忘れ物はないね?:2005-03-16

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2005年03月16日(水)

ぽっかり時間ができて、流山児事務所の天野天街演出『夢の肉弾三勇士』を観に行く。この作品は33年前の1972年、いわゆるアングラ全盛の頃に上演されたものを再構成して舞台にのってたものだという。私は80年代後半の高校生の頃、アングラ演劇の後期のものをテントや小さい小屋でたくさん観たが、このお芝居は、その独特な気配を天野さんが巧みに料理しているのがよかった。どうしても目がいってしまう魅力的な役者さんも何人かいた。しかしなんか照れてしまう。

終了後、近くのラーメン屋さんに入る。早稲田近辺のお店はさすがに学生でにぎわっている。その後お茶飲みに入ったモスバーガーでも隣のテーブルで学生が台本の確認をしあっていた。さすが早稲田。演劇人口が高い。

[link:406] 2005年03月18日(金) 04:07

2003年6月16日までの日記


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