忘れ物はないね?:2007-05-13

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2007年05月13日(日)

5月20日は渋谷の公園通りクラシックスでイベント。
今日は三鷹でリハでした。
けっちゃんとおさむちゃんと私の3人の編成で生ピアノ、というのはこれまであんまりなかったかもしれん。
楽しみだ。
今日は休憩しているとお隣の部屋からは小唄がずっと聴こえていて、窓の外には電車がスタタン、スタタン、と通っていく、なんか気が遠くなるような、いつの時代かよくわからないけどもいつかの夕方の真ん中にいるような気分になった。
終わってから、お腹がすいていたので、久しぶりに江ぐちに行ってみた。しばらく前に新しい若い人に世代交代の動きがあって、その若い人も、もの静かだけどドシ、と大きく誠実な感じの人だったのでよかったよかった、と他人事ながら思っていたのだけど、今日は日曜日で若い人はお休みだったようです。入ったらタクヤがメインをはっていた。傍らにはいつものおばちゃんと、もう一人おじさんもいた。タクヤ(すみませんがこう呼ばせていただきます。意味のわからない人は久住昌之さんの小説中華そば「江ぐち」
を読んでね。)のソバとかタレとか卵とかをどんぶりに入れる手の位置が以前より高くなったような。よく、駅員さんとかのアナウンスが毎日やっているとどんどんどんどん独特のイントネーションが強まってそれが「型」になって、さらにその「型」度を強めていくけど、それと似たようなもんかな。江ぐちのラーメンは今日もおいしい。お腹いっぱいだ。

[link:840] 2007年05月13日(日) 23:25

2003年6月16日までの日記


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