忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年02月11日(土)

今日は祭日だったんだなー。
昨日たまたま夜中にトリノリンピック(略)の開会式を観た。こういう開会式をニュースのダイジェスト映像でなく、ちゃんとテレビで観るのははじめてかもしれない。
といっても全部観たわけじゃないんだけど、でっかいアルペンホルンを吹いているおじさんの背中から頭のてっぺんにアルプスの国々の国旗が揚がるというのがすごくよかった。ホルンのおじさんたちの後ろに一人に一人ずつかわいい女の子が歩み寄り、おじさんの背ぼねからつむじまでの直線に国旗を掲揚する。
木を着た人たちとか、ハリボテみたいな牛をぐるぐるまわす人たちとか出て来て、本当は練習いっぱいしたかもしれないけど、ぜんぜんそうは見えないバラけた感じもよかった。
なんかよくわかんないけど、次から次へ入場してくる選手がみんなイケメン(一度使ってみたかった)だ。女子も美人が多い。最近の選手はみんなイケメンなのか、イケメンばかりカメラが抜いているのかどっちなんだ?

今まで様子見な感じだった近所のカレー屋さんのお持ち帰りカレーダールチキンを食べたらすごくおいしかったので、2日連続で行ってしまった。

[link:609] 2006年02月13日(月) 01:34


2006年02月12日(日)

2〜3日前から寒くなる、寒くなる、と脅されていたけど、今日は本当に寒くなった。
私は寒いのは苦手なのだけど、『寒気団』っていうのがどうも好き。寒さが徒党を組んでやってくる様子が面白い。3年ぐらい前の冬に『寒気団踊り』を作って、寒さを紛らわすために踊ったりしている。かなり腹が立っている時でもこの寒気団踊りを思い出してやってみると、あまりにバカらしくて怒りがしずまったりもする。まわりの人からは気が狂ったように見えるかもしれませんが。

夜、高倉一修率いるguiroが東京にライヴにやってきたので、秋葉原グッドマンへ観に行く。
東京でやるのは2度目ぐらいだそうだが、私は初めて。ああ、guiroも東京で観られるのか、、、、とちょっと感慨深かった。
とてもよかった。表面的な感想は別に言わなくてもいいような気がするので言わないが、その場の人のハートをつかんでいたし、独自の光を放っていた。
いつかまた東京で一緒にできるといいなあ。私もがんばろう。

お正月に包丁で切った小指が、くっつかないまま乾いて、カチンカチンになったフタが指先にくっついている感じ。
もう痛くないのだけど、どうかした拍子に痛いので、絆創膏を2重にして、その上からキャップ包帯をして鍵盤を弾いている。
ぐるぐる巻きの分微妙に指が長いので変な感じ。リーゼントの人もはじめのうちは頭が長くて感覚が狂うのではないか。

[link:610] 2006年02月15日(水) 18:57


2006年02月15日(水)

寒気団の話をした途端、あつっ!ゴールデンウィークぐらいの気温らしいですね。まあ、こうして三寒四温を繰り返して季節は移っていくのです。のっぺりと正しいグラデーションよりも、たまに『あれ?この色ココ?』みたいなのがあったほうが面白いのです。

きのうは一日中確定申告の計算をしていました。電卓でやってるのにやるたびに合計がちがうというのはどういうわけだ。
えらく時間がかかってしまった。

急に暖かくなったら、外を行く自転車のおじさんやおばさんがやたらと鼻歌をうたっている。人間てやっぱり本当はとても素直な動物なのだ。私の曲もそういう時にフと鼻でうたってもらえるとよいな、と思いながら、なぜか一休さんの終わりの歌を歌いながら帰りました。


[link:611] 2006年02月19日(日) 01:25


2006年02月19日(日)

きのうはふちがみとふなとのライヴを観ました。
とてもよいライヴで、心地よく楽しかった。ふちがみさんの強力な声を強力にバックアップする強力なふなとさんのベース。そのふたつが足し算になり、かけ算になり、時には引き算にもなり、音楽が進んでいく。ほんとにすごい人達。すごい二人組です。

