忘れ物はないね?:2010-03-18

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2010年03月18日(木)

すっかりサボってしまいました。日記。
3月は私みたいなぐうたらな人も、普段よりバタバタ度がアップして、締切や録音があったり、名古屋へ行ったり、帰ってきてまた仕事があったり、事務雑務雑用いろいろで過ごしていました。
名古屋ではおばあちゃんに会いに行ったり、そのおばあちゃんを介護して腰を痛めた母を手伝ったり、家の細々とした用事を。
おばあちゃんは誕生日で、93歳になり、毒舌も全開。かと思えば、急に乙女のようになり、さっきまでちゃんと孫だった私を友達のように思ったり。おばあちゃんと接するとなかなか不思議な体験があります。
100歳だってまったくピンシャンとして頭の回転も早い方々もたくさんいらっしゃいますが、だんだん記憶や回路がぼやけてくる人もたくさんいらっしゃる。でもなんでそんなことはハッキリ憶えてるの?と思うようなことをハッキリ憶えてたりして、「年をとる」ということの複雑さとか人間の不思議を改めて感じます。
おばあちゃんにはできるだけ病気にならずに、痛いところもなく、機嫌よく毎日を過ごしてほしいです。

そうそう、名古屋で思いもよらず、棚を買っちゃったりして。
実家で必要になった別の物を見に行ったんだけど、私が自分の家用の仕事コーナーに置く棚を買ってしまいました。
しかたがないので、宅配で送ってもらうことに。
いやはや、なんで出かけている先に限って「重いもの」や「大きいもの」で「これは買わなきゃ!」ってものに出会ってしまうのでしょうねえ?
何年も前に日記に書いたかと思うけど、尾道でも、到着してなんとなーく立ち寄った商店街の古本屋さんで、よりによって古いこどもの図鑑の全集を見つけてしまい、買う、その隣の陶器屋さんで、デッドストックのかわいいお茶碗数種、そして同じくデッドストックのガラスのコップセットも見つけてしまい、買う。
まだ宿にすら着いていないから、大荷物を持ったままずっしりと全集とお茶碗とコップ(当然だけど割れ物なんだ、これが!)を引きずり、たかが500mほど先の渡し船乗り場までタクシーに乗った記憶があります(運転手さん、呆れてた)。
さらに、向島というちいちゃーーーい島に渡ったところの民宿に泊まったのですが、1日目の夜に仕事の電話がかかり、民宿に絵コンテをFAXしてもらう、というトンデモナイことになって、翌日は雨の尾道に一緒に行ったPちゃんを放置して私は一人民宿で曲のスケッチをしてたんでした。挙げ句、Pちゃんは商店街の「床屋さん(美容院ではない。まさかサロンなんてとんでもない。ほんとの床屋さん。)」で髪を切っちゃって(なぜ尾道で?)もうわけわかんない展開になっちゃったんだった。当時、確かもう30を越えてたけど、店主のおじいさんに女学生と思われ、段カットにされて泣いてたなあ(その様子はビデオで録った)。
あ、うっかり長々と書いちゃった。
そんな場合じゃなかったんだ。

4月3日(土)のアップップリケショーが近くなってきました。
やることがいっぱい。でもとりあえずご案内のハガキ用の絵を描かなければ、と必死で作業。わー、間に合わん!印刷して郵送してる時間がなかろーてー!

[link:1220] 2010年03月29日(月) 02:16

2003年6月16日までの日記


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