忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2004年09月15日(水)

12〜15は家でいろいろ用事をしつつ、16日の田所くんのゲストのリハを家のピアノでする。その間に仕事の修正が来たりして頭の中で考える。
2日間ほど留守番を頼まれて犬と二人暮らし。犬は家の中で飼っているが、抜け毛がすごいので「ここからは入っちゃダメ」エリアが決まっている。でもこの日は普段と様子がちがうので、じっとしておられず、私が部屋で何かしているとしばらくして「チャッチャッチャッチャ...」という爪が床にあたる音がして、そーーーーっと様子を見に来る。入っちゃダメといつもいわれている所なので『どうしよう、いいかな?ダメかな?おこられるかな?』と思いながら頭の上にハテナマークと汗マークをいっぱいつけてそーっと来る。その様がおかしくて、わざと何度も部屋で何かやってるふりをしてしまった。その度にチャッチャッチャッチャ...と様子を見にくる。かわいいやつ!

[link:289] 2004年09月17日(金) 14:39


2004年09月16日(木)

円盤で田所くんがマンスリーでやっている
「田所せいじの世界」にゲストで呼んでもらって何曲がやった。田所くんはいつもひとりでふら〜〜〜〜っとやっているが、その歌にはすべてが詰まっている。でもその歌には何の気負いもない。しかしながら「ああそういうことだよな」と思わせる説得力があり、その歌う様と彼の歌はまったくもって彼そのものというびっくりするような単純明解さで聴く人を拍子抜けさせてしまう。全く誉めているように見えないかもしれないけれど、これはすごく誉めているのです。ほんとに彼はなんというか、例えるなら、気がついたらすごいこんなポスターいつから貼ってあったっけ?でもここにこれが貼ってない時が想像できないからもう私が生まれる前から貼ってあったかもね。みたいな野球選手のポスターとか、なんかわかんないけどずっと家にあってそれ聴くと何もかも全部思い出しそうになるカセットテープとか、そういう感じ。
あんなに力の入っていない人もそうそういない。しかし浮き世離れしているかというと全くそうではなくて本人的には憧れたり盛り上がったりしていることもよくあるらしく、そのあたりの中途半端な現実感がまたリアルでいいのだ。歌う曲歌う曲ほとんどみんなおんなじだ、と聴く人も皆けなしながら喜んでいる。

[link:290] 2004年09月17日(金) 15:11


2004年09月20日(月)

ちょっと忙しくて、引きこもって仕事。11月のライブにちょっとした記念企画を考えていて、それを一手に引き受けてくれている人とも話し合いつつ、私もやらねばいけないことがいっぱい。しかしチラシもまだできてないしなあ。とか内容のこともあるし、ほかにもアルバムの相談とかほんとにいろいろいろいろ。しかしいろいろ考えるのは楽しくもあり、ゆわ口シリーズ終了後の展開のこともあるし、忙しくも楽しい毎日です。

今日はお彼岸の入りで、お団子を食べた。東急でやっていた『生活便利グッズ祭り』で『豚のおとしぶた』というどうでもいいようなネーミングだが見たら断然欲しくてたまらなくなってしまった落とし蓋を買おうかどうしようか迷っている。あと、名古屋の友達がロシアへ旅行した時にお土産で買ってきてくれた『チェブラーシカのマトリョーシカ』もすごく変です。ロシア人は「チェブラーシカ」だと言い張っているが全然チェブラーシカじゃありません。あとロシア人が「ミッキーマウス」と言って売っているネズミのマトリョーシカもぜんぜんミッキーじゃない。そのうち写真アップします。

[link:291] 2004年09月21日(火) 14:50


2004年09月24日(金)

11月のゆわくちのチラシをやっとのことで描いた。そのうち皆さんのお手元へ届くと思いますので、見てみてください。
ほかにもやらなくてはいけないことがいっぱい。

今日外を歩いていたら、前方から黒ずくめの衣装に天使っぽい羽とか槍とか(悪魔?)なんかよくわからない小道具を身につけた一団がやってきた。いわゆる「ゴスロリ』という人達かと思ったらなんか全員東南アジア系のお姉さんたちで、羽とか槍とかもダンボール製でちょっと様子が違う。どうやら彼女たちは飲み屋のお姉さんたちで、店でハロウィンを盛り上げようという企画があるらしい。それにしても衣装のまま出勤か....。と思っていたらすれ違いざまに一人がなんかを落としてきたことに気がつき、『あ!ない!私のツノ(かなんか知らんけど)が一本ない!ねえちょっと知らないアタシの!も〜〜〜〜ヤダ、どこで落としたんだろ?』とかなんとかわめいていて(タガログ語?とかで)悪魔とか天使とかの一団がわらわらと崩れて人騒がせ。っていうかとっても目立っていた。

[link:292] 2004年09月25日(土) 00:14


2004年09月26日(日)

実は次回のゆわかしと口ぶえvol.10で、ちょっとした記念企画としてこれまでのゆわくちを振り返る小冊子を作ることになった。そこで、いろいろ協力してくれている人々と共に、とにかく過去を思い出す作業を始めた。しかし、私は全くと言っていいほど過去を振り返らない性質ので、そもそも「記録に残す」ということについて恐ろしいほど執着がないようだ(うすうすそうかなあとは思っていたが)。なので残る資料もバラバラであったりなかったり。あっても途中で切れていたりしてなかなかヒドい。そういう人間がいざ歴史を振り返ろうとするとどういうことになるのか。それは単に屋探しの作業だ。記憶なんてとっくにない(断片的に、歴史上どうでもいいことはよく覚えている)ので、なにか物的資料に頼らなければどうしようもないが、それもない。イラストとかチラシの絵とかもなんかのチラシの裏になぐり描きしたやつが本チャンになってたり、しかも紙もちゃんとまっすぐにして描いてなかったり、まったく人間失格だ。しかし、そういう作業をとりあえず今している。で、そのうちそれが形になってみなさんのお手元に届く日がきっと来ると思うので、こっそり応援をしていてください。そしてゆわくち最終回の日にはまた新しいお知らせをお届けできると思います。

[link:293] 2004年09月26日(日) 19:40

2003年6月16日までの日記


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