に泊まることになりました。
そこでいざ探してみると、ペット可のホテル、ペンション、民宿のような所はとてもたくさんある。でも、その多くが『ペット主役』を売りにしていて、『館内はどこでもペットOK』『食事中もダイニングにペットをつないでおくところがある』など、ペットにとてもやさしいシステムだった。
もちろんそれはよいのだけど、それはものすごくしつけがしっかりしていて、他の犬を見てもまったく平気でそれどころかお友達になれるような優秀な犬、そして近くで人がモノを食べていても食べ物を欲しがらない育ちのよい犬、または、他の犬や、食べ物のことなどまったく意に介さないクールな犬、そして、何より、鳴かない犬、限定なのです。
泊まる方にしても、泊めるほうにしてもそれは当たり前。
でもうちの犬の場合、しつけはちゃんとできていておとなしいが、極端な食いしん坊。他の犬の好き嫌いがとってもはっきりしており、きらいな犬に会ったり、近くでものを食べていたりされるとワンワンワンワンワンワンワンワン、となる可能性がある。
もともと外出時に連れ歩く習慣がついていなかったので、はじめての長時間ドライブと、知らないところで宿泊、とはじめてのことだらけで、とってもおりこうにしているかもしれないし、手がつけられなくなるかもしれない、イチかバチかの爆弾犬。
というわけで、結局、『山の中の一軒家コテージにペットと一緒に泊まれる』というところへ行きました。
まわりは牧場、特に観光するところもなく、道には街灯もないところで、宿の宣伝文句には一応『窓から南アルプスが一望できる』とありましたが、到着が夜だったためそれもなく、翌朝起きて見てみると窓の向こうはダチョウ牧場(写真はmixi22日付日記をご参照ください)。その隣には馬もいました。ダチョウは近くへ寄るとものすごい形相でガンを飛ばし、柵にガンガン噛み付いてエサを要求してくるので、とてもこわかった。グラウンドに卵がごろごろと産みっぱなしで放置されていたのも恐ろしげでした。
宿自体はとてもきれいで、不安材料の主役だった犬も最高におりこうで、一切鳴きもせず、おねしょもせず、いびきをかいて寝てしまい大変予想外でした。
予想外でしたが、いろいろなことがわかってよい経験でした。でもいちばんくたびれたのは、ばあちゃん犬のこりんちゃんかも。

[link:737] 2006年10月26日(木) 00:39

2003年6月16日までの日記


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