忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年06月28日(水)

知り合いの写真展を見に麹町のポルトガル大使館へ行く。
勝手に、一軒家で門があって旗が出てるっていう建物を想像していたが、実際いってみるとオフィスビルの中の3フロアを使っている、という大使館だった。そうかそうか。そういう場合もぜんぜんあって不思議はないよね。と納得する。
こじんまりした写真展で、サッカー好きが高じて外国までサッカー観戦に行き、写真を撮り、さらにそれが高じて写真集を出してしまった、というその人の曇りのない気持ちが見えるようでよかった。
その帰り、お友達と湯島の中華料理のお店でごはんを食べる。私たちの頼んだものは普通のお皿にのってくるのに、隣や後ろのテーブルにはことごとく人参で作った『金魚』とか『釣りをする人』などの見事な野菜細工に彩られた料理が運ばれて、その度に歓声があがっており、ちょっとうらやましかった。何を頼むとそれがついてくるのか。

[link:669] 2006年06月30日(金) 23:26


2006年06月30日(金)

先日ひょんなことからお知り合いになったアナウンサーの今泉清保さんですが、かつしかFMで月に一回番組を持っておられるそうで、『あーじゃあ私のCDもかけてくださいよう』と言ったら『なんなら遊びに来てくださいよ』と言ってくださり、突然ですが明日の7月1日、かつしかFMに押しかけることに。
2時半頃から30分ぐらいあれやこれやとゆるいおしゃべりをしてCDをかけていただく予定です。何しゃべろうかなあ。ピアニカとか持ってっとくかなあ。
といってもかつしかFMは葛飾区にいる人しか聴けないんですよねえ。葛飾区にお住まいの方、明日は2時頃からは78.9に合わせて聴いてくださいねえ。
葛飾区に実家とかお友達のおうちがある方は意味なく遊びに行って聴いてくださいねえ。

追伸!かつしかFMは下記の地域でも聴けるようです。
立区、台東区、墨田区、荒川区、江戸川区、江東区、
埼玉県三郷市、八潮市、草加市
千葉県市川市、浦安市、松戸市 

[link:670] 2006年07月01日(土) 21:01


2006年07月01日(土)

かつしかFMに行ってきました。ここを読んでくださってる方で聴いてくださった方はいるんでしょうか。。。
あたりまえだけど、今泉清保さん、さすがしゃべりのプロ!そして同じくメインMCの女性お二人おかおさんと村上さんもさすがプロ!オモシロイ!
そんな絶妙のオモシロトリオにしゃべりのド下手な私が加わるとオモシロイリズムが乱れるので極力しゃべらないようにしてました(なんじゃそりゃ)。したがって、笑い声とおせんべいをかじる音ばかりが流れたんではないかと。だってほんとに面白かったんです。おせっかいカレンダーの紹介もたくさんしていただきコントにも参加させていただき、楽しかったです。
コントでは山村紅葉ばりの演技を披露しようと思いましたが、まったくできず、かわいこぶって(つまり棒読み)しまいました。そんな自分に喝. . . . 。
それにしてもかつしかFM、素敵です。入り口の下駄箱で靴を脱いだり、スタジオに『さくら』、『はなしょうぶ』とまるで旅館のお部屋のような名前がついていたり。すっかりなごんで楽しい放送でした。

