忘れ物はないね?:2007-07-02

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2007年07月02日(月)

日曜日の情熱大陸はイラストルポライターの内澤旬子さんだった。内澤さんは、以前私のことを『ぐるり』という冊子の中で紹介してくださった南陀楼綾繁さんの奥様で、『ふちがみとふなとと加藤千晶』の時にご夫婦で観に来てくださった。その後、千駄木の古書ほうろうで一度だけお会いしたことがある。スラッと背の高い涼しげなきれいな方で、その時の印象では、そのカラダの奥底にあんなとんでもないパワーとエネルギーが潜んでいるとは気がつかなかった。番組を見てびっくりしたのだ。もちろん画面でも、ご本人は私の第一印象どおり、至って淡々と軽々と、「自分の興味の湧くものを追求しるとこうなっちゃうんですよ、あんまり世の中の記録に残って行かないようなことが好きみたい、アハハハハ」なんて笑ってらっしゃるんだけど、なんだかとにかくスゴイのだ。不勉強にも、今まで一冊も内澤さんのご本を読んだことがなく、さっそく古書ほうろうに買いに走ろうと思っている。

[link:867] 2007年07月04日(水) 00:31

2003年6月16日までの日記


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