忘れ物はないね?:2005-10-26

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2005年10月26日(水)

ラジオの収録に行った。
FM COCOLO という関西のラジオで、EXCITE3というバンドの人がやっている番組の10分ぐらいのゲストコーナーに呼んでいただきました。
EXCITE3というバンドはなんと、70年代ハードロック風のインストバンド(?)で、番組のパーソナリティでメンバーの満園庄太郎さんはB’zのサポートとかもやっちゃってるような方で、そんな番組によりにもよって『へっぽこ小ネタ若年寄(?)』の私が呼んでいただけるとは夢にも思いませんでしたので、これはめったにないチャンス、とばかりに二つ返事で出かけていきました。
が、行く道すがら、ひょっとして私はあまりにも場違いなんじゃ?と徐々に思い始め、打ち合わせの部屋では『名刺を持ち合わせておりませんで......』というのを『モーシをメシあわせて......』などと言ってしまう始末。冷や酒の一杯でもひっかけてくれば、思ったりもしました。が、お会いしてみればひとえに満園さんのお人柄で万事O.K.で、お互い愛知県出身ということと奇遇にも同い年ということもあり、打ち合わせではローカルな話題でひとしきり盛り上がりました。現在に至るまでの『好きな音楽歴』については、おそらく共通点がないと瞬時に判断が下ったのか、話題は愛知万博、そして、ほぼ高校時代限定の『聴いていた音楽』のことに。しかし不思議なことに、それなりにこの界隈で活動していると、ひょんなところでひょんな人や事との接点も見つかるもので、やっぱり音楽はジャンルじゃないんだなあ(当たり前か)と改めて思いました。話が盛り上がらなかった時のためにと思って大量に持っていったマイフェイバリットCDsも使わずに無事終わることができ、ほっと胸をなでおろしました。そもそもやっぱりあのジャンル分けって便利は便利だけど、変なものですね。そりゃまあEXCITE3と加藤千晶の音楽をそれぞれ説明するのに大体のジャンル分けがなかったらそれはそれで大変だとは思いますけど。
On Air は12月中旬らしいです。
関西でしか聴けないようですが、私の妙なトークをぜひ聞いてみてください。

[link:540] 2005年10月27日(木) 23:13

2003年6月16日までの日記


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