その帰り、せっかく立石に来たのだからそのあたりの様子を調査してみようと思い駅周辺の商店街を歩き回りました。立石というところは商店街が本当ににぎわっていて、といってもイマドキのわざとらしい元気さの商店街じゃなくて、むかーしからの洋品店とか雑貨店とかお惣菜屋とかお魚屋とかが普通に生活に密着して機能している。つまりホンモノの商店街がホンモノの商店街たる姿で存在している理想的な商店街の町。
縦横にのびる細ーい路地みたいなアーケードを歩いていると、フと外にレースとかリボンとかボタンとかがギッシリつまった箱がたくさん出ているお店を発見。近づくとそれはすべて手芸用品で、おびただしい種類のレースやボタンやリボンなどが5M巻き100円とか200円とかで売られている。中にはすごくめずらしいパターンのレースや貝ボタンや昔のガラスのボタンまでまとめて500円とか袋づめで300円とか。もう気が狂いそうだ。
久々に全身がイナヅマにうたれたようになり、すべてを放り出してしゃがみこみ買い漁る。そうこうするうちに店の中からおじさんが出て来て、ひとつひとつの商品のうんちくを語ってくれ、チェコのアンティークのガラスボタンとかイタリア製のブローチだとかを次々見せてくれる。どれもぎっしり一袋200円300円の世界。そして私の興味のあるものからまるで趣味ではないものまで幅広く説明してくれた。おじさんの話におそろしく上の空であいづちをうちながら更に物色していると、時折耳に入ってくる話が『デザイナーの誰それ(世界的に有名)は自分の後輩』『メーカーのどこどこ(有名メーカー)のトップとはゴルフ仲間』『これは高島屋で去年一番売れた』などことごとくデカい。でも私はたまたま親戚に服飾関係の人がいたり友達にもデザイナーがいたりで、メーカーとか服飾の学校とかブランドとか、話を聞く機会も多いのだけど、おじさんから出てくる言葉とかを聞くかぎり、あながちただのデタラメとも思えず、どんなもんじゃろう?と首をかしげながら、更に物色した。
しかし、おじさんは例えば貝ボタンの説明ひとつにしても『貝ボタンを作るのは拾ってきた貝殻ではダメで、生きた貝のまままず甲羅を削ったり磨いたりしないとすぐに割れてしまう』などといちいち詳しく、タダモノではないらしいところが端々に読み取れる。が、やっぱりちょっとインチキくさい。若干ハッタリも混じってる。謎である。
が、商品は、じっっっっっくり見たが、本当にちゃんとしたものが信じられない安さで売られている。ホントにナンジャコリャー!と思いつつ、とりあえずおじさんのすすめてくれるものはいちいち自分の好みではなかったので適当に無視し、レースやボタンなど大量に買ってしまった。バイヤーか。
とにもかくにも今日は大変充実したよい日だった。
立石はよいところでした。

[link:671] 2006年07月02日(日) 23:46


2006年07月02日(日)

久住昌之さんの6月26日の日記http://www.qusumi.com/nikki.htmlを読んで、ウチのおばあちゃんもデパートのことを『デバート』と言っていたのを思い出した。年配語は時代を超えてまったくパターンは同じだ。
バスのことを『パス』と言ったりアパートをアバート、ブザーことを『プサー』と言ったりと、『濁点』と『丸』がきれいに入れ替わってたりしてた。
プサーなんて、そのほうが言いにくいじゃん!とか思って、幼かった私はイライラしながら訂正したものだ。あとやっぱりグレープフルーツは『グレープ』と言ってた。ぶどうだよ。
あと年配語とはちょっとそれるけど小学校の時の友達には接骨院のことを『せっこちん』と言っていた子もいた。リエゾンしちゃってる。フランス語か。
年配の人は濁点と丸が入れ替わるのは別として、省略は最後まで言うあるいは全部言うのがめんどくさいんだろうな。
今こんなことを言っている私も80歳ぐらいになったらそうなるのだろうか?『バドパウェル』とか『スパンピナート』とか年寄りには言いにくそうだが。

[link:672] 2006年07月04日(火) 00:13


2006年07月03日(月)

暑い。むしむし。
夏へ向かってまっしぐらのこの時期に年末のライヴの計画。
12月28日に『どろぼう失格グランプリ歳末大賞(仮題)』を開催することになりました。28日といえば仕事納め。夜は納会。会社の飲み会。なんてこと言わないで、MANDA-LA2にお出かけください。うーん、今から宣伝したらどうにかなるかもしれないと思いさっそく発表してみました。
もちろん詳細が決まったらアップしますが、とりあえずどろグラオールスターズ(暫定名)の面々が総出演でお届けします。

そ・し・て
思わせぶりな言い方に何の意味もありませんが、9月の『ふちがみとふなとと加藤千晶』のチケットのご予約を7月8日より承ります。

ああ今日は暑さにヤラレたのか、ぶっかけ冷やしそうめんを食べようと思って、ネギ、みょうが、大葉、卵、などを買い、そうめんを買うのを忘れた。なのにバジルペーストとかなんとなく買ってんじゃねーよ、アタシ。
みなさま暑さが増してきましたので、ご自愛ください。

[link:673] 2006年07月05日(水) 21:24

2003年6月16日までの日記


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