忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2004年12月01日(水)

某所にてアルバムのミーティング。ミーティングも回を重ねるごとに人や物事との出会いやはじまりなどがあり、具体的なことがいろいろと決まっていくので、その度にふんどしを締め直している。もうだいぶ締め直した。でもまだシコもふんでないし、本番はこれからです。いろいろと考えてることもあるので、アホな私は頭が大変。もともと同時進行できるのは2つの事柄まで。そこにもうひとつ増えると、もとからあった2つのうちのどちらかが押し出される。ヒジョーに不便な頭なものでこまります。パテーション切ってできるといいなあ。そのくせ、覚えていなくてもいいようなカタカナの変な名前など(例1:イグナチウスロヨラ・・・世界史で出て来た人物 誰? 例2:プトレマイオス朝・・・エジプトのいつかの王朝)は鮮明に覚えている。覚えているからといって、ただ名前を覚えているだけなので、なんの知識にもなっていないけど。
ともかく、こういう不自由な頭でやっていくんだな、一生........。

[link:336] 2004年12月02日(木) 02:06


2004年12月03日(金)

うっかり名前を忘れちゃったのだが、クロスロードナントカというDVDの中のナントカ・バイという昔ザッパバンドにいたギタリストの自分のバンドの演奏シーンを観た。ザッパはつくづくほんとにスゴイと思うし、あのおかしさは大好きだが、このギタリストの人の音楽自体は別にぜんぜん好きじゃなかった。でもいいたいのはそのことではなくて、その演奏があまりにもバカみたいにすごくて、あそこまですごいとほんとにバカみたいで、大笑いした。どういうふうにすごいかというと、ハードロックの早弾きのサーカス芸みたいな感じだ。ギター3人とベース1人がぴったり並んで(ドラムは後ろに置き去り)右手は自分のギターを弾きながら、左手は隣の人のネックをおさえたり、戻ったり、で、メロディーはものすごい早さで完璧にハモってたり互い違いの入れ子(っていうの?)でひとつのメロディーになってたりする。更に、ギターの人の一人は後ろのキーボードへ行ったかと思うと、左手でネック部分を早弾きしながら、右手はものすごい早さでちがうメロディーを「キーボードで」弾いている。それを全員が陶酔の顔でやっている。
なんかサーカスとかで馬が並んで走りながらどうの、とか、玉乗りしてる人の肩にもうひとり逆立ちしてその人と手をつないだ人ははしってる自転車に立ち上がってもう一方の手で皿まわし......みたいな感じ。
そんな4人の後ろでドラムの人だけがなぜかリズムが時おりよれたりしてあまり上手じゃないのも笑えた。それもすべて意図的だという説もきいたけどどうなんだろう。おもしろいなあ。

[link:337] 2004年12月03日(金) 18:12


2004年12月07日(火)ずっと心にひっかかっていたこと

前々から気になっていたのだけど、歯磨きとか歯ブラシのコマーシャルは、なんで歯磨き粉(っていうかチューブ)をちゃんとつけて歯を磨くシーンはないのだろう?白い歯を強調するのはわかるけど、歯ブラシに「これでもか」っていうぐらい歯磨き粉をグニューっと出してるのに、磨いてるところは明らかに素ブラシ(歯磨き粉つけてない)でしょ!っていう感じ。最近じゃ、洗顔フォームのCMも、メイク落としのCMも『こんなの流すのはオッケーなんだ』と心配するほどメイク取れかけのびえ〜〜っていう顔とか出てくるのに、歯磨きはやっぱりどれもこれも素ブラシで、口のまわり泡ぶくぶくなシーンは出てこない。もっともメイク落としとかとちがって、口ぶくぶくのシーンを見せても「歯はこんなに白くなります」というシーンには直結しないから効果としては意味なさそうというのはわかるんだけど、現実の日常じゃ歯磨きなんて絶対誰もが口のまわりぶくぶくになるのに、CMだとみんな素ブラシっていうのは、なんか自然な流れを曲げてるみたいでヘンだなあっていつも思う。口のまわりぶくぶくな絵ってのはそんなにテレビ的にアウトなの?あと、全体的に歯磨きとか歯ブラシのコマーシャルはなんていうか、割とキレイめで「正しい感じ」のものが多いから、歯磨き界という分野自体がコンサバティブな感じなんだろうか。ぬおーっと起きて、がーっとごはん食べて、歯磨きつけて口のまわりぶくぶくでどわ〜っと歯みがいてガラガラプハー、そこではじめて歯がキラッ!っていうようなリアルでかっこわるい、いい意味でかっこいい歯磨きのCMっていうのがみたいのになあ。ま、すっごくどうでもいいことなんですけど。

