忘れ物はないね?:2003-07-06

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2003年07月06日(日)下町

さて、私は以前大田区に住んでおりましたが、その頃は
スーパーで、郵便局で、クリーニング屋さんで、人に話しかけられたり、やさしくされたり、ということがそんなにない日々を送っておりました。
が、いわゆる東京の下町、といわれるあたりに引越した今、
町のあらゆるところで人に話しかけられたり、親切にされたりしているのでありました。
きのうも郵便局で、おおきなゆうぱっく抱えて順番を待っていましたら、ちょっと怪し気なおじさんがすいーと寄って来ていきなり肩をたたくものだから、びくっ!となったんですが、『重いだろう、ここ(椅子)に置きなさいよ』。クリーニング屋さんではおしゃべりなおばちゃんが、私の先に並んでいたにもかかわらず、『あたし多いからこの人先にやってあげて』。
まあたまに短気な人とかいたり、スーパーで知らないおばちゃんにかぼちゃのレクチャーを受けたり、豆腐について質問攻めにあったり、ということもありますが、親切な目にあうというのはうれしいものなので、自分でも人に親切にしよう、という気になります。

[link:14] 2003年07月06日(日) 23:41

2003年6月16日までの日記


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