忘れ物はないね?:2009-07-24

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2009年07月24日(金)

上野茂都さんのレコ発を観に新宿はゴールデン街劇場へ。
花園神社の真裏。新宿はどうも弱い。
上野さんのライヴはとってもよかった。
上野さんの歌と三味線はブルーズである。
まぎれもなく日本の、ある街の、暮らしの中にあるぼやきの一欠片であったり、ことがらのひとつであったりすることが、ぽつん、とそこに浮き出して見える。その浮き出して見える見え方が、ブルーズを聴いたときに感じる例えようのないナニカとすごーく似ている、と思う。すごいな、と思う。

そして、中尾さんのドラムを間近で聴いて、そのスバラシサを改めて感じた。あんなに力が抜けていて、あんなにシンプルな「ッテッ ッテッ ッテッ ッテッン」に、ものすごーくグルーヴがある!すごいな、と思う。
世の中にはすごいひとがいっぱいいて、すばらしい。

終演後、とてもお腹がすいていたので、ゴールデン街でまさかの「きしめん」を食べる。もちろんお酒飲まずに。

[link:1137] 2009年07月26日(日) 22:29

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?