[link:338] 2004年12月07日(火) 18:01


2004年12月10日(金)

久しぶりに夜、お外へ出たら、やっぱり冬になってた。
という感じで、私がいかにこのところひきこもっているかがわかっていただけると思うのですが、ようやくベーシック作業のメドが立ってきて、これできっと来週あたりには人のライブを観にいったり、オムライスを食べたりできるようになるかもしれない。
きのうの外出は近所のドラッグストアへ紙類(ティッシュペーパー、トイレットペーパーなど)を買いに行っただけだけど、この寒い師走に家からトイレットペーパーを切らすことなく過ごせると思うと非常に満ち足りた気持ちにもなるってもんです。
しばらく前からティッシュペーパーが最後の一箱に、そしてトイレットペーパーは最後の4個ぐらいになってもう気が気じゃなかった。前にも書いたような気もするが、私はトイレットペーパーティッシュペーパーをはじめ、コピー用紙、メモ用紙、封筒、キッチンペーパー、コーヒーフィルターなど、家中の『紙類』を切らすことがとってもとってもきらい。ちょっと気がおかしいぐらいなくなることがいや。っていうか、紙類が好き。どこかへ出かけると、どうもうっかり使いもせんのに色画用紙や色紙やテーブルナプキンを買うふしがあるし、トイレットペーパーは棚をあけるといっぱいつまっているとうれしい。お前はオイルショックか、とたまに自分でツッコんでみることもあるが、どうもそのようです。でもキッチンペーパーにはすごく好みがあって、そんなに好みがあるんならまっさきにそれを買うべきだが、意外とすぐそれを忘れてちがうのを買ってしまってすごくショックだったりすることもあるので、本当に自分はおかしいんじゃないか、と思うこともたまにあります。
トイレットペーパートイレットペーパーと思ってキッチンペーパーを買ってしまったり、絹ごし絹ごし、よしこれは絹ごしだな、と思って木綿豆腐を買ってしまったり、話しはそれますが、本屋さんで文庫の棚をみていて、手にとった本を広げると「あれ、ずいぶん題名とはかけ離れた内容だなあ、ふーん」となって、よく見るとそれは手にとりたかったのの隣の本だったりする、ということもたまにあります。前テレビでそういうのはナントカっていう病気の前触れだといってたような気もして、気になるのですが、なんなんでしょう。心配です。

[link:339] 2004年12月10日(金) 17:09


2004年12月13日(月)

ずいぶん前からMacのG4で使っているモニターがヤバめになってきてて、時折すごい真っ黄色の画面になったり、画面がゆがんで四角が食パンの両端を指で押したような、つまり「ムンクの叫び」の顔のような状態になったりしていて、まずいなまずいな、と思っていたが、ついに今日、よりによって出がけに立ち上げていたら、突然ガガガガガピュウーンとなったかと思うと、たちまち真っ白い点になって何かが遠ざかっていってしまい、暗闇になった。で、静かになった。まったくご臨終という感じの最期だった。でもG4本体は立ち上がったままで、モニタが死んでしまって終了できない、という困った状態になった。結局ほかからモニタを運んでそれをつないで、終了できたのだけど、大変だ。
さよなら、さよなら。おつかれさまだったね、モニターちゃん。

で、夜はRomちゃんと久住さんのライブを観に行った。開演前、客席でホットサンドを食べていたら、久住さんが「あ、そうだよね!加藤さんがいるんだよね!せっかくだから飛び入りでさ〜」とおっしゃる。といったわけで1曲コーラスで飛び入り参加。
ロムちゃんのセットも楽しい曲に楽しい編成がなじんですごくよかったし、久住さんのセットも次から次へといろんな人が出て来て、最後は坂本Q一まで来てなんとヒップホップ(Qちゃんは”ヒッポップ”と言っていた)でクラフトワークや吉田拓郎の「結婚しようよ」などを歌い、歌い散らしてお帰りになった。久住さんは何をやっても、どこへ行っても、その場を全部ミックスして久住さんワールドにしてしまうのがすごい。2組ともとてもよかった。良いものを観せてもらった日だ。ロムちゃん久住さん、サポートのみなさんおつかれさまでした。どうもありがとうございました。

[link:340] 2004年12月14日(火) 02:07

2003年6月16日までの日記


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