忘れ物はないね?:2005-12-01

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2005年12月01日(木)

あっれー。もう師走です。
あさっての田所くんとのデュオのために一人でリハ。
そのあとの15日、16日、16日の夜中の準備、など。
帰りに本屋をひやかしたら『バカ世界地図』という本が平積みになってた。いろんな人に白地図をわたしてとりあえず自分の思い込んでる国名を書き込んで世界地図を作ってもらい、さらにそれを見た色々な人々が発した『ハワイはもっと大きい』だの『アラスカはアメリカに面しているはず』だの『ここから上はツンドラ(国名ではない)』だのと国名、旧跡名、気候、イメージ全部ごちゃまぜの主張をとりまとめて世界地図を作ってみた、というほんっとにバカバカしい本です。ほんとにバカバカしいんだけど、とりあえずその強い思い込みに拍手。とはいえ、世界地図はおろか日本地図もまったく頭に入ってない私にはバカにする資格ナシ。それにやっぱりいた『北極は寒く、南極はだから暑い』というヒト。いるいる。私も鹿児島へ旅行した時、本土最南端の佐多岬行ったんだけど、『最南端だから3月はじめだけど、きっとTシャツ1枚ぐらい大丈夫だよね』とペラペラの服で行って、寒風吹きすさぶ岬で泣いたもん。まるでオホーツクみたいな波の高さだったし。
本自体の印象は、私の好みでいうとちょっと鼻につく感じもしてやや読み飛ばしつつ、というのもあったけど、こういう人々の存在が明らかになることで、なんとなく安堵。
いやいや、まだまだたっくさんいますって。こういうひと。

[link:565] 2005年12月03日(土) 00:01

2003年6月16日までの日記


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