忘れ物はないね?:2005-11-08

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2005年11月08日(火)

高岡大祐+関島岳郎テューバデュオを観に市川へ。
『りぶる』という古いジャズバーは料理も充実してて、メニューにのってるパスタやカレーやピザ数種の他にもダチョウのステーキとかカラスミとかアフリカのパンとかジンギスカンとか、それはもう色々と壁に書いてあった。私はスパニッシュエッグ、というのを注文。てっきりスパニッシュオムレツかと思っていたら全くちがうものが。目玉焼きにホワイトアスパラとマッシュルームが乗っかったものにトマトソース。という不思議なものでした。
想像とはちがったけどおいしかった。
さてテューバデュオ、面白かったです。テューバの音色をこんなにじっくり味わったのははじめてだった。楽器や吹く人によって音色が違うのは当たり前なんだけど、ほんとにその違いがよくわかった。関島さんの音は前後に広い感じ、高岡さんの音は左右に広く端にフリンジがついている感じ。それを基本にして、お二方のそれぞれの場面でそれをオブラートに包んでみたり暖簾の向こうに置いてみたり、皮を一枚むいて出してみたり、という多様な表情が見られました。
しかし関島さんは変人です(もちろんホメ言葉)。あの曲、あの空気感、あの間、一体何なんでしょう。


[link:548] 2005年11月09日(水) 23:37

2003年6月16日までの日記


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