忘れ物はないね?:2004-09-26

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2004年09月26日(日)

実は次回のゆわかしと口ぶえvol.10で、ちょっとした記念企画としてこれまでのゆわくちを振り返る小冊子を作ることになった。そこで、いろいろ協力してくれている人々と共に、とにかく過去を思い出す作業を始めた。しかし、私は全くと言っていいほど過去を振り返らない性質ので、そもそも「記録に残す」ということについて恐ろしいほど執着がないようだ(うすうすそうかなあとは思っていたが)。なので残る資料もバラバラであったりなかったり。あっても途中で切れていたりしてなかなかヒドい。そういう人間がいざ歴史を振り返ろうとするとどういうことになるのか。それは単に屋探しの作業だ。記憶なんてとっくにない(断片的に、歴史上どうでもいいことはよく覚えている)ので、なにか物的資料に頼らなければどうしようもないが、それもない。イラストとかチラシの絵とかもなんかのチラシの裏になぐり描きしたやつが本チャンになってたり、しかも紙もちゃんとまっすぐにして描いてなかったり、まったく人間失格だ。しかし、そういう作業をとりあえず今している。で、そのうちそれが形になってみなさんのお手元に届く日がきっと来ると思うので、こっそり応援をしていてください。そしてゆわくち最終回の日にはまた新しいお知らせをお届けできると思います。

[link:293] 2004年09月26日(日) 19:40

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?