忘れ物はないね?:2006-07-26

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2006年07月26日(水)

さて、25日。テリーが来日したので、会いに行きちょっとおしゃべり。でもこの日夜は栗コーダーカルテットのレコ発にお招きいただいていたので、あんまり時間がないよ、というと『じゃあオレも行ってみようかな。』ということになり一緒に渋谷へ行く。急遽そういうことになったので、川口さんにも誰にもテリーも行くって連絡できず。でも楽しかった。
栗コーダーは今回はいつものリコーダーに加えて、『ウクレレが主役』なアルバムのレコ発らしく、ウクレレ率が高いショウだったのだけど、ウクレレでもやっぱり栗コーダー全開だった。どう言ったらいいんだろう、この『全体的にはとてもなごんでいるのに、随所に攻めを感じる』のは?それは本当にすばらしいことだなあとつくづく思った。私なんかと同じにしたら恐れ多いけど、私も人からよく『なごむ』と言われるし、そう言われるのはぜんぜんイヤでもないけど、自分では自分が人を『なごませている』気はまったくない。栗コーダーを聴いていてもやっぱり決して『なごみ系』とかそういうんじゃぜんぜんないなあと改めて思いました。あの高度な緻密さと高度な緩和のとんでもなく絶妙なバランスは絶対に他のバンドではできないと思う。
など、いつも栗コーダーのライヴは勉強になりますが、今回もさらに学びました。でもそういうこと以前に、とても楽しかった。
ありがとうございましたー。
そしてテリーが帰った後、打ち上げに参加。空きっ腹についアルコールを流し込んでしまい、ワイン1cmしか飲んでないのに突然『パチッ』って酔スイッチが入ってしまって、壊れた。といってもすごい静かに酔っぱらうので、顔が真っ赤になって、自分が、人が、遠〜〜〜〜くなって、反応が遅くなる。そして今話してる話の内容がぜんぜん頭に入らない。といった程度です。自分ではただボンヤリしてるような気がするのだけど、それが端からどういう具合に見えているのかはよくわからない。それで、今、人の言った同じことをワンテンポ遅れてそっくり繰り返したり、子分のように語尾を繰り返したりしてしまって、それが自分でも変で、『あれ、私今おんなじことを繰り返したなあ』と思ったりしている。やっぱりちょっと変な人だったかもしれない。1cmで。
でもちゃんと何を話したかは覚えているし、精神的にはすごく普通だったので、大して酔っぱらったという印象は自分ではないのです。


[link:687] 2006年07月30日(日) 02:57

2003年6月16日までの日記


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