忘れ物はないね?:2003-12-10

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2003年12月10日(水)てぶくろ

ここんとこすごく寒くなって、コートもマフラーも毛糸のパンツも手袋も全部必要なんだけど、都合の悪いことに手袋が去年までで穴あきになってしまって、それきりまだ買っていないのだった。ライブまでに買っておかないと、待ち時間に手がかじかんで大変なので、なんかいいのを手に入れないとなあ。今までの手袋の中で、もう穴があいてしまって実際にははめてないけど、大好きで捨てずにとってあるのは灰色の犬の顔のミトンである。普通ミトンといえば親指とその他全部の指、という部屋が二つにわかれているやつだけど、それは親指、小指、その他の指、という具合に部屋が三つにわかれていて、はめ心地は変てこだ。でも「真ん中のその他の指三本の部屋」が顔で「親指」と「小指」が耳になっていて、垂れ耳の犬の顔になっているのだ。もうかれこれ10年以上ぐらい前にどっかのどっかで買ったやつだと思うが、どうしても捨てられなくて、ずっととってある。それが無性にはめたくなる時もあるしなあ。

[link:120] 2003年12月11日(木) 23:44

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?