忘れ物はないね?:2007-06-02

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2007年06月02日(土)買う運命か当たる運命か

昨日、銀行へ行ったのは、もうあと数分で6時になろうかという頃でしたが、私はその時には何時かまったく気にとめておらず、したがって、もうすぐ6時、ということにも気がついていませんでした。
銀行の前まで来た時、入り口の隣に併設されている当たると評判の宝くじ売り場のおばさんと一瞬目があったのですが、ただ単に昼間のニュースでドリームジャンボの発売は今日まで、という話題を聞いたので何気なくフと目を向けただけであって、私は別に買おうと思ったわけではなかったのです。
しかし、銀行で用事をすませていると、さきほどのおばさんが宝くじ売り場の通用口(売り場は銀行の壁面にくっついているので、通用門を出ると銀行の建物の中になる)から飛び出して、色々スイッチを押したりしていて、私が外へ出ると、ちょうど宝くじ売り場のシャッターが半締まりになって止まっている所でした。どうも、閉店時間になったのでシャッターを閉めようとしたら調子が悪くて途中で止まってしまったようでした。
私はそこでぼんやり売り場のほうを見ながらポケットの自転車の鍵をさがしていると、さっき目があったおばさんがすかさず『あ、ジャンボ?』と聞いてきました。私はその時点まで別に買う気はなかったんだけど、おばさんのあまりにもストレートな問いかけに思わず『あれ?いえ、あの、その、でも、もうおしまいですよね?』と返すと、『あ、いいのよ、いいのよ!逃したらホントにおしまいだから、いいのよ。』とかなりいい加減なことを言い、『こちらの方、最後〜。ジャンボですって〜!』と売り場の中にいたもう一人のおばさんに大声で伝達。閉まりかけていたシャッターがまたギョーーーと上に昇っていきました。
まあ、ぼや〜っと見ていた私も私なんですが、ああ、もう買うんだな、買うしかないんだな、と思い、結局バラを10枚買いました。駆け込みもいいとこだ、っていうか、別に買うつもりなかったんだけどー。でもまあいいや、これで当たったら面白いもんね。おばさんも『これで当たったらスゴイわよ。当たったらぜったい持ってきてね!当たりますように!』と甲高い声で応援(?)してくれました。
ああ、当たりますように!


[link:849] 2007年06月06日(水) 01:57

2003年6月16日までの日記


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