忘れ物はないね?:2004-05-24

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2004年05月24日(月)

きのう筆おろしが素晴らしかったと書いた後、やっとネットで調べて、彼女たちの正体などを知る。素直に『スゴイ!』と思った気持ちを書こうと思って、日記を書く前に調べるのはやめてたん。で、やっと見てみたら、なるほどそういう人たちだったか!また機会があったら観にいこう。

いとこの結婚式で『ベイク・ド・アラスカ』という名古屋弁のようなお菓子ショーっていうか、そういうものを観た。
スポットライトで追われながら『パティシェの登場です!』とパティシェがワゴンを押して出て来て、『只今よりベイク・ド・アラスカをご覧にいれます。』と言う。
ワゴンの上には『アラスカの氷山をイメージした』という四角い白いものがのっている。なんでもバニラアイスの外側をメレンゲで固めたものだそうで、それに高級ブランデーをふりかけて火をつける。白い氷山はブワ〜ッと青い火で包まれて、拍手喝采。という演出だった。まさに『ベイク・ド・アラスカ』だ。会場が真っ暗になり、燃え上がるアイスクリームが浮き上がるのだが、ちょっと失敗して下にこぼれたブランデーにも火がつき、パティシェのエプロンにいつか燃え移りゃしないかとヒヤヒヤした。照明がつくと、白いケーキの表面がかなり真っ黒になっていた。それを切り分けてもらい食べてみたら、普通のバニラアイスにブランデーをかけた味だった。ベイク・ド・アラスカ...。シンプルかつ大胆なスイーツだ。

[link:222] 2004年05月25日(火) 19:06

2003年6月16日までの日記


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