忘れ物はないね？：2007-03-28

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

2007年03月28日(水)さあ次は東京。

ライヴの準備と締切の仕事をせっせ、せっせ、とやっていると、ピンポーンと誰か来た。カメラに映っていたのは郵便局の人でも宅配便の人でもバイク便の人でもなかったので出るのをやめようかと思ったが、女性だったので、ハテ？と思いインターホンで出ると『○○と申しますが、ご近所の方々にとても重要な行事があるのでお知らせに参りました』と言う。私ん家は町内会にもなんにも参加していないので、重要な行事とはさてなんのことか？町内花見大会とか、町内パン食い大会とか、町内イチゴ狩り大会とか、町内つくし摘み競争とかかと思い『重要な何の行事でしょうか？』といそいそと聞いたら、なんか宗教の人だった。ズル～（コケる音）。軽く落胆。なんかの宗教の誰かの生誕のお祝いの行事だってさ。私だってついこないだ生誕の日でしたがね。少なくともその人の生誕の日よりは自分の生誕のほうがまあ重要だね。それに私にとっての一番近い重要な行事はとりあえず３０日『ブラウンノーズと加藤千晶』ですから。

しかし、その話しかけ方ってどうなの？断りながらちょっと笑ってしまった。そういう類の訪問勧誘の人たちって大体そうだけど、断られるから最初から所属団体や要点を言わないイヤラシい話し方。それ聞いて『ほお、それは重要ですね。ぜひうちも』って応える人がどれだけいるんだろうね？まあ、それ聞いて『町内花見大会のお知らせ』かと思っちゃう私のようなアホな人がいるくらいだからあながちゼロでもないんだろうね？

[link:822] 2007年03月30日(金) 00:50