忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2005年11月14日(月)

名古屋でのライヴが終わり、今週末はマリンバの浅田実可さんのスタジオ『NGOMA』で、『ジャラとグリグリの土曜日』というイベント。そこでたった一人で数曲弾き語りに挑戦します。
実可さんはマリンバ叩き語り一人芝居。そしてもうお一人はリコーダー奏者の須藤みぎわさんが出演されます。他の2組の出し物はどうなっているのかまったくわからないのでとても楽しみ。しかし、楽しみとか言ってる余裕なく、私は一人リハを明日から連日行って挑みます。こわ。
それぞれとってもレアな感じで、めったに見られない面白いイベントになると思います。ぜひおいでください。詳細はトップからスケジュールでチェックしてくださいね。

けっちゃんカメラより、先日のTOKUZOから帰り道。お酒を飲んだ鳥羽修、高橋結子両氏を乗せて、朝4時の名古屋の街を猛烈ペーパードライバー加藤千晶が走る。周りの車みんなにいっぱい抜かされたり、ブレーキを踏むのが早すぎるとゲキが飛んだりしていたようです。

『おいしいものと加藤千晶』更新しましたー。

552.jpg 260×195 (original size)

[link:552] 2005年11月17日(木) 01:08


2005年11月16日(水)

名古屋で観てくれたいろんな人がメールをくれて、どうもありがとうございます。久しぶりに会えた人とか友達とかなかなか会えない人とか、うれしかったなー。近いうちにお返事書きますからね。
今週末の弾き語りにむけてきのう今日とスタジオにこもって一人リハしてて、明日もするんだけど、一曲カヴァーするのがすごい難しい(コピーも)のがあって、譜面も歌詞(すごい訛り英語)もないから耳コピするしかないんだけど、やっとの思いで歌詞と
音をとったものの、今度はキーがまったく合わなくて、泣きそうです。ちゃんと右手と左手伴奏、といういわゆるポップスではないので、これをまた自分の合うキーにトランスポーズするのか、と思うと、かなり今週末にはできなさそうになってきたな(弱気)。と、こんなところでぶっちゃけてる場合ではないんですけど、まあやれるとこまでやってみよう。
まあそんなことを考えながら電車にタラタラ乗ったりしてるもんだから、切符を紛失して改札出られないし、線路に真っ黒のネズミを見つけるし、と、まあそんな感じでした。ネズミは黒くてつやつやしていて、ドブネズミ=不潔、凶暴、伝染病、いろいろかじったりして迷惑、などというのがなければ動物としてはかわいいと思うんだけどねえ。

553.jpg 182×300 (original size)

『きつねちゃん(芸)』をされていやーな気持ち。ひたすら無我の境地であろうとするこりんちゃん。(けっちゃんカメラより)

[link:553] 2005年11月18日(金) 00:04


2005年11月17日(木)

今週末の実可さんのイベントに参加する弾き語りを一人スタジオにこもって詰める。一時はどうなることかと思ったが、なんとなく一人のカタチが見えてきた(遅)。他の楽器に絡まない、他の間の手が入らない裸の加藤千晶が観てもらえると思います。
時間は短いですが、曲もふだんあんまりやらない感じでせめます。ぜひ観てほしいです。弾き語りはめったにやらないから。予約状況はどうなってるのかよくわかんないですけど、当日でも大丈夫。のハズ。


[link:554] 2005年11月18日(金) 23:33


2005年11月18日(金)

今日は親友の誕生日。おめでとう。O子ちゃん。
さて、今日は武蔵小金井の実可さんスタジオNGOMAへリハに行ってきました。実可さんちのピアノの鍵盤が以前より柔らかく感じたのはお部屋があったまってたからだろうか?
明日はお客さんとの距離も近いし、一人だし、どきどきだなあ。
チケットのご予約は明日の正午までうけつけているそうです。
NGOMA http://www.nandemogoya-ngoma.com/ まで
メールかお電話を。
実可さん、須藤みぎわさんの演奏はもちろんですが、
いつもとちょっとちがう加藤千晶が観てもらえると思いますよ。

リハが早く終わったので、三鷹に展覧会を見に行きました。
ライヴを観に来てくださったりしてる山下さん。
なんだか個展の準備と重なっていろいろと大変なことがあったようですが、そんなことはみじんも感じさせないポップでキュートな作品の数々。完成品としての作品というばかりじゃなくて、ご本人の楽しい人柄と、それ自体を楽しんで作ったと思われる制作過程が感じられて、迷いがなく、気持ちがよかった。ほとんどのものに顔がついていたんだけど、その表情の元気さになごみました。特にキョトーンとして弾けているおバカな表情(もちろんホメ言葉です)の犬や顔がよかった。
お話ししているうちに、まわりのものや人がだんだんながっていて、面白かったです。世の中せまいですねー。

新御茶ノ水のエスカレーターは本体より手すりの方が微妙に早い。なんとかずっと手すりを持ってどこまで行けるかな、とやってみましたけど、下りだったので体が傾きすぎて落っこちそうになりこわかった。あぶないじゃないか!
帰りの電車は見事に寝過ごし。

[link:556] 2005年11月20日(日) 02:36


2005年11月19日(土)

実可さん主宰NGOMAのイベント『ジャラとグリグリの土曜日』。無事に終了しました。ご来場くださいましたたくさんのみなさまどうもありがとうございました。実可さんも須藤みぎわさんもそれぞれとても個性的で独自の世界が展開されていて、とても面白かったです。
ところで今日はなんと2回公演でして、マチネーは土曜日の昼間ということもあってお子様からご年配の方まで幅広い方々に楽しんでいただけたようです。私は『今日は一人、裸で勝負』と腹をくくってはいましたが、特にお昼の回では開場時にBGMが何もなくて、お客さんとの距離が近い上に待ち時間もシーンとしている、という2大キンチョー要素がそろっていて、いやはや緊張しました。
いやいやしかしそんなこと言っててはいけませんよ。まあ多々ある反省点についてはここでは触れないことにして、いや、がんばりました。とにもかくにも。で、お昼の反省点を夜に生かそうと、夜の回は開場時からBGMにBLUESを流し、お客さんもおしゃべりやお酒がすすんで張りつめ感がやや減少。しかし雰囲気はすっかりブルーズなのに、お客さんはみんな靴を脱いでお座布団に座りこんだりしているのがとても面白い。そしてかくいう私なども、楽曲は日本情緒あふれる(?)ジャパニーズなんちゃってラグタイムみたいなごちゃまぜ音楽。いやー、音楽って、まさにこういうところで、いろんな文化が混じり合って、その土地土地に沁みていくのだなあ、と思った。ブルーズを靴を脱いで聴く文化が普通に成立する日本。そこから面白い独自のニッポンブルーズが生まれるし、ニッポンジャズも生まれるんだと思う。だって例えば欧米の文化を欧米でもない土地で欧米人でもない人がそのまんまマネしたって面白くないじゃん。だから、これでいいのだ、ものすごくこれでいいのだ、と妙に力強く思ってしまった。私のやっている音楽が、別にそこまで大それたものだとは全く思ってないけど、でもやっぱり、ヒトに『こうこうしかじかな風な音楽です』と言葉で説明できない音楽のほうが私には面白く思える。
という意味でも、今回こういう場所で、弾き語りをさせてもらえたのはすごく得るものがあった。声をかけてくださった実可さん、みぎわさん、来てくださったみなさまどうもありがとうございました。CDを買ってくださった方もどうもありがとう。ぜひ聴いてみて、また感想とか聞かせてください。

[link:557] 2005年11月22日(火) 01:59

2003年6月16日までの日記


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