まず夕方に吉祥寺へチラシを置き、それから西荻窪へ行き、風邪気味だったので、ふちがみとふなとのライヴに行きたいけどおとなしく帰ろうかどうしようか、と迷いながら西荻窪にある羊の形のパンとかお菓子を売っているというお店『三月の羊』をさがしてウロウロ。しかし、家でちゃんと地図も見てきたというのにまったくない。わからない。ぜったいすごい近くのはずなんだけどなー、奥まってるのかなー、とその辺のお店の人に聞いても、かいものバッグをさげて道を行く地元の人っぽい人に聞いても誰ひとり『ひつじ?さあ. . . . . .』『ちょっとわからないねえ. . . . 』と首をかしげる。私が『売っているパンやお菓子がみんな羊の形をしているっていうお店なんですけど』というと、おばさんたちは『へえ、羊の?へえ。. . . . . . . 。 』と感心はするんだけど知らない。そうこうするうちにみぞれみたいなのが降ってきて、もう帰ろうかと思っていると、古本屋さんの興居島屋さんを発見。私は西荻窪の地理があんまりよくわかっていないのだけど、近くだったのだ。それで命からがら興居島屋さんに飛び込むと、奥には店長の石丸さんが。石丸さんはどうやらストーブにあたってポヤンとしておられたようで、私の顔も忘れちゃってて、加藤千晶です、と言ったらようやく『加藤さん?えー、そうだったっけー?』と声を聞いて思い出してくださった(よかった)。石丸さんは西荻窪の古本屋さん『興居島屋』と、三鷹の『古書上々堂』の人で、『おせっかいカレンダー』をお店に置いてくださったり、いろんな人にすすめてくださったり、お店でいっぱいかけてくださったりしてて、大変うれしいお世話になっている人なのだけど、いつ行ってもすれ違いばっかりでなかなかお会いできないのだ。それで私はいっぺんにうれしくなっておしゃべりをして、鳥の絵の洋書を一冊買った(私は上々堂も興居島屋さんも、行くと必ず欲しい本があり、どんどん買ってしまうのでこわい)。ついでにひょっとして石丸さんなら羊の店を知っているかもしれないと思い聞いてみると、『ああそれならこの裏だよ。でもこの道沿いから入る道はないから一旦あの広い道に出て、まわりこんで曲がるんだけど、曲がるところがまたちょっとわかりにくいからよく注意してみてください。』と教えてくださった。おまけに、ひょんなことから『さっきふちがみじゅんこさんから電話がかかってきて. . . .』と、おっしゃる。あれ、またここでも物事がつながってる。で、やっぱりふちがみとふなとを観に行くことにして、とりあえず薬局で葛根湯を買ってぐっと空けた。
それからようやく羊の店にたどり着いたが、閉店10分前で、品物はほぼ売り切れ。どっちも最後の一個だった『ひつじクッキー』と『ふわふわひつじ』を買いました。

昨日は石丸さんがお店に居てくださったおかげで、鳥の本も買え、ひつじも買え、ふちがみとふなとも観れ、久しぶりのお友達にも会えた。
みぞれの中をうろうろしていた時には寒くて痛くてもうイヤ、と思ったけど、それがすべてくつがえるようなよい日だった。

612.jpg 240×320 (original size)

[link:612] 2006年02月20日(月) 01:33


2006年02月20日(月)

最近、集中力が欠けているようだ。いかん。
今日はかかってきた電話でまた飛び起きたのだけど、出てみると無言電話だった。しかし無言の割には背後でカタン、カタン、カタン、カタン、といやにアナログな機械の音がずっとしていて余計気味悪かった。一向に切らないのでこっちから切った。でも別にその後は一度も鳴らず。
最近、お寿司屋さんとまちがってかかってくることもある。
この間は税務署からそのお寿司屋さんへの電話がまちがってうちにきた。似てるのかと思ってそのお寿司屋さんを調べると、1と7がちがっているだけであとは一緒。こりゃまちがえる。もし手書きで字の汚い人とか、癖字で1なのか7なのかわかりづらい字を書く人が書いたメモだったらぜったいまちがえる。

[link:613] 2006年02月22日(水) 02:13

2003年6月16日までの日記


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