忘れ物はないね?:2005-11-23

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2005年11月23日(水)

早くも来週末には円盤で田所くんとのデュオ。
この2人組、どうするっていうんでしょう?ヘンなふたりです。
ヘンなふたりならではのイカしたライヴをめざします。

この前、ギターケースにギターじゃない別の荷物だけを入れて持ち歩いていた人がいた。身近に。まあその人は来る途中でギターケースを買って、便宜上そういう格好になったのだけど、すごく笑った。考えてみればギターケースにギターを入れなくちゃいけない、という決まりはないんだし、たくさんの荷物もギターケースならどんどん入っちゃうし、まったくミュージシャンじゃない人だってギターケースに荷物を入れて旅行に行ったってぜんぜんいいわけだしさ。いいなー、と思ってそれやりたくなってしまった。お正月にギターケース一個だけ持って温泉行って。部屋でガサゴソパジャマとか出したりして。帰りは干物とか野沢菜とか温泉まんじゅうとか買ったら、それもギターケースにしまって。ネックの部分のちょっと細いところには、ちゃんとお土産で買った白羽の矢とか(買ったことないけど)入れたりして。
そうやって考えるとあの図面を丸めて入れる筒状のプラスティックのを背負ってる人全部が全部デザイン関係の人じゃないわけか。ひょっとしたらパスタとか入れてるかもしれないし。
そういえば、まったく関係ないけど、私も高校の時、文化祭で、枠のみでできてる直方体(高さが1mぐらいで太さはちょうど両手で抱きかかえられるぐらい)を自転車で運ばなくちゃいけなくて、側面がないからおんぶしたら体が枠におさまっちゃって、横から手を出してハンドルを持たなきゃいけなくなって、つまり直方体の枠を着た状態(しかも制服。)で自転車に乗ってったことがあったのを思い出した。その直方体の枠はわりと真剣な用途だったはずだけど、それを見るたびにそれを着て運んだことを思い出して笑えてきたんだった。

[link:560] 2005年11月26日(土) 23:20

2003年6月16日までの日記


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